サイハンナーダスノー?
モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツアーオペレーター兼業遊牧民です。

無事にモンゴル国最大の民族の祭典「ナーダム」も終わりました。
なんとなく街も平常運転に戻りつつある、そんな7月中旬。

モンゴル語の諺に「ナーダムが過ぎれば秋」っていうのがあるのですが・・・
これって、いわゆる「お盆」としてのご先祖様をお祀りする「オボー祭り」の後のことだと思うんですよね。

いくらなんでも7月半ばで秋って、そりゃないよ。

と思ってたのですが・・・

今年はやたらと雨が多く、涼しい日が続いています。

そして、今日も涼しいです。

日中はじりじりと焦げパンになるくらいの熱い日差しにやられてる私ですが、それにしても、7月半ばで毎朝、ユニクロのプレミアムダウンジャケットのお世話になるっていうのはあまりにも想定外です。

たまにね、こういう年あるんですよね。

といいつつ!

うちの夏営地は、どうもおしめり足りない!
雨の多い夏の次の冬はゾドになる、と言われます。

この前の2012-13年の冬もモンゴル国の8割ぐらいがゾドで7割ぐらいが深刻な大雪などによる家畜被害がありました。
そして、4月末くらいでも、東部で大雪によるライフライン断絶で緊急支援が必要になったりしつつ、やっとこさ越冬したっていうのに、次も厳しいのって・・・。

いろんな意味で、家畜や遊牧民と共に生きるって大変だなぁと思う今日この頃。

今いる委託遊牧民のバチカさん夫婦、奥さんが9月からは「もうやらない」と言い出して、早くもピンチです。バチカさんは「ご飯作って、放牧から帰ってきたときにゲルがあったかい状態でお茶が飲めて、牛の乳搾りをしてくれる人がいてくれるなら、自分は続けてもよい」と言っているけれど、どうなっちゃうのかなぁ・・・。

とか。

まだ7月なのに、早くも冬のことを考えてちょっぴり憂鬱、そんな連休明けの火曜日です。

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