モンゴルだるま@モンゴル語通訳・翻訳・よろず手配屋兼業遊牧民です。
日中も0℃前後、夜中の最低気温は-10°C以下が続くようになり、草原の我が家もいよいよ本格的に越冬体制に入ることになりました。
1週間前からの「馬がいなくなった騒動」のせいで今週中に冬営地にお引越しのはずが、トラックの修理や馬の捜索活動のせいでのびのびになっていました。
結局、何やってたの?という感じで、「4日間でできる」と言われていた家畜小屋の建設も中途半端、燃料用の薪の確保の話なんか8月中旬の段階で私からお金受け取ってるのに、それもまだ、ということで、トラックの修理も終わってないのに「トラック返せ」と。
さすがに死活問題となるので、意地悪するわけにもいかず、イヤミのひとつも言ってやりたいけれど、また理不尽な逆ギレで「馬泥棒にあった」とかマッチポンプな騒動を起こされても疲れるので、トラック修理全然終わっていないけれど、「貸し出す」ことにしました。
「返すんじゃないわよ、貸すのよ」とここんところは、はっきり言っときました。
結局、未だ、馬行方不明騒動の顛末についての説明も今後の対策や反省なども一切連絡なし。
正直、不安というか不信感ですごく不愉快な気分。
とはいえ、結局10月も11月もギリギリまで仕事で埋まってしまったので、あーだこーだと私が率先して動くとかしゃしゃり出るわけにもいかないから、ただただ馬や牛や羊やヤギの無事を祈るのみ。
うちの牧場で乗馬したり、お泊りになっていただいた方々にとっては、ちょっとびっくりな話でしょ?
私もびっくりです。
ここんところ、なんか、うちの委託牧民夫婦周りで家庭不和による騒動があちこちで勃発しており、そのあおりをくらって、ちょっと我が家にも火の粉がかぶっている感じになっていて・・・
シーズン中は、それなりにお客様もいらっしゃって、刺激がいっぱい、仕事も山積みで、あれやらこれやらやるので精一杯で活気もあったし、朗らかだったんだけど。
ハイシーズンが終わり、子供たちの学校が始まり、私たちの生活もウランバートル中心になってきて、、、となったあたりで、(でも、その前からちょっとずつくすぶってはいた。でも愚痴をいう相手がいるっていうのは結構、気が紛れてするーっとできてたんだと思う)なんだかとんでもない決定的なことが重なり、大喧嘩勃発!
私もガナーくん始め、結構いろんなモンゴル人とバトルな感じになってしまうことがあるのですが、原因ってわりと単純というか、ちょっとお互いに「ごめんね」って謝って、許しあえばけろって仲直りできちゃうようなものも多いんだよね。
でも、モンゴル人って多分、タフな大陸での生活ゆえか「自分が悪い」と非を認めて「謝罪する」というのがとても苦手。
ささいなことでも自分の過失を認めると「首を取られる」とでも思っているみたいに頑なです。
で、こういう頑なになっているときに正論で責め立てても、逆効果。
火に油を注ぐというか、雨降って土砂崩れという、さらなる悪状況スパイラルを生み出すだけ。
私は一人暮らしなので、こういう剣呑な状況になったら、「一人でいる」という冷却状態を持てるけれど、一緒に暮らしてる「家族」だとそうはいかない。おまけに姑さんとかが近くにいると、やいのやいのとうるさいし、外野の意見が余計な燃料になって炎上したりする。
とりあえず、これから長くて厳しい冬が始まるので、なんとか「火消し」して欲しい。
そんな気持ちで私はあえて口を挟まず、応援にもいかず、事態を見守ろうと思っています。
兼業遊牧、というライフスタイルで都会での社会貢献と草原でのチャレンジを実践できているのも、委託遊牧民という存在のおかげ。
責めることなく、でも、きちんと管理して越冬しなくちゃ。
物理的な引越しだけでなく、ちゃんと家族内のゴタゴタとかを整理して、心機一転でスッキリ新しい気持ちで新しい場所で暮らして欲しいと願っています。
私も一応、遊牧民の怠慢や故意・過失で馬を失うなんてストレスは嫌なので、いくつかの「対策」の布石はうっています。
まずは冬営地への引越しが完了したところで、トラックを引き取り、ちゃんと話し合おうと思います。
それまでに自分たちの無責任さに対する反省と今後の改善策を考えていてくれてるといいんだけどなぁ。

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日中も0℃前後、夜中の最低気温は-10°C以下が続くようになり、草原の我が家もいよいよ本格的に越冬体制に入ることになりました。
1週間前からの「馬がいなくなった騒動」のせいで今週中に冬営地にお引越しのはずが、トラックの修理や馬の捜索活動のせいでのびのびになっていました。
結局、何やってたの?という感じで、「4日間でできる」と言われていた家畜小屋の建設も中途半端、燃料用の薪の確保の話なんか8月中旬の段階で私からお金受け取ってるのに、それもまだ、ということで、トラックの修理も終わってないのに「トラック返せ」と。
さすがに死活問題となるので、意地悪するわけにもいかず、イヤミのひとつも言ってやりたいけれど、また理不尽な逆ギレで「馬泥棒にあった」とかマッチポンプな騒動を起こされても疲れるので、トラック修理全然終わっていないけれど、「貸し出す」ことにしました。
「返すんじゃないわよ、貸すのよ」とここんところは、はっきり言っときました。
結局、未だ、馬行方不明騒動の顛末についての説明も今後の対策や反省なども一切連絡なし。
正直、不安というか不信感ですごく不愉快な気分。
とはいえ、結局10月も11月もギリギリまで仕事で埋まってしまったので、あーだこーだと私が率先して動くとかしゃしゃり出るわけにもいかないから、ただただ馬や牛や羊やヤギの無事を祈るのみ。
うちの牧場で乗馬したり、お泊りになっていただいた方々にとっては、ちょっとびっくりな話でしょ?
私もびっくりです。
ここんところ、なんか、うちの委託牧民夫婦周りで家庭不和による騒動があちこちで勃発しており、そのあおりをくらって、ちょっと我が家にも火の粉がかぶっている感じになっていて・・・
シーズン中は、それなりにお客様もいらっしゃって、刺激がいっぱい、仕事も山積みで、あれやらこれやらやるので精一杯で活気もあったし、朗らかだったんだけど。
ハイシーズンが終わり、子供たちの学校が始まり、私たちの生活もウランバートル中心になってきて、、、となったあたりで、(でも、その前からちょっとずつくすぶってはいた。でも愚痴をいう相手がいるっていうのは結構、気が紛れてするーっとできてたんだと思う)なんだかとんでもない決定的なことが重なり、大喧嘩勃発!
私もガナーくん始め、結構いろんなモンゴル人とバトルな感じになってしまうことがあるのですが、原因ってわりと単純というか、ちょっとお互いに「ごめんね」って謝って、許しあえばけろって仲直りできちゃうようなものも多いんだよね。
でも、モンゴル人って多分、タフな大陸での生活ゆえか「自分が悪い」と非を認めて「謝罪する」というのがとても苦手。
ささいなことでも自分の過失を認めると「首を取られる」とでも思っているみたいに頑なです。
で、こういう頑なになっているときに正論で責め立てても、逆効果。
火に油を注ぐというか、雨降って土砂崩れという、さらなる悪状況スパイラルを生み出すだけ。
私は一人暮らしなので、こういう剣呑な状況になったら、「一人でいる」という冷却状態を持てるけれど、一緒に暮らしてる「家族」だとそうはいかない。おまけに姑さんとかが近くにいると、やいのやいのとうるさいし、外野の意見が余計な燃料になって炎上したりする。
とりあえず、これから長くて厳しい冬が始まるので、なんとか「火消し」して欲しい。
そんな気持ちで私はあえて口を挟まず、応援にもいかず、事態を見守ろうと思っています。
兼業遊牧、というライフスタイルで都会での社会貢献と草原でのチャレンジを実践できているのも、委託遊牧民という存在のおかげ。
責めることなく、でも、きちんと管理して越冬しなくちゃ。
物理的な引越しだけでなく、ちゃんと家族内のゴタゴタとかを整理して、心機一転でスッキリ新しい気持ちで新しい場所で暮らして欲しいと願っています。
私も一応、遊牧民の怠慢や故意・過失で馬を失うなんてストレスは嫌なので、いくつかの「対策」の布石はうっています。
まずは冬営地への引越しが完了したところで、トラックを引き取り、ちゃんと話し合おうと思います。
それまでに自分たちの無責任さに対する反省と今後の改善策を考えていてくれてるといいんだけどなぁ。

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