モンゴルだるま@モンゴル語通訳・翻訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
今日は私が1992年から1994年までモンゴル政府奨学金留学生としてお世話になっていたモンゴル国立大学の創立70周年記念イベントがありました。
社会主義時代は大学生というのは「プロの学び屋さん」ということで国家公務員並の奨学金をもらって勉強するエリート中のエリート。
その中でもモンゴル国立大学はモンゴル最大の総合大学として誉れが高かったのでした。(今でもわりと人気あるはず)
民主化・市場経済化以降、モンゴルで高等教育ビジネスは「儲かる」ということで、ものすごい数の大学・短期大学が設立されました。
278万人ちょっとの国民のうち、17万人あまりもの大学生がいるという、、、
学歴主義もすさまじく、学士号もひとつやふたつは当たり前、修士号やら博士号を持ってる人がとにかくいっぱいいらっしゃるわけで、、、。
すごいなー・・・。
でも、学歴はご立派なのですが、私が留学生だった頃の学生さんの意識に比べると・・・ちょっぴりお粗末な気もします。
週一ながらエコツーリズム普及活動の一環として、モンゴル国立大学地理・地質学部の観光学科エコツーリズム専攻の3年生に去年に引き続き、エコツーリズムをボランティアで教えています。
15名ほどの学生さんは去年2年生だったので、そのまま持ち上がりで顔見知りなんだけど、授業中は反応がとってもいいし、質問も意見も積極的なんだけど、宿題を全然やってこない子が大半。プレゼンテーションがインターネットでどっかからダウンロードしたものをそのまま使ってたり、全然、自分の意見とか工夫とかが見られない。
授業のカリキュラム自体はそれほど厳しいスケジュールではないので、これはちょっぴり不思議。
でもそんなものかな、大学生なんて。
私は大学2年の後期ぐらいから英語ー日本語とかモンゴル語ー日本語とかモンゴル語ー英語などの通訳のお仕事を始めていたせいで、授業の出席率が悪かったので、宿題とかレポート提出や試験の点数などが進級できるかどうかの重要ポイントだったんだけど。
大学を出たはいいけど就職先がない、っていう学生も当然たくさん出てしまうので、そんな状況からもキャリアアップのための大学入り直し、というのが流行してるんだと思います。
でも、モンゴル国立大学の歴代卒業生が集うとやっぱり壮観。
社会主義時代のエリート中のエリートはモスクワ大学とかレニングラード大学といった旧ソ連の大学に留学するという風潮があり、今はそれが日本とかアメリカやドイツ、オーストラリアなどにとってかわっただけで、相変わらず留学至上主義なモンゴルだけど、モンゴル国立大学というのは、地方出身の青少年にとっては、大きなチャンスであることは変わっていません。
これからしばらくは、モンゴル国立大学もいろいろ記念行事があるようです。
モンゴル国で一番古い歴史を持つ老舗名門大学としての誇りを持って、がんばって学問に励んで、人間的にも精神的な豊かさや理性・論理的な思考回路を身につけて、御国の発展に貢献していただきたいなぁ、なんて気持ちになりました。

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今日は私が1992年から1994年までモンゴル政府奨学金留学生としてお世話になっていたモンゴル国立大学の創立70周年記念イベントがありました。
社会主義時代は大学生というのは「プロの学び屋さん」ということで国家公務員並の奨学金をもらって勉強するエリート中のエリート。
その中でもモンゴル国立大学はモンゴル最大の総合大学として誉れが高かったのでした。(今でもわりと人気あるはず)
民主化・市場経済化以降、モンゴルで高等教育ビジネスは「儲かる」ということで、ものすごい数の大学・短期大学が設立されました。
278万人ちょっとの国民のうち、17万人あまりもの大学生がいるという、、、
学歴主義もすさまじく、学士号もひとつやふたつは当たり前、修士号やら博士号を持ってる人がとにかくいっぱいいらっしゃるわけで、、、。
すごいなー・・・。
でも、学歴はご立派なのですが、私が留学生だった頃の学生さんの意識に比べると・・・ちょっぴりお粗末な気もします。
週一ながらエコツーリズム普及活動の一環として、モンゴル国立大学地理・地質学部の観光学科エコツーリズム専攻の3年生に去年に引き続き、エコツーリズムをボランティアで教えています。
15名ほどの学生さんは去年2年生だったので、そのまま持ち上がりで顔見知りなんだけど、授業中は反応がとってもいいし、質問も意見も積極的なんだけど、宿題を全然やってこない子が大半。プレゼンテーションがインターネットでどっかからダウンロードしたものをそのまま使ってたり、全然、自分の意見とか工夫とかが見られない。
授業のカリキュラム自体はそれほど厳しいスケジュールではないので、これはちょっぴり不思議。
でもそんなものかな、大学生なんて。
私は大学2年の後期ぐらいから英語ー日本語とかモンゴル語ー日本語とかモンゴル語ー英語などの通訳のお仕事を始めていたせいで、授業の出席率が悪かったので、宿題とかレポート提出や試験の点数などが進級できるかどうかの重要ポイントだったんだけど。
大学を出たはいいけど就職先がない、っていう学生も当然たくさん出てしまうので、そんな状況からもキャリアアップのための大学入り直し、というのが流行してるんだと思います。
でも、モンゴル国立大学の歴代卒業生が集うとやっぱり壮観。
社会主義時代のエリート中のエリートはモスクワ大学とかレニングラード大学といった旧ソ連の大学に留学するという風潮があり、今はそれが日本とかアメリカやドイツ、オーストラリアなどにとってかわっただけで、相変わらず留学至上主義なモンゴルだけど、モンゴル国立大学というのは、地方出身の青少年にとっては、大きなチャンスであることは変わっていません。
これからしばらくは、モンゴル国立大学もいろいろ記念行事があるようです。
モンゴル国で一番古い歴史を持つ老舗名門大学としての誇りを持って、がんばって学問に励んで、人間的にも精神的な豊かさや理性・論理的な思考回路を身につけて、御国の発展に貢献していただきたいなぁ、なんて気持ちになりました。

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