モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
最近、草原暮らしに慣れきっちゃって、浮世の世事にとんと疎くなっております。
7月から9月の第三期分の新聞雑誌の定期購読を申し込みし忘れたことも原因だったりするのですが・・・
今週はウランバートルでお仕事三昧になるため、フェイスブックとかネットニュースのモンゴル語版やテレビのニュースのチェックなどもしているわけです。
んでもって、驚いたー(((゜Д゜;)))
2012年6月28日(木曜日)のモンゴル国会議員総選挙の結果を受けて、第一党となった民主党党首アルタンホヤグ氏が内閣総理大臣となった新政府の省庁新体制が昨日発表されました。
まさに新体制。
民主党が第一党になると、毎回、なんか「抜本的な改革」と称した省庁改変がなされて混乱するわけですが、今回もまた超混乱しそうだorz
ざっと一覧ご紹介です。
全部で16省庁となりました。
1. Байгаль орчин, ногоон хөгжлийн яам 自然環境・グリーン開発省
2. Гадаад харилцааны яам 外務省
3. Сангийн яам 財務省
4. Хууль зүйн яам 法務省
5. Барилга, хот байгуулалтын яам 建設・都市計画省
6. Батлан хамгаалах яам 防衛省
7. Боловсрол, шинжлэх ухааны яам 教育・科学省
8. Зам тээврийн яам 道路交通省
9. Соёл, спорт, аялал жуулчлалын яам 文化・スポーツ・観光省
10. Уул уурхайн яам 鉱業省
11. Үйлдвэр, Хөдөө аж ахуйн яам 工業・農業省
12. Хөдөлмөрийн яам 労働省
13. Хүн амын хөгжил, нийгмийн хамгааллын яам人口開発・社会安全保障省
14. Эдийн засгийн хөгжлийн яам 経済開発省
15. Эрчим хүчний яам エネルギー省
16. Эрүүл мэндийн яам 厚生省
えっと私がわかっているだけでも、私が関わる日本モンゴル協力事業関連でもぜーったい大きな影響が出て、担当者が変わって混乱しそうなものがいっぱいで、頭クラクラです。
まず1の環境グリーン開発省。(緑の発展・・・あぁ、グリーンとしか訳しようがないようね。直訳したらカッコ悪すぎて(あ、別にドイツとかの「緑の党」がカッコ悪いとか全然思ってませんよ。「緑の党」は語呂もいいし政策的にも好きだもん)
もう既に6回の会合を終え、今年の秋には7回目の会合が予定されている日モ環境政策対話のお相手はおそらく1の「自然環境グリーン開発省」となることでしょう。
でも自然環境観光省ってことで話を進めてきて、観光局や国立観光センターとの連携関係みたいなのもなんとなくできつつあった、この段階で、またバラバラにされて、観光局側の人たちがいなくなるってのは、痛い気がします。
5と8もバラバラにされちゃいましたね。
でも道路建設や橋建設、地下鉄・鉄道等の問題って、思いっきり建設部門の話にもかかってきちゃうから、ここを切り離されちゃうと、鉄道プロジェクトとか道路建設とか地下鉄関連とか空港建設とかのお話もかなりゴチャゴチャになっちゃって、許可申請手続き等がむちゃくちゃ複雑になっちゃいそうだ。
7と9については、今まで科学文化教育省(日本の文科省に対応してた)だったものが、文化とスポーツと観光っていうくくりと、科学教育というくくりでバラバラにされたり、ドッキングされたわけですが、これもまた・・・よくわからん。
科学と文化と教育が一緒ってわかりやすかったんだけどなぁ。つまりは人文系の学問も理系学問も、またその分野の専門家である研究者を育てたり、あるいは研究者が教育者として学習者に教えるってことで、研究者や教育者がひとつにまとまってるってスッキリする感じしません?
スポーツと文化と観光をくっつけるっていうのがなぁ・・・
歴史探訪とか伝統文化芸能鑑賞ツアーとか、登山やカヤック、乗馬・サイクリングなんかをスポーツレクリエーションとして捉えてツアーとしてもカバーするとか?
スポーツ選手や文化芸能の人たちの国際交流がツアーと捉えられるってか?
よくわからん・・・という感じです。
10と15も鉱山開発エネルギー省がバラバラにされちゃったわけですが、これもまた利権が絡んでるっぽくてねぇ。
鉱山っつっても主に目玉になってるのが、ウランとコークス炭鉱だから、結局、エネルギー分野と思いっきりオーバーラップしてるわけなのだが?
14の経済開発省はニューフェース。今まで、経済産業分野に特化した省はなかったのですが、ここが経済・貿易・投資関係などを一括することになるのかしらん?
なんというか、今回もまた民主党の皆様が仲良く「大臣職」という美味しい役職を山分けするために行われた省庁改変な気がしてしまう。
別に民主党が嫌なわけでは全然ないんだけど、こうまで露骨に大臣利権への欲望が反映された政府構成にされちゃうと、馴染むまで、結構大変そうです。
本日14日に組閣のための検討会議がなされているそうです。
はてさて、どんな内閣になるのか・・・
自分的には、やっぱり自分はノンポリを貫き、ぼーっとしつつも経済動向は一応キャッチアップしながら、どんな政財界からの風が吹こうともびくともしない、自活できる経済基盤を作りたいなぁ・・・そのためにも草原ライフは重要になってくるなあと思ったりもするのでした。

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最近、草原暮らしに慣れきっちゃって、浮世の世事にとんと疎くなっております。
7月から9月の第三期分の新聞雑誌の定期購読を申し込みし忘れたことも原因だったりするのですが・・・
今週はウランバートルでお仕事三昧になるため、フェイスブックとかネットニュースのモンゴル語版やテレビのニュースのチェックなどもしているわけです。
んでもって、驚いたー(((゜Д゜;)))
2012年6月28日(木曜日)のモンゴル国会議員総選挙の結果を受けて、第一党となった民主党党首アルタンホヤグ氏が内閣総理大臣となった新政府の省庁新体制が昨日発表されました。
まさに新体制。
民主党が第一党になると、毎回、なんか「抜本的な改革」と称した省庁改変がなされて混乱するわけですが、今回もまた超混乱しそうだorz
ざっと一覧ご紹介です。
全部で16省庁となりました。
1. Байгаль орчин, ногоон хөгжлийн яам 自然環境・グリーン開発省
2. Гадаад харилцааны яам 外務省
3. Сангийн яам 財務省
4. Хууль зүйн яам 法務省
5. Барилга, хот байгуулалтын яам 建設・都市計画省
6. Батлан хамгаалах яам 防衛省
7. Боловсрол, шинжлэх ухааны яам 教育・科学省
8. Зам тээврийн яам 道路交通省
9. Соёл, спорт, аялал жуулчлалын яам 文化・スポーツ・観光省
10. Уул уурхайн яам 鉱業省
11. Үйлдвэр, Хөдөө аж ахуйн яам 工業・農業省
12. Хөдөлмөрийн яам 労働省
13. Хүн амын хөгжил, нийгмийн хамгааллын яам人口開発・社会安全保障省
14. Эдийн засгийн хөгжлийн яам 経済開発省
15. Эрчим хүчний яам エネルギー省
16. Эрүүл мэндийн яам 厚生省
えっと私がわかっているだけでも、私が関わる日本モンゴル協力事業関連でもぜーったい大きな影響が出て、担当者が変わって混乱しそうなものがいっぱいで、頭クラクラです。
まず1の環境グリーン開発省。(緑の発展・・・あぁ、グリーンとしか訳しようがないようね。直訳したらカッコ悪すぎて(あ、別にドイツとかの「緑の党」がカッコ悪いとか全然思ってませんよ。「緑の党」は語呂もいいし政策的にも好きだもん)
もう既に6回の会合を終え、今年の秋には7回目の会合が予定されている日モ環境政策対話のお相手はおそらく1の「自然環境グリーン開発省」となることでしょう。
でも自然環境観光省ってことで話を進めてきて、観光局や国立観光センターとの連携関係みたいなのもなんとなくできつつあった、この段階で、またバラバラにされて、観光局側の人たちがいなくなるってのは、痛い気がします。
5と8もバラバラにされちゃいましたね。
でも道路建設や橋建設、地下鉄・鉄道等の問題って、思いっきり建設部門の話にもかかってきちゃうから、ここを切り離されちゃうと、鉄道プロジェクトとか道路建設とか地下鉄関連とか空港建設とかのお話もかなりゴチャゴチャになっちゃって、許可申請手続き等がむちゃくちゃ複雑になっちゃいそうだ。
7と9については、今まで科学文化教育省(日本の文科省に対応してた)だったものが、文化とスポーツと観光っていうくくりと、科学教育というくくりでバラバラにされたり、ドッキングされたわけですが、これもまた・・・よくわからん。
科学と文化と教育が一緒ってわかりやすかったんだけどなぁ。つまりは人文系の学問も理系学問も、またその分野の専門家である研究者を育てたり、あるいは研究者が教育者として学習者に教えるってことで、研究者や教育者がひとつにまとまってるってスッキリする感じしません?
スポーツと文化と観光をくっつけるっていうのがなぁ・・・
歴史探訪とか伝統文化芸能鑑賞ツアーとか、登山やカヤック、乗馬・サイクリングなんかをスポーツレクリエーションとして捉えてツアーとしてもカバーするとか?
スポーツ選手や文化芸能の人たちの国際交流がツアーと捉えられるってか?
よくわからん・・・という感じです。
10と15も鉱山開発エネルギー省がバラバラにされちゃったわけですが、これもまた利権が絡んでるっぽくてねぇ。
鉱山っつっても主に目玉になってるのが、ウランとコークス炭鉱だから、結局、エネルギー分野と思いっきりオーバーラップしてるわけなのだが?
14の経済開発省はニューフェース。今まで、経済産業分野に特化した省はなかったのですが、ここが経済・貿易・投資関係などを一括することになるのかしらん?
なんというか、今回もまた民主党の皆様が仲良く「大臣職」という美味しい役職を山分けするために行われた省庁改変な気がしてしまう。
別に民主党が嫌なわけでは全然ないんだけど、こうまで露骨に大臣利権への欲望が反映された政府構成にされちゃうと、馴染むまで、結構大変そうです。
本日14日に組閣のための検討会議がなされているそうです。
はてさて、どんな内閣になるのか・・・
自分的には、やっぱり自分はノンポリを貫き、ぼーっとしつつも経済動向は一応キャッチアップしながら、どんな政財界からの風が吹こうともびくともしない、自活できる経済基盤を作りたいなぁ・・・そのためにも草原ライフは重要になってくるなあと思ったりもするのでした。

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