モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
もうすぐ今年最初の馬旅に出かける準備のため、ウランバートルに戻ってきています。
せっかくUBにいるんだから、のんびりすればいいんだけれど、なぜか朝4時半には目が覚めてしまいます。
日本の農家さんや酪農家の皆様もおんなじだと思うんだけど。
雨の日も風の日も、気持ちのよい日も、朝は4時半から5時の間にこの方達に会いに行かねばなりません。
今年の春から牛を飼い始めました。
全部で雌牛3頭+今年生まれた仔牛3頭のオーナーなのです。
というわりに、あんまりオーナーになった恩恵もなければ、貢献もしていません。
唯一、なれてくれていて、あっさり個体識別できるのが、この親子・シャルガちゃん(♀)とそのお母さんのハルさん(3歳)なのです。
ハルさんは蹴りぐせがあるので、後ろ足を縛られてたりするのですが、人に撫でられたりマッサージされるのが大好き。
私のレイキヒーリングの練習台に自らなりに来てくれる、大切なお方です。
レイキをかけてあげるとなんか乳の出もよくなるらしく、私でも、ちょろっとやってもそれなりに牛乳をゲットできるのです、うれしー!
シャルガちゃんは相変わらずちっちゃいのですが(といっても他の子達と比べてで、当然のことながらさすがに5月と比べればおっきくなってます)、相変わらずカメラ目線を外しません。
牛の乳搾りは、涼しいうちにしてあげるのがよいそうです。
というわけで、朝が早い夏は4時半から5時には起きて乳搾りをせねばいけないのです。
夕方は17時くらいだったり、19時くらいとか20時くらいとかその日の気分とかその日に他に作業があるかどうか、とか仔牛や雌牛のご帰宅時間などにも左右されますが、朝の乳搾りは定時です。
寝坊したりすると、すんごいおっきな声で「オンモーーーーー」ってお母さん牛たちがおっぱいが張って痛いらしく、すんごい声で「早く作業しなさいよ」的に叫ぶのです。
最初は慣れてなくて、寝過ごして、委託遊牧民として牛や羊の世話をしてくれてる若奥さんムーギーさんに出し抜かれて・・・じゃなかった、先にやってもらっちゃって出遅れちゃったりしてたのですが、最近は、ムーギーさんもお疲れ気味らしく、二人共、ハルさんの大きな「オンモーーー」の声で飛び起きています。
もうほぼ習慣として4時半おきとなっております。
都会でハルさんの声が届くはずがないのに、4時半から5時の間にスヌーズのようになんか耳の奥のほうからハルさんの声が聞こえてきて起きちゃうのです。
結局、都会で便利に暮らすのも楽チンなんだけど、やることなくてつまんないって話でもあるのね。
朝露ふんで、トイレを済まし、顔を洗って、朝日を浴びて
バケツ片手に牛の囲いに向かうとき
なーんか
「あ、自分、なんか遊牧民っぽい」ってちょっぴり嬉しくなります。
まだまだ、全然生産性が上がらない、ダメダメな人で、
ムーギーさん的には「あー、まったく効率上がらない!って内心思ってるかもしれないんだけど、モンゴル人女性って意外とポーカーフェイスなんでよくわかりません。
でも、失敗してても、うまくできなくても、
「やらせてー」っていえば、危険を伴うこと以外はたいていやらせてくれます。
そして、そのチャレンジの結果が思わしくなかったとしても、そのことについては全くノーコメントで気にしてない感じなところが、この遊牧民たちの美徳だなぁと思います。
明日は、一応税務申告とか、都会生活でかかる公共サービスの支払いを済ませ、市場によって、馬乳をためるための容器とか(去年の革袋が破れてしまったので)、牛乳缶とか、自分たちでも煮炊きができるようにするためのお鍋とか、馬旅用のレインコートなどを買い出しです。
来週は雨続きという天気予報なのですが、馬旅を予定しているので・・・
雨に打たれて馬に乗る旅というのは、去年の馬の買い付け第一弾のときとか、去年の6月のグンジンスムへの植物観察乗馬トレッキングなどでも経験済みなのですが、とにかく風邪をひかないようにしないといかん。
まぁ、そんなこんななわけですが、ちょっぴり遊牧生活の一部をおすそわけです。
(実家の母がシャルガが大好き、ということなので、たまーに親孝行もしておこうかな、と)

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もうすぐ今年最初の馬旅に出かける準備のため、ウランバートルに戻ってきています。
せっかくUBにいるんだから、のんびりすればいいんだけれど、なぜか朝4時半には目が覚めてしまいます。
日本の農家さんや酪農家の皆様もおんなじだと思うんだけど。
雨の日も風の日も、気持ちのよい日も、朝は4時半から5時の間にこの方達に会いに行かねばなりません。
今年の春から牛を飼い始めました。
全部で雌牛3頭+今年生まれた仔牛3頭のオーナーなのです。
というわりに、あんまりオーナーになった恩恵もなければ、貢献もしていません。
唯一、なれてくれていて、あっさり個体識別できるのが、この親子・シャルガちゃん(♀)とそのお母さんのハルさん(3歳)なのです。
ハルさんは蹴りぐせがあるので、後ろ足を縛られてたりするのですが、人に撫でられたりマッサージされるのが大好き。
私のレイキヒーリングの練習台に自らなりに来てくれる、大切なお方です。
レイキをかけてあげるとなんか乳の出もよくなるらしく、私でも、ちょろっとやってもそれなりに牛乳をゲットできるのです、うれしー!
シャルガちゃんは相変わらずちっちゃいのですが(といっても他の子達と比べてで、当然のことながらさすがに5月と比べればおっきくなってます)、相変わらずカメラ目線を外しません。
牛の乳搾りは、涼しいうちにしてあげるのがよいそうです。
というわけで、朝が早い夏は4時半から5時には起きて乳搾りをせねばいけないのです。
夕方は17時くらいだったり、19時くらいとか20時くらいとかその日の気分とかその日に他に作業があるかどうか、とか仔牛や雌牛のご帰宅時間などにも左右されますが、朝の乳搾りは定時です。
寝坊したりすると、すんごいおっきな声で「オンモーーーーー」ってお母さん牛たちがおっぱいが張って痛いらしく、すんごい声で「早く作業しなさいよ」的に叫ぶのです。
最初は慣れてなくて、寝過ごして、委託遊牧民として牛や羊の世話をしてくれてる若奥さんムーギーさんに出し抜かれて・・・じゃなかった、先にやってもらっちゃって出遅れちゃったりしてたのですが、最近は、ムーギーさんもお疲れ気味らしく、二人共、ハルさんの大きな「オンモーーー」の声で飛び起きています。
もうほぼ習慣として4時半おきとなっております。
都会でハルさんの声が届くはずがないのに、4時半から5時の間にスヌーズのようになんか耳の奥のほうからハルさんの声が聞こえてきて起きちゃうのです。
結局、都会で便利に暮らすのも楽チンなんだけど、やることなくてつまんないって話でもあるのね。
朝露ふんで、トイレを済まし、顔を洗って、朝日を浴びて
バケツ片手に牛の囲いに向かうとき
なーんか
「あ、自分、なんか遊牧民っぽい」ってちょっぴり嬉しくなります。
まだまだ、全然生産性が上がらない、ダメダメな人で、
ムーギーさん的には「あー、まったく効率上がらない!って内心思ってるかもしれないんだけど、モンゴル人女性って意外とポーカーフェイスなんでよくわかりません。
でも、失敗してても、うまくできなくても、
「やらせてー」っていえば、危険を伴うこと以外はたいていやらせてくれます。
そして、そのチャレンジの結果が思わしくなかったとしても、そのことについては全くノーコメントで気にしてない感じなところが、この遊牧民たちの美徳だなぁと思います。
明日は、一応税務申告とか、都会生活でかかる公共サービスの支払いを済ませ、市場によって、馬乳をためるための容器とか(去年の革袋が破れてしまったので)、牛乳缶とか、自分たちでも煮炊きができるようにするためのお鍋とか、馬旅用のレインコートなどを買い出しです。
来週は雨続きという天気予報なのですが、馬旅を予定しているので・・・
雨に打たれて馬に乗る旅というのは、去年の馬の買い付け第一弾のときとか、去年の6月のグンジンスムへの植物観察乗馬トレッキングなどでも経験済みなのですが、とにかく風邪をひかないようにしないといかん。
まぁ、そんなこんななわけですが、ちょっぴり遊牧生活の一部をおすそわけです。
(実家の母がシャルガが大好き、ということなので、たまーに親孝行もしておこうかな、と)

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