モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。
木曜日からさっきまで草原で暮らしていました。

21日から24日まで「一時雨」予報の連続だったのですが、縁起の良い日がなかなかない、ということや、ナーダムの競馬の準備とか、私のODA関連プロジェクト他の通訳のお仕事の関係など、諸々の事情により、予定どおり22日に「仔馬を捕まえる儀式」をやろう、ということになったからです。

21日は、ウランバートルは微妙に雨降りな感じの天気だったのですが、わずか50㎞しか離れていない草原の我が家は、からっからの快晴状態。
生暖かい風が南から吹き荒れているので、夕立でも来てくれそうだったのですが、全然、そんなこともなく…。

家畜の世話をしてくれている委託遊牧民のオラーナ君や彼のお父さんのローヤおじさんの証言によると、「うちの夏営地だけ雨雲がよけて通ってるみたいだ」というほどの干ばつ状態。

「ナーダムが過ぎたら秋」とはモンゴルのことわざですが、このままじゃ、「夏」らしさを感じることなく、いきなり「秋」になっちゃいそうです。

さて、今年は牛飼いにも挑戦していますが、モンゴルやカザフスタンで改良された寒さに強く、粗放的牧畜にも耐えられる品種「アラタオ」の血を引く、ということで購入した牝牛2頭の子牛たちも、ずいぶん元気になり、2頭だけで、のんきにお散歩・・・じゃなかった放牧されていました。
新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-草をもとめてお散歩中


ちなみに、アラタオ種というのは、改良品種の理想形はこんな感じ。
$新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-alatau cow


他の子牛たちと柵の中で夜を過ごしているのですが、どうも、他の子たちと気が合わないのか・・・よく2頭だけで、放牧地をうろうろしていることが多いそう。(放牧地、といってもほとんど我が家の周りの草をもしゃもしゃ食べているだけらしい)


随分、大きくなってきたのですが、それにしても草原、といってもなんか黄色っぽくて残念です。

緑の草原!って大々的に宣伝したいところなのに、ほんと今年は・・・
なんて、残念なことを書いていても仕方がないので、ほのぼの写真で更新してみますね。

元気な時はカメラ目線になるシャルガ(アイボリーイエローの子牛)は、今日もいい目線、くれました。


新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-カメラ目線のシャルガ


購入当初はこんなに、ちいちゃかったのに、と思うと、なんだか感慨深いです。
$新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-ハルちゃんとシャルガちゃん

(ママがアラタオ種っぽく黒くて大きな体に白っぽい口元だというのに、彼女はこんなに明るい毛色。繁殖のむずかしさというか奥深さを感じます)

元気に体力つけて、越冬できるよう、しっかり肥え太っていただきたいものです。
雨が待ち遠しい!!!
牛は特に水をよく飲むので、雨が必要なんだそうです。(雨降ってる時のほうが乳の出もよい)

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