モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツーリズム普及仕掛け人兼業遊牧民です。


先週、モンゴル国馬乳酒3大名産地のひとつ「ボルガン県サイハンソム」まで馬の買い付けに行ってまいりました。
特に体にいいと珍重される白馬の「馬乳」健康療法を試してみたくって・・・
今年は全部で6頭(4頭の白い母馬+普通の母馬2頭)のお世話になります。

馬乳酒は「グーニ-アイラグ」と呼ばれます。アイラグ自体は、いろんな家畜のミルクを発酵させて作る「ヨーグルト系飲料」全般を指します。
グーというのは、雌馬のこと。
「雌馬のアイラグ」ですが、日本ではちょっぴり、乳酸発酵+アルコール発酵してほろ酔いをいざなうため「馬乳酒」って名前で知られています。(コップ1杯のアイラグで真っ赤に酔っぱらう私としては、馬乳酒という表現が好きです)


夏は馬乳酒とその他の乳製品だけを口にして過ごす、というモンゴル人も結構います。
「おなかを綺麗にし、ビタミンやミネラル・カルシウムなどを補給する栄養バランス飲料」である馬乳酒は、食べ物の中でもとても大切な「聖なる」もの。

そこで、遊牧民は、この馬乳酒をつくる初日を大切な儀式をもって迎えます。

遊牧民の年中行事のひとつ、モンゴルの夏の健康飲料「グーニ-アイラグ(馬乳酒)」​を作り始める最初の日の儀式「グーバリフ ヨス(雌馬を捕まえる儀式)」であります。

今年は、伝統的慣習にのっとって、我が家でもこの「グーバリフ ヨス」を6月22日に行うことにしました。

何をやるのか・・・というと。

当歳馬(今年生まれた仔馬)を「ゼル」というつなぎ紐に​つなぎ、母馬の乳を搾る前に清めます。
「寅の日」が縁起が良い、ということなので、今年は6月​22日(金曜日)・夏至が「青い寅の日」でもあり、「バ​ルジンニャムの日というとっても縁起のよい日に開催する​ことにしました。
(当初18日(月曜日)白い戌の日を予定していましたが​、こっちのほうがより縁起がよい、ということなので)


初日は、「フルング」(発酵用酵母となる馬乳酒かヨーグ​ルト)を搾った馬乳にまぜて撹拌するだけで、まだ馬乳酒​は飲めません。

でも自家製の乳製品やモンゴルのトラディショナルなおも​てなし料理をお楽しみいただこうと思っています。

仔馬のゼルを張るとか、捕まえてつなぐ、とかいろいろ遊牧民らしい、素敵なシーンに立ち会えると思います。

皆様のご参加、歓迎いたします。

【料金】30,000tg/人
 ウランバートルからの車両送迎(帰りはご自宅・ご宿泊​先近くまでお送りします)・儀式参加料(牧民さんへのご​祝儀なども含め)・おもてなし料理(スーテイツァイ・ボ​ールツォグ・乳製品各種・肉料理等)・休憩用ゲル・のん​びりまったりタイム・通訳ガイド料が含まれます。
 ご希望の方は、搾りたての馬乳を味見していただけます​。(おなかを綺麗にする=ちょっぴりおなかが緩くなるの​でご注意ください)

【定員】10名様(1名様でも催行しますのでお気軽にご​参加ください。)

【持ち物】トイレットペーパー・参加料・帽子・おやつ・​ウェットティッシュ・重ね着できるもの・日焼け止め対策



お申込フォーム:以下をコピー&ペーストしてメールでお​?送りくださいませ。
申し込み(定員に達したところで締切・最終締切は催行日​の2日前)
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馬乳酒祭り参加申込希望


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4.パスポート番号、有効期限
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9.ご自宅・滞在先の場所・ランドマークなど
10.ご職業など
11.楽しい自己紹介など
12.ご相談ごと。ツアーへの意気込みなど。
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上記をご記入の上、メール(mongolhorizon​?☆gmail.com(☆を@に変えてくださいね)を​くださいませ。
詳細お問い合わせなども上記メールアドレスまで。





6月17日現在、我が家周辺、かなり干ばつ状態となってしまっています。せっかく掘った「池」も水が干上がり、犬がばちゃばちゃ泥んこ遊びする程度。
こういう状況で、仔馬をゼルにつなぎっぱなしにする、というのは生育上もよろしくない、ということで、延期することになりそうです。
新しい日程が決まり次第、またブログとフェイスブックでご案内させていただきます。
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