モンゴルだるま@モンゴル語通訳兼業遊牧民です。

今日、モンゴル日本センターから突然メールが送られてきました。
私費留学のご案内であります。

なんで、急に更新する気になったのか、というと、
募集は2月から始まっていた、というのに、モンゴルでの募集のリマインドが来たのが、申し込み締切が3月9日と、1週間をきってしまった土曜日である、というユルさにあきれ果てたから、ということもあります。

どうして、このタイミングで送ってくるのか?
日本国の血税が注ぎ込まれたODA事業なのに・・・やっぱ10年近くなると現地化していくってことなのか?

本気で募集する気、あるのかなぁ?
世界中で一斉募集だからこういうユルさになるの?

独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO) ホームページはコチラ⇒http://www.jasso.go.jp/
募集の受付は、日本センターそのものではなく、モンゴル日本語教師会となっています。

モンゴル日本センターでは、様々な日本への留学プログラムの案内や試験の案内などがおいてあって、誰でも資料の閲覧ができます。

だから、3月2日の16時20分過ぎという時間帯にメールを送りつけてきたのは、いわゆるモンゴル日本センター利用者や関係者ってことでなのかもしれません。

そして、このモンゴル日本語教師会なるものに入会している日本語教師に教わっている学生さんたちは、既に周知の情報であるってことなのかも。

2月13日から始まった受付で、3月9日が締切日となっていますから、3月3日(土曜日)の夕方にメールが送られてきた、ということは、思ったほど留学志望者が集まっていないってこと???

新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-Jasso2012



日本に行けば、それだけで、あとはばら色!っていう時代はもう終わってしまっているかもしれません。
日本語だけでは、モンゴル国ではあまり仕事の需要がなくて、日本語+英語+ITリトラシーの三つがそろってナンボという傾向を感じます。

モンゴル国内だけで日本に留学せずに「日本語」を武器として就職する、というのも実際問題として難しいのが現状。大学4年間で学ぶ日本語だけでは、実務をカバーしきれないからです。
丁寧な文法ただしい日本語だけでなく、さらにTPOをわきまえ、ユーモアや駄洒落を理解し、さらに実務的な流れがわかっていないと仕事では使えない。

日本で大学生をやっていれば、アルバイトや部活動などで自然と身につく社会常識を、モンゴル国内だけで習得するというのは現実的に厳しい。
せっかくモンゴルでの日本語教育が定着しつつあるというのに残念な状況ではあるけれど、ただの「言葉屋」はもういらないっていうことなんですね、たぶん。

これは、日本の外国語専攻の大学生にも同じことがいえると思うけれど。

でも、私費だろうが国費だろうが、日本という国で得られる経験は言葉の習得や大学で学ぶ知識や情報だけではないかけがえのないものだと思います。

まだ、あと数日間は申し込み受付をしていますから、日本に留学したいなぁ、っていう方、ぜひチャレンジしてみてください。

Амжилт хүсье!
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