
モンゴルだるまです。
あなたのやる気スイッチは?といわれて、すぐ答えられます?
私は、締め切りギリギリ、土壇場になるまで、ズルズルとスタートできないタイプ。
子供の頃からですから、「やる気スイッチ」なんてものを信じてない。
そういうダラダラタイプなのは、わかっているので、お仕事などの場合は、自分なりの時間管理術と原則を持って、対応しています。
まず原則。
仕事を引き受けるときは、「とても自分じゃ、間に合わせられない」っていう締め切り設定だったら、どんなに高額報酬を提示されても、それがどれほどネームバリューを上げてくれるキャリアアップに繋がる仕事でも安請け合いはしない。
これは、19歳で通訳・翻訳業を始めたときに決めた自分なりのルールです。
自分自身の能力の8割ぐらいでも、ちゃんとお仕事として成立するっていう体制でなければ、仕事そのものが受けられない。
仕事は「自分の能力の限界にチャレンジ」する場ではなく、本来ある能力を生かすべき場と考えているからですね。
「よし、やれる」って直感がなければ、そもそもが動かない。
でも、瞬間でも「よし、やろう」って思えたならば、それは「絶対できる」ってこと。
ならば、どこで「とりかかるか」はタイミングですね。

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ギリギリまで、仕事に取り掛からない。
仕事周辺部分の外堀を埋める助走時間が長い。
クライアントさんから「催促」があっても慌てない。
特に翻訳なんかだと、中途半端な状態で「中間報告」的に「出来たところから納品」ってするのはとっても危険だと、思い知る仕事が多いからね。
つまりは「中間納品」は完成品の納品じゃないから、って、成果報酬を支払ってくれないクライアントさんは結構いるのです。不景気だし、国家予算プロジェクトだったりすると、ほんとはクライアントさんのところまではお金は入っていても、「完成品待ち」と納品として認めてくれない。
そして、「マイナーチェンジ」と称して、何箇所もの小直しが生じ、結局、そういうのがトータルすると、十数ページにいたる。でもって、私がたとえ、その前のバージョンを全部終わらせていたとしても、それは「ノーカウント」で、再び、新バージョンをまた最初から、「どこが変わったのか」の間違い探しをしながらやらなきゃいけなくなる。そうやって「完成品の納品」をするときには、私自身の翻訳作業の総ページは、納品した原稿の何倍にもなってたりすることがありました。
そういう作業って、2度手間以上に時間も食うし、無駄なストレスが生じる徒労感が出てきます。
この2度手間経験で精神的にも一時期、完全に「無気力脱力状態」になってしまったことがあったので、相手が中間納品である間は、通読をし、ある程度のブロック分け作業や、関連資料のリサーチなどはしても、「翻訳」というお金が発生する作業には取りかからない。
これらの原則の上で、確立した管理術で大事なのは、「この作業にどれだけの時間がかかるか?」を見極める、時間見積もり感覚です。
納品までの作業過程を感覚的に細かくバラバラにして、それぞれが「どのくらいかかるのか?」を考えます。
作業工程を分けたら、作業スケジュールを紙に書いていく。
そして、用事があるとき以外は、「やる気」が全然出てなくても、「そろそろやらなきゃマズイよ」という「内なる声」が聞こえてきたら、とにかく手を動かして、「仕事」に取り掛かる練習をします。
それが完成品へのアプローチじゃなくてもいい。
最初から取りかからないで、途中の部分でもいい。
〆切りとの兼ね合いで、「これ以上、完成品を待ってたら、私のほうが間に合わなくなる可能性が出てくる」ってところで、「見切り発進でいいのか?」ということと、いつまでに今の中間バージョンを仕上げるから、その後に送られてきた資料は別納品扱いにする、ってことを再度リマインドさせていただく。
「いい人」でいるには、私の時間は限りがあるって気づいちゃいました。
翻訳の場合は、「作業時間 対 報酬」ではなく、「実働作業量 対 報酬」ではありますが、翻訳という作業そのものがとても時間管理が重要になるのです。
だから、「向こう合わせ」の時間管理方針では、相手に振り回されて、効率が悪く、精神的ストレスも蓄積しやすく、肉体的にも無理が生じますから、この辺は、早め、早めに相談させていただきます。
ほんのちょこっとかじるだけでもいいから、とにかく手を動かす。
ちょっとずつでも手を動かしていれば、仕事はちょっとずつ進んでいきます。
私の仕事は、私自身が「成功しました」とか「成果をあげました」という性格のものではなく、クライアントさんのお仕事が円滑に成果をあげられるようにサポートするためのパーツっぽい。
通訳にしても翻訳にしても、クライアントさんが自国で母語を使ってやるのと同じレベルでお仕事が効率よくできる、っていう状態にするのが仕事であります。
できて当たり前。
できない人が、いくらがんばって「精一杯やりました」なんて努力賞とか参加賞狙いで引き受けるものではない。
まぁ、こういう覚悟を持って、時間をマネジメントする感覚が、しいていえば「やる気スイッチ」的なものかも。
普段はほんとに、ボーっとしています。
暇さえあれば、子供みたいな暇つぶししています。
漫画読んでたり、ネットでチャットしてたり、映画見てたり、ゴロゴロしてたり、WiiFitで遊んでたり、犬の散歩してたり、写真撮ってたり、友達とあってたり、羊の放牧してたり。
とてもいい年した社会人とはいえません。
よくよく考えると、朝9時から夜6時まで、とか時間を区切って、毎日、会社(オフィス)に出勤するって生活パターンに自分をはめ込めば、もうちょい「お金になる仕事」に没頭する時間も増えるのかもしれませんね。
ただ、私は、今はまだ「仕事に没頭し、仕事を中心に時間マネジメントしたい」って心境になっていません。
今は、まだユルユルに身体も心も頭もゆるめて休ませておくオフ状態です。
他人から言われないと本気になれないタイプってことかなぁ?
他人様からの頼まれごとはキッチリやりたいタイプで、自分のことは比較的後回しにしてしまいがち。
ほんとは、このユルユルシーズンを「自分時間」としてカチッと充実させるのが理想なのかも。
今年は、自分で仕事を創出していくって体制にしていきたいと思いつつ、今はまだ再勉強中ってところです。
勉強して、「ビジネスマインドで行くぜ!」ってシフトチェンジしたら、「やる気スイッチ」なるものが発生するのかもしれません。
とりあえず、今は、全然、「やる気スイッチがある」って気がしてないので、目につくところにカレンダーをぶらさげて、予定が入っている日付を赤や青でマル印をつけていくことにしています。
どんなちっちゃな用事でもいい。
誰かとランチの約束があるってだけでも、とにかくマル印。
そうやって、他人が絡む用事のある日の割合をちょっとずつ増やしてみようと今月は考えています。
手帳でもカレンダーでも、予定が入ってないスッカスカの状態も気が楽で、いろいろ自分のために使える時間が多いってことでワクワクします。
でも、スカスカだったものが、ちょっとずつ埋まっていくと、どんどん予定で埋めたくなってきます。
スイッチみたいに、「いきなりオン!」って切り替えるのではなく、徐々に加速していって、イザって時に、自分のやる気と体力・精神力・知恵や知識や技術が最高ピークレベルに達しているっていうのが私の理想です。

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