モンゴルだるま@モンゴル語通訳・翻訳・エコツアーガイド&オペレーター兼業遊牧民です。
最近、肩書きにふさわしい感じで冬もお仕事いっぱいなので嬉しいです。
といいつつも寒い冬にお仕事づくめ、というのは、その後のツアーシーズンまでテンションを持たせるのが大変だったりもする。
ので、今週中にまずは一段落なのがちょっと嬉しいです。

てな話とは関係なくって、在モンゴルの邦人&モンゴル人の読者の中にも、該当者ありなんじゃないかなぁ?
在日本のモンゴル関係者、投資家、あるいはFX狙いの方の中にも関係する方いらっしゃるかも?と思ったので、御得情報のご提供です。

モンゴルの銀行の現地通貨トゥグルグでの定期預金は年利が10%余りということで、ちょっとした財テク好きの方には、注目の的になっております。
ちょっと先行きが見えない、というかなんだか不思議な通貨相場の変動とか、突然のインフレ加速などがあるので、手放しで現金をおきっぱなしにしておいて、日本円ベースの感覚でモンゴルの銀行に預けるのが、ほんとに得かどうかは、まだあんまりよくわかってないのですが、私にとっては、トゥグルグも立派な生活のベースな金銭感覚なので、いろいろ実験してみたりもしています。

モンゴルの商業銀行でも日本円の取り扱いはあるので、両替もできるし、日本円での外貨預金ができるところが増えてきています。
コレスポンデント銀行などを経由することなくダイレクトでのお取引ができるところもいくつかありますね。


その中で、日本人にとっては、預けやすいのは、多分、ハーン銀行なんじゃないかなぁ?
突然、大銀行が倒産しちゃったり、経営が傾いたりする国なので、モンゴル人も在留の外国人も会社も大抵、複数の銀行に口座を持ち、取引をしておりますが、そういう「重なり」をさっぴいても、ハーン銀行利用度は高いと思います。

その要因としては、HS証券がどーんと大きく投資し、筆頭株主となっていることや、経営者に日本人の銀行屋さん、経済・金融の専門家の方が常勤していることなどもあるでしょう。
日本語が堪能な日本人対応スタッフもいたり、投資や起業その他の相談もできるのもよいのではないかと。

でも、ちょっぴり私が不便だなぁ、と思っていたことのひとつに、「銀行の預金通帳が廃止になった」ということがありました。
私は忘れっぽいし、桁数の多い銀行口座の番号なんか覚えてられません。

一応、デビットカードは作ったものの、あんまりクレジットカードとかを使う習慣がないし、残高が自分の手元で確認できないのはとても心もとないのです。

インターネットバンクで残高照会や24時間のお取引もできますよ、とか携帯電話を使ってのモバイルバンクもありますよ、といわれても、やっぱり不安。

自分が忘れちゃうってことも怖いし、携帯電話とかは紛失、盗難、故障などのリスクがとっても高い。

というわけで、通帳が廃止になった、といわれてからも、自分で取引しながら、明細書をはりつけて、「手書きで記帳」していたのです。

で、本日、「ハーン銀行の通帳復活しましたよ」という連絡をいただきました。
ついでに、預金残高の最低ラインが上がりましたよ、とか取引手数料が変更になりましたよ、といったお話も出てきました。

そうなんだー。

私は他にもいくつかの銀行を使っているけれど、あんまりこういうフォローアップを顧客個別に連絡してくれるってサービスはききません。

いろんなプロジェクト関連で金融機関との連携などもあるので個人的には教えてもらえたりするけれども、でも、お願いしておけば、いろいろスタッフの人から日本語で案内をいただけるってところまではいたっていません。

そもそも、モンゴルでの金融市場においては、まだまだ日本人とか日本円ってメインストリームにはなってない。自分にとっては、別にモンゴル語や英語でもそれほど不自由はない気がするけれど、投資とか融資とかに関わる人にとっては、やっぱり細かい話は日本語でやりたいってニーズは高いと思います。

ハーン銀行は、中小企業向けのインキュベーターセクションが独立していたりするし、とっても親切で細かい配慮をしてくれる、モンゴルでの経験や情報・知識の深い日本人の方がいらっしゃいます。去年、頭取もアメリカ人のベテランおじさんが交代して、日本人頭取さんが赴任していらっしゃる・・・らしい。頭取なのかCEO的な方なのか、まだよくわかってないんだけど。

とまぁ、そんなわけで、別にハーン銀行のまわしモノではないのですが、(別にハーン銀行だけが特別に定期預金の金利が高いわけではないし、むしろ送金・振込手数料などの取引手数料は他行よりも高いしね)、でも親切な日本人や日本語堪能スタッフが、日本人に対して心配りをしているよ、ってことはありがたいなーって思うのです。

一応、ハーン銀行にお金を預けている方は、昔の通帳でも使えますよ、ということのお知らせと、もし古い通帳を「もういらないや!」って捨てちゃったという場合も、1,000tgで再発行してくれるとのことです。

実は、私、以前にひとつ通帳を失くしちゃってたのですが、そのままほったらかしにしてしまってました。(通帳紛失の場合、新聞広告を出して、「通帳紛失しちゃったけど探してください。見つけてくれた人に謝礼だします」みたいな記事を掲載してもらったうえで、その記事を持参して再発行してもらう(ほら、ほんとに失くしちゃってるの!って証明のため)というメンドクサイ手続きだったのですが、1,000tgで再発行できるなら、こりゃ便利です。

通帳ないから困ったな、とインターネット銀行にしたものの、やっぱり現金を扱うことが多い業務なので、このニュースは私にとっては、嬉しかったので、読者の皆様とシェアさせていただきましたー。

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