モンゴルだるま@モンゴルです。
モンゴル語通訳・翻訳・コーディネーター20年・エコツアーガイド10年・兼業遊牧2年です。
日中もかるく-20℃を超える日々が続きいよいよ冬、本番なモンゴル国。

さてすでに先週の話になっちゃうのですが、草原の冬営地の家畜たちのお話でも。

今年の7月からモンゴルだるま牧場メンバーに加入した大型新人たちのお馬さん。
ツォーホルとホンゴル。
ホームシック的脱走扇動疑惑のある2頭ですが、気立てはよく、操作性もよいということで、はやいとこ土地に慣れていただこう、仕事もしていただこう、ってことで専用の家畜囲いでVIP対応です。

VIPになるとこんな感じになります。

Before
新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-乗り易さ抜群 ホンゴル


乗りやすさ抜群だけど、ちょい激やせ気味のホンゴル

新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-気立てのよい白馬ツォーホル

気立てはいいんだけど、こっそり故郷を目指す癖のある白馬のツォーホル


After

新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-ホンゴルwithネムネー


新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-ツォーホルwithネムネー


2週間ほど前に草原に届けたせんべい布団と布紐でさくっと作られた防寒具です。

痩せすぎて鞍をのせたとき、鞍ズレが出来てしまうってことと共に、全身を覆うことで寒さ対策ができます。
さらに汗をかいても吸水性がよく、戻らない素材(せんべいだけどその辺は考えた綿化繊布団)なのです。

12月になり、深夜の冷え込みもきつくなってきたってことで。
日中、小屋の中で休んでいるこの2頭は朝晩、水でふやかした燕麦とフスマと茶殻を混ぜた餌を1回5kgずつぐらい食べています。

でも、ほんとのこというと、まだまだ足りないくらいなんじゃないかなぁ・・・

馬は食べてさえいれば、それほど体力が落ちないそうなのですが、牛・羊・山羊・ラクダと違い、唯一反芻胃を持たない家畜なので、餌はケチらず、タップリあげてほしいなぁ。
とはいえ、まだまだ冬はこれから。今は夏の間に蓄えた体力を使いながら寒さに慣れていく時期なので、あんまり甘やかしちゃいけないのだそうです。

もうちょっと寒くなってきたら子馬たちにもこの防寒せんべい布団カバーを装着します。
この防寒具はネムネーって呼ばれるアイテムです。
響きがカワイイので、わりと私のお気に入りのアイテムのひとつ。

ちなみにこれは冬用のネムネー。
競馬用の調教時には、汗をたっぷりかかせるためのネムネーをかけます。



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