☆せいかつ日記
この2年準備してきたプロジェクトがついに進発@ラオス。家族の事情で、急遽バンコクに行くことになり、進発式に立ち会うことはできなかったが、無事進発式を迎えられて良かった。今月は、頭のインドネシアミッションは会社都合でキャンセルになったりと、何かと予定通りに事が進みませんが、こういうときは無理せず、流れに逆らわないように。来週一杯はこちらで家族と過ごす予定。
そういえば、前回のブログでご紹介したタイ総選挙における猿の候補者の写真は、「こんな候補者たちに投票するくらいなら、猿か犬に投票しよう!」という選挙ボイコットキャンペーンのための選挙広告でした。今日は、象バージョンも見ました。タイ総選挙はどうやらタクシン妹のインラック氏が相当優勢との事前予想。これだけ景気の良いタイですが、その好景気の恩恵は特定の層に偏っており、貧困層まで行き渡っていない、ということでしょう。
☆仕事で使える実践ビジネス英語表現
「また状況をアップデートします」とか、「また連絡させて頂きます」
という意味のカジュアルな表現、言うなら友人や同僚に対するメールであれば、は以下のような例文が適当。
I'll give you updates.
とか、
I'll keep you informed.(←念のため:この場合、最後の動詞は"---ed"ですね)
って使われますね。これは中級。
日本のビジネスシーンでよく使われる「適宜」って意味合いを入れたかったら、
I'll keep you informed accordingly.
という風に、
accordingly
を足せばOK。
で、次に同じ意味合いでも、もっとフォーマルな表現。少し距離のある上司や、取引先、クライアントへのメールであれば、以下のような例文はいかがでしょうか。
「状況が変わり次第、適宜情報共有/連絡させて頂きます。」
As the situation developed, I will share any additional information accordingly.
とか、
As the situation unfolds, I will relay any additional development accordingly.
など。
☆もんごるのお勧め本
「ルネッサンス」カルロス ゴーン ★★★★☆
日産のゴーンさんが日産リバイバルプランまっただ中の2001年に書き下ろした自伝。このタイミングでこれを出したのは、やはり日産の広報戦略なのか。それだけ日産の復活に注目が集まっていた証だろう。ともかく、常に最年少記録を更新して昇進を続けてきたゴーン氏。ミシュランに入社するときから、日産に移ってくるときまでの彼がかかわった仕事の裏表を知ることができる。若いうちから厳しい試練を乗り越えていることこそが、彼の強さの厳選であり、洗練されたビジネススキルと同時に、試練に立ち向かう価値を強く感じることができるだろう。社内改革の章ではクロスファンクショナルチームを作って、改革を進める点は、以前に読んだ三枝匡氏の「V字回復の経営」を読んだときの興奮とダブった。最終章には、家族、子供、教育、生活に関する彼の持論も展開されており、読み応えがある。10年前の本だが、全く古さを感じさせない。圧倒されぱなっしで、5時間ほどで読み切ってしまった。
以下、メモ。
ー管理者は現場をよくまわり、よく知る必要がある(ゴーン氏の共通の行動として、新しいポストに就くと必ず現場を2ヶ月ほどかけてまわり、現場の人との対話を重視している)。
ー過酷な状況では、リーダーは自ら現場に出て、部下を心から案じ、支えようとすることが大事。
ークロスファンクショナルチームは、会社が直面した問題をさまざまな支店から検討分析するためのもの。さまざまな分野の人々で活発な議論をかわし、それぞれの部門に染み付いた慣習を変えるには非常に有効な手段だ。
ー就任当時、日産の社員には危機意識が無かった。これほどの企業が倒産するはずない、銀行や政府が助けてくれるとたかをくっていた。自分たちが燃えさかるプラットフォームにいることを自覚させることが重要だった。
ーマネジメントの責任は、会社がもつ潜在能力を開発し、100%具現化すること。会社と社員の能力を最大限に発揮させること他ならない。
ー戦略と優先順位の設定、経営計画、重要な目標について中央集権化し、ガイドラインや基準を確立し、ビジネスプランの作成と目標設定が終わったら、あとはそれを各担当者らにゆだね、彼らがプランを実現させる。私は一環してミクロマネジメントを拒否している。なぜなら社員の能力を引き下げ、スピードを遅らせ、業績をしぼませるからだ。ただし、道からそれたときは修正できるように手を差し伸ばす。
ー他人からプレッシャーをかけられたときよりも、自分で自分をかりたてるときのほうが、人は遥かにおおきなことをやってのける。
ー人をみるには、最も過酷な状況でどのように対処したか。これが人物評価の最も有効な方法の一つである。深刻な状況かで体験した数年は、何事も無い正常な状況の10-15年に値する。
ー子供たちに望むことは、ただ自分らしく育ってくれることである。唯一失望することがあるとしたら、それは彼らが能力を十分に発揮できなかったときである。