モンゴルだるまです。

日中は暖かく-10℃前後でした。
-10℃程度なら、ユニクロのプレミアムダウンジャケットでも耐えられるんだね。
でも、下にババシャツ2枚がさねと、ヒートテックのレギンス2枚履きでジーンズ、エプロンドレスでカバーしてたけど。
手袋はカシミア軍手。スイカ泥棒と間違えられるマチコ巻きのカシミアマフラーだったけど。

とはいえ、、、ムートンはやっぱ-15℃以下が適温だ、って気がします。

さて、日本でー20℃を体感するなんて、北海道でもめったにないことかもしれませんね。都市部だと。
網走の流氷館とかマグロ倉庫とかいかないとわからんよね。

で、日本でもじみーに公開されていたようですが、スキー場のパニック映画「フローズン」は、-20℃の悲惨な世界を体感するのにぴったりな映画だなぁ、って思いました。

ついこの間、モンゴル最大にして初の自動リフト設置のスキーリゾートがシーズンオープンしたばっかりってこの時期になんで、テレビで放映するかなぁ・・・って感じで、スキー業界に対する営業妨害じゃね?と思ったりもしたわけですが。

-20℃以下の極寒吹雪の中で体験する悲惨なこと次々に。。。
特にモンゴルだと、あるあるあるー、な狼に囲まれる、とかね。
ほんと、あるんですよ、この時期。
私もフブスグルのオラーンオールでロシア製ジープがエンコしちゃったときに、ちょうど発情期で群になってた狼の群にぐるりと取り囲まれちゃってドライバーさんと抱き合って震えたことがありまする。
まじ、あぁなっちゃうと、銃を持っていようが、火が使えようが、人間なんて、屁の河童で無力だなぁって思いました。
ガソリンがなくなって動けなくなることが怖くて、エンジンもかけられず、てかエンジンやバッテリーの調子をチェックするために車外に出ることもできず、早く、夜よ明けてくれーって祈るばかりの寝られぬ一夜。
そういうときに限って、夜明けが遅いんだわ、モンゴル。しかも緯度高いから、12月とかだと9時過ぎても暗いんだもん。

ほっぺの凍傷とかね、思わず握り締めちゃった鉄モノが張り付いちゃったときの痛みとかね。

すごくリアルです。

なんともいえず、救われない映画だなぁ、っていう点では、スティーブン・キングの「ミスト」に相通ずるところがある。

終わってしまえば、なんだったんだよ、、、って感じなんだけど、その災難に見舞われると、ほんと逃れられない。

まぁ、そんな寒さを私ら、モンゴル在住者は日常的に感じてるってことで・・・

バラがばらばらとか、ぬらしたジーンズによっかかれるとか、ウォッカが1分で凍っちゃうとか、バナナで釘が打てるとか、モービルワン以外のオイルだとネバネバになっちゃうとか、、、そういう現象以外に、ちょっとうっかりが一生の傷になるという忘れがたい体験ができるのが、-20℃以下の世界なのです。

1月くらいになると、-20℃がむしろあったかい、とか感じられるようになるから不思議です。

そういえば、トナカイ狩猟遊牧民・ツァータンの人たちと越冬したときなんか、-30℃が当たり前だったので、-20℃くらいだと、半そでTシャツで汗かきながら薪割りとかしちゃってたもんね。

なんて、「なんの我慢大会ですか?」って感じのモンゴルですが、今年はどうも雪が多くて困ります。
あったかいのはいいのですが、草原の家畜たちが心配です。
もう放牧地の草は完全に雪の下に閉じ込められている。

とりあえず、12月半ばにモンゴルにいらっしゃる方、このブログの読者様でも多いようなので、イメトレってことで、ご紹介しておきます。

「フローズン」は映画としての出来は、とても後味が悪く、あれれれれ、って感じなので、TSUTAYAとかにあれば、レンタルで十分だと思います。ほんと、どこまで運の悪い人たちなんだろう、、、とか、気の毒すぎて、もうスキー場はいけねえなって思った。やっぱり私は山スキーとソリ遊びが好きですって思った作品。
フローズン [DVD]/ケヴィン・ゼガーズ,ショーン・アシュモア,エマ・ベル

¥3,990
Amazon.co.jp

下記「デイ・アフター・トゥモロー」も、温暖化による気候変動でいきなり氷河期的な大寒波に地球全土が襲われるっていうパニックムービーで、いきなり、そんな寒くなるんすか!っていうびっくりドッキリもの。
でも気象学の先生によると、まったくのフィクションだよってことで、ほっとした。
それにしてもアメリカ人の防寒対策ってほんと甘いよ・・・大事なのは重ね着と外気にさらされる面を減らすこと。あとはぬれたときに直接素肌が凍らないような素材を下着とか手袋、靴下に使っておくことが大事です。
ジェイク・ギレンホールが好きで、デニス・クエイドも好きなので、これは買ってもいいと思います。

デイ・アフター・トゥモロー [DVD]/デニス・クエイド,ジェイク・ギレンホール,イアン・ホルム

¥1,890
Amazon.co.jp

デイ・アフター・トゥモロー [Blu-ray]/デニス・クエイド,ジェイク・ギレンホール,イアン・ホルム

¥4,935
Amazon.co.jp

デイ・アフター・トゥモロー 2枚組特別編 [DVD]/デニス・クエイド,ジェイク・ギレンホール,イアン・ホルム

¥4,179
Amazon.co.jp

モンゴルだるまです。

「セカンドバージン」の展開が気になって仕方がないです。
この展開じゃ、鈴木行は死ぬしかないんじゃないか・・・とか。
鈴木行役の役者さんは悲惨な目にあってる男になってからのほうがかっこいいなぁ、とか。

ま、そんなことはおいといて。。。

来年のツァガンサル情報です。

来年は2011年2月2日が大晦日=ビトゥー。
2011年2月3日が元旦=シニンネグ。

です。

モンゴルの旧正月を体験したいなぁっていう方は、早めに飛行機のご予約等をどうぞ。

MIATモンゴル航空は3月末までの直行便フライトスケジュールは確定しております。

いくつかのツーリストキャンプ主催のツァガンサル用のイベントツアーが企画されています。
興味のある方、連絡されたし。

コメント欄かプチメッセで「非公開希望とツァガンサルツアーの件」という件名でご連絡いただくか、mongolhorizon ☆gmail.com(☆を@マークにかえてちょ)でご連絡ください。

ご連絡先・個人名を明記いただいた方に詳細情報等をお送りいたします。

モンゴルだるまです。

モンゴル語学習をする際に、「だって、教科書ないんだもん」という話、あると思います。
確かに。
モンゴル語って独学するのは結構、大変ですよねー。
モンゴル人の留学生に習って、、、という話もありますが、国文学部とか言語学研究をやっている、といったモンゴル語に真剣に取り組んでいるモンゴル人じゃないと、はっきりいって、文法まともに自由自在っていう若い人、少ないもん。
でも「この日本語、モンゴル語でなんていうの?」といった感じでの、教えあいっこでも、なんとなく「あたし、モンゴル語できるようになりました」って旅行者レベルなら言えちゃうのも、モンゴル語ならではです。
語順が似ていますからね。
モンゴル語を仕事で使いこなすっていう志の前段階としては、自分のことを自分でするっていう意味で「モンゴル語できる」って自信を持つことは大事です。

実際、モンゴルに来てしまえば、英文法をクリアできる日本人ならモンゴル語もなんとなく使い方自体はわかるようになるまで3ヶ月くらいじゃないかしらん。

私は3週間くらい、モンゴル語漬けになってると、文法をしっかりしていると、ある日、突然、結界がとけるみたいに、ぶわーっと耳に入ってくるモンゴル語が即座に理解できて、「あれ、私、しゃべってんじゃん!」という奇跡がおきる、というのを体験しているので、ま、そんなもんかな、と思っています。

文法をみっちりやるっていう意味では、東京外国語大学で1、2年生のカリキュラムを全出席してりゃ、絶対ばっちりで、はっきりいっちゃえば、語学留学のために東外大の学生がモンゴル国に留学してくる意味がわからない。モンゴル国立大学の留学生対応の語学教室でやるよりも、よっぽど私の恩師である東京外国語大学の先生方のほうが丁寧だし、わかりやすいし、徹底的に理解させてくれますもん。

でも、皆が皆、東京外国語大学にモンゴル語をやるために入学するってわけじゃないものね。

私は、モンゴル政府奨学金交換留学生第一号で私の大恩師でもある岡田和行先生が留学時代に使っていた教科書に日本語の解説をつけた教科書1冊、真剣にやれば、ほぼモンゴル語文法はクリアできるって思うんだけど、あれって、一般人には入手できないのだろうか?(モンゴル語版は、今でもウランバートルで売ってます)

あとは温品廉三先生の本。大学で使っているのは、もう実に細かく奥深くて面白いんだけど、あれも市販はされていないようですね。
なので、市販品のお勧めをご紹介します。

(実際は私はぱらぱら立ち読みしただけで買ってないのもありますが。モンゴル語初心者時代の母や、弊社のお客様でモンゴル語をやりたい!って方にお勧めしての反応などを参考にご紹介します)

ゼロから話せるモンゴル語/温品 廉三

¥2,520
Amazon.co.jp

モンゴル語のしくみ/温品 廉三

¥1,890
Amazon.co.jp

語学王 モンゴル語 (CDブック)/温品 廉三

¥3,885
Amazon.co.jp
CD付き、イラスト満載なんだけど、結構、難しいかも。でも、何度も読み込むと、「あぁ、この説明は確かにぴったりだ!」って合点がいきます。

温品先生はモンゴル言語学がご専門の先生なので、ちょっぴりオタッキーな感じのところもありますが、上記3冊をじっくり読み込めば、モンゴル語の言葉の成り立ちとか、それぞれどんな仕組みで意味を作ってるのかを理解できるでしょう。

仕組みがわかれば、モンゴル語作文するときの発想もできるようになるわけです。
図書館にはなかなか入っていないのが残念ですね。それほど高い本でもないし、読み物としても温品先生の本は私は大学1年のときから大好きだった先生なので、お勧めしておきます。

正確で素敵なモンゴル語をしゃべるし、モンゴル語-日本語辞書とか元朝秘史のすんごい本の編纂のお手伝いやってたり、モンゴル文学作品の翻訳などもとても上品で生き生きとした作品に仕上げる、すごい先生だなぁって尊敬しているのですが、いかんせん、声が細くて引っ込み思案なのが残念です。

初級モンゴル語/塩谷 茂樹

¥3,780
Amazon.co.jp
大阪外大(現・大阪大学外国語学部か・・・)の先生。文章がすごく読みやすく、モンゴル語が好きになれそうなテキストです。他に諺辞典もあり、モンゴル語からモンゴル文化やモンゴル人のメンタリティーを読み解くこともできます。


モンゴル語ハルハ方言における派生接尾辞の研究 (大阪外国語大学学術研究双書 (35))/塩谷 茂樹

¥3,059
Amazon.co.jp

ハルハ方言というのは、私が在住するモンゴル国のメジャーなハルハ族のしゃべってるモンゴル語です。接尾辞ってモンゴル語を習い始めた当初、使い道がなかなか理解できなかったのですが、やっぱり一分野として成り立つほど奥の深いものなのですね。学術研究双書ってことでちょっぴり高いのですが、派生接尾辞をマスターできるとかなりモンゴル語の達人っぽくなれると思います。

すぐに役立つモンゴル語会話―日モ・モ日常用語小辞典付/近藤 和正

¥2,415
Amazon.co.jp
東京外国語大学出身でモンゴル言語学を極めた近藤和正さんの初出版(だったかな?)。今は外交官としてバリバリ外務省で活躍中。発音へのこだわりとかホーミー発声法を音声学的に研究してたりユニーク。91-93年というモンゴル激動時代に国費留学生としてモンゴル国立大学でモンゴル語の研究していた時期にあつめたインフォーマントの生きてる会話や生活のヒントみたいなコラムも満載。私の留学時代とも重なっていて、当時は珍しかった日本語を学ぶモンゴル人女子大生を囲んでの勉強会で仕入れたネタなども盛り込まれていて、胸が熱くなる名著です。



現代日本語モンゴル語辞典/橋本 勝

¥15,750
Amazon.co.jp
私もちょっぴりお世話になってた春風社出版の現代日本語モンゴル語辞典。和田誠さんが装丁・デザイン。例文がとっても楽しい。文法はほんのちょっとだけど、ぜひ一冊購入していただきたい。(実は、私は日本用、モンゴル用の2冊を持っています)


あと今は東京外国語大学で客員教授をしていらっしゃるモンゴル国立大学のバトイレードゥイ先生の本はすばらしいです。さすがにアマゾンでは売ってないのね。。。長年、外国人相手にモンゴル語を教えていただけあって、かゆいところに手が届く、そして、モンゴル人の英知を上手にテキストとして取り入れている。
この本を読めば、モンゴル人の人生哲学にも触れることができて、モンゴル人に対して敬意や親愛の情を持てるようになります。
でもウランバートルの大手本屋・インテルノムや旧国立デパート・ノミンデパート本店最上階のマジェスティなどにコーナーになるほど売れ筋の名テキストです。

モンゴル語文法って、いろんな人が書いているけれど、例文の扱い方とか説明のわかりづらさ、「え?ほんとにこの人、わかって書いてるのかな?」ってものもあったりする。あと内モンゴル出身でずーっと日本に住み着いている先生が書いていらっしゃるものもあるんだけど、なんだかとってつけたような・・・私が内モンゴルに対してそれほど愛着がないせいもあるのかもしれないけれど。

でも、できることならば、モンゴル文字もキリル文字も両方、勉強してみると、モンゴル語をより深く理解できるようになるはずです。
特に言葉の成り立ちなどを洞察するためには、モンゴル文字を眺めてると見えてくるもの、多いです!

モンゴル文字の綴り・キリル文字、両方を学ぶのに役立つのは、「現代モンゴル語辞典」(小澤重男編著)大学書林刊の青表紙版(第二版)がお勧めです。動植物・鳥類・魚類など生物学とか化学分野などの訳語はイマイチ正確ではないので、鵜呑みにしないほうがいいのですが、それでも、生きたモンゴル語のニュアンスを感じるにはお勧め。

それにしてもモンゴル語もこの20年でもずいぶん変わったなぁ。
言葉って生きてるんだなぁって。
もうちょっと研究が進めば、もうちょっとわかりやすい、簡単に理解できるスッキリとした文法解説書、登場すると思います。

それを出すのは、今、モンゴル語を学んでる、あなたかもしれません!