よくよく振り返ってみたら、ブログ、14日から更新してなかったんですね。
モンゴルだるま@ウランバートルです。
リアルで忙しくなると、携帯電話から更新ができるわけでもなし、なんとなく忘れちゃう。
でも、意外とランキングが下がってなくって、よかった。
読者の皆様、ペタとかアクセスぽちっありがとうございました。
師走は皆さんもお忙しいですよね!!
私もこれからの自分のチャレンジのために、結構、熱く、久々に頭脳とか体とかフル回転です。
いろんな方々とオハナシさせていただいたりして、自分独りで煮詰まるよりも、かなりよい拡がりと深みを出せそうな手ごたえ、出てきました!
さて、昨日は、マイ家畜で2回目の収入ゲットでした。
初めての収入ゲット記事は⇒コチラ一昨日、草原に行って、久々にマイ家畜たちに再会。
去年の今頃とは見違えるくらいまん丸で嬉しかったなぁ。
群の規模は去年は、委託牧民自体が、あっちやこっちやから家畜を預かっていたり、自分のところのも多かったから、全体で700頭ぐらいを面倒みていた感じだったので、群もかなり壮観だったのですが、今回の委託牧民さんは、うちが預けるなら、別の企業から預かっていた分は返却して、うちのオンリーにする、っていう集中型で面倒みてくれているんですね。
老夫婦がまさに大草原の小さなゲルって感じで、細々やってくれています。
自分たちの羊やヤギっていうのも、ほんとささやかで、最小限以下まで減っていたけれど、「息子たちが都会に出ても、自分たちは遊牧したい。今までずっとやってきたことだから」ってことで、うちの羊やヤギを預かって、ミニマム遊牧をやるっていう感じの人たちなのです。
遊牧民でいたいけれど、自分たちの家畜が少なくて、自活はできない、っていうおじいさん達と、若いんだけど、経験もないし、しょっちゅうは家畜と一緒にはいられない私と、ちょうど生活パターンに対するニーズ・シーズがあった感じで、ありがたかったです。
260頭余りからスタートし、去年の冬の厳しさで半分ぐらいに減り、ナーダムで1頭、なんちゃらで1頭、って感じで食料となった分をトータルすると、、、ちょうど130頭。実に見事に半分になってた・・・
で、このうち20頭をおじいさん達に冬の報酬分として渡す。ってことで、私の家畜は100頭余りになったのです。
おじいさんたちが選んだ20頭は、結構年取った大きな子達ばかり。
彼らは、11月に氷点下10℃以下確定!ってなった頃に全部、屠殺し、毛皮、腸、肉などとして業者に売却。
そのお金で、自分たちが必要な食料を買い、冬の準備のための干草などを購入し、家畜小屋の修繕用の木材を調達したそうです。
で、今はうちの羊・ヤギだけになったから、ほんと、草原で固まっている群は、拳骨一個分にまとまっちゃうくらい。
そして、おじいさんのセレクトで、今年の冬は越えられなさそう、という子達を8頭つぶしてもらいました。
2頭は羊、6頭がヤギ。
羊のうちの1頭は、乳母羊としても活躍してくれていたんだけれど、事故で足を複雑骨折してしまっていた肝っ玉母さん羊でした。よくがんばってくれてたなぁ、って思ったけれど、肉になった彼女を見たら、「いままで、よくがんばってくれてたね」っていうくらい細かった。前回の「臭い肉!こんなに硬い肉は初めてじゃ!」って行ってた脂ののった熟女に比べると、ほとんと脂肪ものってなかったのでした。
前回の記事というのは⇒コチラ私にとっては、毛色も特徴があって、気立てもよくって、思い入れのある羊でしたが、確かにこんなに脂肪が薄ければ越冬はできなかったのも確か。だから、私たちが大事に食べることこそが供養だな、って。
どうして、どの子がつぶされたかわかるか、というと、頭もちゃんと残っていたから。生首ー。
あぁ、「もののけ姫」のししがみ様のようであった・・・
ヤギについては、変わり者な毛色の子達が多かった。
そのうちで、「あぁ、この子も・・・」と誰もが声を上げたのが、群のリーダー的存在だった、真っ白なオオヤギさん。
でも歯をみたら、ほんと磨り減ってて、ボロボロでした。
彼女もまた、これまで群をよく引っ張ってくれててありがとう!!でした。
今回は、毛皮は羊が1枚あたり8,000tgで2枚分。16,000tg
ヤギ革6頭分は100,000tgだったそうですが、こちらは、牧民おじいちゃんの実のお姉さんが突然病死してしまい、お葬式費用等でどうしても現金が必要、ということで、使わせてもらった、との自己申告。私としては、今年は家畜からどれだけの収入があるのか、という生産性を把握できればいいことだし、現金収入のかわりに家畜という物々交換でっていう取り決めにしたために、彼らに現金がないってこともわかっていたから、私にとってはノープロブレムでした。
さて、肉です。
ナライハの畜産品買取市場に売却するよりもウランバートルの市場で売ったほうが高い・・・とガナー君が言うので、そういうことに。
ところが、いざ、売却って時になったら、ガナー君がばっくれよって、お兄ちゃんのてっちゃんが代わりに手伝ってくれました。
まずそれぞれの重量を測らねばならない。
業者のほうにもあるけれど、はかりに細工してあったりすることもよくあるので、まずは自分たちで把握しておかねばならないのです。
てっちゃんの奥さんが働くビール工場でデジタル計量器をかりました。
羊18.3kg。
片足がわるい肝っ玉母さんは自家用ってことで計ってないけど、それより軽いと思う。
ヤギさんたち
白いオオヤギさんは17.6kg 羊並にでかい!
ちびっ子が8.4kg。せっかく去年の子ヤギちゃんの数少ない生き残りだったけど、やっぱりママが死んじゃってたから、おっぱいが足りんかったんだなぁ。
茶色い毛でカシミアがよく取れたおばあちゃんは15.0kg。ちょろちょろしていた分、筋肉が発達してました。
白と黒のまだらの熟女は13.4kg。
この子と仲良かった茶色姐さんは13.6kg。
やっぱりつるんでると太り方も似るんかなぁ?
そして、いつも群から離れていた前髪がつんつんしていた「いなせ」さん。(モンゴル語だとサクソー)
12.15kg。
ヤギの体重は、端数は切り落としでトータル80kgでした。
皆、ほんとにようがんばってくれました。
春からはおじいさん牧民さんにようけ可愛がってもらったから、去年の倍近く体格がよくなって、まんまるさんになり、立派に肉になってくれました。
私は冬にヤギの肉って食べないんだけど、ちゃんと買うとこ、あるんですね。
市場では、調べていたのは、羊が3,000tg/kg、ヤギが2,400tg/kgだったのですが、実際に、ションホル市場の肉買い札をつけてる人たちは・・・
最初は、羊が2,200tg/kg、ヤギが1,400tg/kg。
冗談じゃねー!とムシ。
でも、わらわらと10人ぐらいの肉買い札をぶら下げたおっさんやおばさんに取り囲まれました。
ゾンビみてぇだ。。。
私が口出すよりもてっちゃんにおまかせしといたほうがいいな、と思ったので、交渉に聞き耳を立ててました。
いったん、ドアを閉めて、計算、計算。
てっちゃんは、知り合いの食堂とか友達などに「ヤギの肉、買わないか?」と携帯電話で連絡。
羊については、2,800tgでてっちゃんの姑さんが購入することに。
18.3x2,800tg=51,240tgで確定。
ヤギについては、、、最終的には、1,900tg/kgで交渉成立。
80kgx1,900tg=152,000tg-1000tg荷車運搬費。
トータル203,000tgの収入。
でも、このための交通費が燃料代20,000tg+道路通行税1,000tgだったから、
実際の利益は、182200tg。
で、仲買交渉してくれたてっちゃんに謝礼で10,000tgを渡したので、実際は172、200tg。
肉での儲けは12,000円ちょっとってことになりました。
今年は、もう家畜はよっぽどのことがない限りはつぶさなにので、今年の利益はこれで終わり。
資産価値としては、やっぱり生きていてくれるほうがいいな。
100頭のうち80頭くらいが羊。
でこのうち30頭くらいを種付けしています。
無事に羊が増えれば、来年は羊の毛を取りつつ、あとは肉にする分をもうちょっと増やせます。
ヤギについては、種オスヤギが結局調達できなかったので、現状維持。
だから20頭弱くらいをなんとか越冬させて、この20頭のカシミアを取るってことがメインになります。
馬はちょっと痩せてきています。
連日、放牧に使われて、あとはつながれているので、やっぱり疲れちゃうんだろうなぁ。
ちなみに、今回、馬のために燕麦を差し入れしました。
モンゴル産のもので40kgで22,000tgでした。
ふすまが20kgで6,000tg。去年の1.5倍です。
ウランバートルでは、先週から今週の前半までかなり冷え込みましたが、草原にある彼らの冬営地は、意外と暖かかったそうです。やっぱり選び方があるんでしょうね。
心配していた雪も、風で吹き飛ばされたおかげで、放牧地にも草がニョキニョキ出てました。
周辺が韓国人の農園があるのですが、冬場は放置状態で、落穂ひろい的な羊の放牧をさせてもらっています。
羊やヤギがひづめで土を掘り起こすと空気がいい感じに入って土にとってもいいんだそうです。
この辺、まったく自然の草地と人の手が入った農地は違うんだなあって感慨深いです。
とにかく、一番の厳しい寒さは気温的にはなんとか乗り切った感じなはず。
家畜も牧民も、皆健やかにがんばって年を越して欲しいです。

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