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mongolぶろぐ「目は細くても、視野は広く」

ラーメンや、本など思い立った時に、思い立ったことを書込んでいきます。

聞き手を熱狂させる!戦略的話術~オバマに学ぶNLPプレゼンテーション~/二階堂 忠春

¥1,470
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オバマのスピーチを題材に、話術のノウハウを語っている本。

「おお!すごい!こんなメソッドがあったんや!!」というものはないが(逆にそんなものがスピーチにあったらこんなに楽なことはないのですが笑)、体系だってスピーチの際に気をつけるべきこと、構想に加えてみるべきことなど基本を学べる本。

ゴール設定の上の逆算した内容や、刷り込み、メタファー、前提条件、否定語を肯定語に、ストーリーで語るなど、スピーチが得意な人は無意識のうちにやっていることではあるかと思います。

印象的だったのが、答えに空白を創り出すと相手は引き込まれるという部分。

その例としてあげられていたのが、下記のオバマの大統領選挙勝利宣言の際のスピーチ(だいぶ省略していますが)↓↓


~今夜がその答えです。

その答えは~~~が語っています。
その答えは~~~の声が示したものです。
その答えは~~~への気持ちへと導くものです。

今夜、この決定的な瞬間、この決定的な瞬間、この日この
選挙で成し遂げたことによって、アメリカに変化が訪れたのです。


最初に今夜がその答えと言っておき、聴衆に「ん?答えってなんだ?」と思わせておき、次の「その答えは」でもその内容がわからない。次の「その答えは」でもわからない。その次でも。そして、最後にやっとわかるという展開。

最初に「今夜、選挙で変化が訪れました」だと人々に結論は伝わるけれど、心に響かない。

そこにオバマのうまさがあると著者は述べており、その手法が

①テレビ番組でのCM前に登場シーンにモザイクがしてあって、CM後に流すことでCM中も注意をそらさないという手法や、

②ミッションインポッシブル2で、最初にトムクルーズが打たれそうになる衝撃的なシーンがあって、その後にそのことがなかったようにストーリーが展開され、最後にそのシーンの真相がわかるといった手法

と同じであると述べられていました。納得。

確かに「結果はどうなの?どうなの?!」と、気になりますよね。

引き込むスピーチにはやはり巧妙な構成やストーリーテリングが不可欠なようです。

でもこれはわかりやすいスピーチの基本中の基本、「結論から先に」と相反する手法なので、バランスを失敗すると、単なるくどい話になるかと思うので、そのバランスが難しくかなり高度な技術ではありますね。

機会があれば試してみたいと思います。

ーーー

余談ですが、今回はじめてしっかりとオバマのスピーチを読んだけれど、本当に言葉の並べ方や、文章の構成の仕方がうまい。

この本に載っていたのは一部なので、いまさらながら、ぜひ全文を読んでみたいと思いました。

これから情報・通信市場で何が起こるのか―IT市場ナビゲーター〈2009年版〉/野村総合研究所情報通信コンサルティング部

¥2,520
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今一度、金ゼミで2年間学んできたことを整理しようと読んだ本。
網羅的に復習ができるので、金ゼミ生には時間があればぜひ読んでもらいたいなと思います。

現状分析だけでなく、未来予測と、各プレイヤーへの
提言まで言及されており、非常に勉強になる本です。

地上波デジタルの開始、MVNOの加速など、
情報通信産業は今後大きな変革を迎える過渡期であるからこそ、
大きなビジネスチャンスが隠れている市場でありおもしろい分野だと思う。

個人的に興味があるのはモバイル市場。
今までは世界的にローエンド需要であったことから、
日本の携帯電話は世界市場シェアを取れずにいたが、
最近その状況を変えるかもしれない大きな動きがあった。

それはiphoneの爆発的ヒット。
世界中で3000万台以上を売り上げたと言われている。

(ソース)
http://ascii.jp/elem/000/000/448/448992/

世界においてやはり携帯は単なる「Speaking Tool」であった。
話せれば安いものでいい。ハイエンドなもののニーズなんてなかった。
それが、iphoneのヒットによって携帯電話は「Using Tool」となった。
話すだけではなく、生活に付加価値を生むものにニーズが生まれた。

これは世界に誇る技術力を持つ日本の携帯電話にとって
追い風になるのではないかと考えている。

ワンセグや、おサイフ携帯など、日本の携帯技術は世界をリードしている。

ハイエンドな携帯電話のニーズが世界に生まれた時、
「ガラパゴス化」と呼ばれる日本の携帯電話の躍進が始まるかもしれない。

ブランド広告 (光文社新書)/内田 東

¥735
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ブランド形成に関する広告について書かれた本。

豊富な事例が紹介されていて、企業がどのようなビジョンを持ち、どのようなアプローチでブランドを形成していったのかがわかる。

またクリエイティブ出身であることもあり、クリエイティブブリーフ策定などにも言及されており、ハード・ソフトの両面から広告を理解することができる。

著者は、すべての広告はブランド形成に携わる「ブランド広告」でなければならないと述べる。

新商品がでるたびに新しいタレントを使い、トーン&マナーを変えた商品広告を打つ…これでは企業としてのビジョンはブレ、消費者には伝わらない。

ブランドとは赤子のようなものだ。何年もかけて、大切に大切に育てていかねばならない。

非常に良書であるが、一つ本書の問題点をあげるならば、ブランド形成にあたってマス広告以外の視点に欠けるという点だろう。

出版された年が、ネットなどのインタラクティブメディアや、PRが今に比べるとさほど注目されていなかったこともあるが。



本書の中で紹介されていたある言葉が頭から離れない。

「広告をしなくては、どんなにすぐれた商品も、この世に存在しないのと同じである。」
(松下電器二代目社長・松下正治)

好かれる方法 戦略的PRの発想 (新潮新書)/矢島 尚

¥714
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著者の矢島尚氏はメディアコムの先輩みたいです。

キシトールの普及、六本木ヒルズ、タマチャン騒動、小泉劇場…これらの裏にはすべてPR会社がいた。

最近は変わってきてはいるが、媒体費用による収益システムである広告会社よりも365度立体的にプロモーション戦略が策定できるのは、feeによる収益システムであるPR会社なのかもしれない。

メディアにおけるコミュニケーションにおいても消費者が疑ってかかる広告ではなく、信用性の高いコンテンツにメッセージをもぐりこませるため、効率よく効果をあげることができる。

広告会社の中でも
“I”AIDMA
“I”AISAS
戦略の重要性が叫ばれている。

PRなどの働きかけによって、AIDMAやAISASの前にその前提となる“I”つまりAIDMA・AISASに対するinterest、ムード・世論を作り出すのだ。

今後広告会社におけるPR活動の比重の増加、または広告会社とPR会社の共存がなされていくと考えられる。

メディアを動かし、消費者を動かし、時には世論をも動かすPR…その無限なる可能性について考えさせられる本。

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術/寺田 昌嗣

¥1,155
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本を読むにあたって、効率的な「時間という資源」の分配をするべきだとこの本では述べている。

本を読むことによって成長することが目的なのであって、本を読むこと自体が目的ではない。「早く読む」ということをつねに頭の片隅においき、重要な部分は時間をかけ、重要でない部分は読み流すといったように適切に時間を投資していくのだ。

これは読書以外の場面においても言えることではないだろうか。重要であること・重要でないことを見極め、取捨選択して効率的に時間を投資することが求められる。

視線の動きのトレーニングなども充実しており理論だけではなく実践からも速読が身につく本。
P&G式 世界が欲しがる人材の育て方―日本人初のヴァイスプレジデ
ントはこうして生まれた/和田浩子

¥1,575
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従業員能力no.1企業(米雑誌『フォーチュン』)

世界最大級の消費財メーカーであるP&Gは人材育成に非常に重きを置いており、GEやマイクロソフトなど有名企業のトップマネジメントを務めるなど人材輩出企業として名高い。

その米P&Gにおいて日本人で初めてウ゛ァイスプレジデントに就任した和田浩子氏が自身の経験とともにP&Gの人材育成について述べた本。

印象的だったのが、従業員に対する評価が自らの成績と部下の成長、この2点から下されるという点だった。

「自分の仕事をとられるような部下を育てなさい」というのがP&Gの人材育成における基本方針であるが、システムの面からも部下の教育に対するインセンティブが設計されているのだ。

P&Gにおけるリーダーシップ論や和田氏の人生観、仕事観など得るものが大きい本であった。

「すべては消費者のために」

このテーマに向かって全てが一貫している。

P&G…限りなく誠実で限りなくアツいw
本を読む本 (講談社学術文庫)/J・モーティマー・アドラー

¥945
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すぐれた読者になるための入門書。

読むという行為は受け身で従順な作業ではなく、極めて積極的な行為である。そのため著者の述べていることを理解し、正しく筆者とのコミュニケーションを行うためには、熟達した読者にならねばならない。

その為さねばならないことの一つに「正しく批評する」というものがある。自分の判断を下さない人間は、本当の意味で学び得ない。もっともすぐれた批評家こそ、もっとも良き読者なのだ。

しかし、批評に入る前に、必ずその前の段階である「概略」と「解釈」が完了したことを確かめねばならない。

著者の主張に十分な根拠がなければ、それはあくまで個人的な意見の域をでない陳腐な書物であるといえるが、読者の批評にもそれがあてはまる。

読者自身の下す批評にも根拠がなくてはならないなだ。その批評は弁護しうる意見でなくてはならない。

著者の議論についていくのではなく、それを受け止めてはじめて、賛成、反対が意味をもつ。反論は、思い込みや気に入らないと言っているだけではないか注意せねばならない。

小説についても同じである。その本のどこをが好きかを述べられない人は本の字面をなでているだけでその下にあるものを読み取れてはいない。

自分の好みや見方を離れて、その本から自分の得た感動の原因となっているものを客観的に述べること。どこがよくて、どこがよくないかを具体的に論じ、またその理由を述べなくてはならない。

これからの人生において様々な本に出会っていき、読書していくのだと思う。

まだ読書が浅い今の時期に読めてよかった。

読書。とてつもなく奥が深い。
モダンタイムス 特別版 (Morning NOVELS)/伊坂 幸太郎

¥2,835
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これは伊坂幸太郎がモーニングに連載したものをまとめたもの。

題名・内容から、資本主義社会に生きる人間が機械の一部と化し人間の尊厳を失っている様を喜劇によって表現した、チャップリンが生んだ米映画「モダンタイムス」(1936年)にinspirationを受けていると考えられる。

舞台は21世紀半ば。とある中学校の襲撃事件に真相に迫る組み合わせのキーワードで検索した者は、その「真相を隠す」という社会のシステムによってなんらかの形によって排除されていく。つまり検索における監視が、社会におけるシステムとして機械的に行われているのだ。

話の中で引用されているが、ドイツのユダヤ人虐殺に関わったアドルフ・アイヒマンは「最大限効率化・システム化をはかる社会において、その社会を回す一つの部品として創造力と知覚が奪われ、「良心」や「罪悪感」は消え、ただ仕事として、あらかじめ決められた社会におけるシステムの一部として、機械的に虐殺を行っていた」と述べている。 この話においても「悪」は存在しない。襲撃事件の真相の隠蔽をしているもの、真相に迫るキーワードで検索したものを排除していくもの…そのすべてがシステムとして「そういうことになっている」ものに従っているだけなのだ。そのようにして私たちの生きる社会は、システムは回っていく。

この小説は遠い未来を描いたSFなどではない。インターネットにおいて情報が捏造され、そのなかでの世論が実世界の世論よりも「真実」として認識されてしまうということは現在においても起こっている。「真実」とは何者なのか―このことは技術が進歩していく現代においてさらに捉えにくく、曖昧になっているのではないだろうか。

インターネットにおける情報の本質とは何なのか?
国家とは何者なのか?
組織とは何なのか?
私たちが暮らすこの社会を動かすシステムとは何なのか?

そのようなことを扱ったどんな専門書よりも、現代社会を生きる私たちに様々な示唆を与え、感じさせ、考えさせてくれる本であったように思う。
Information Rules: A Strategic Guide to the Net.../Carl Shapiro

¥3,321
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この本は、出版されてからかなり年月が経過しているのにも関わらず、インターネットなど情報社会における特性を的確にあらわしており、現在のその手の本に全く劣ることのない内容を誇っており驚いた。クリスアンダーソンの「ロングテール」とともに、インターネット情報社会を生き抜くための必需本となるであろう。

内容であるが、今回自分の所属している三田祭論文の班のテーマの「free business」においておおいに参考になる点が多かった。すべてが目新しい情報というわけではないが、普段インターネットに触れるにあたって「なんとなく」感じていたところをわかりやすく的確に表現してくれている。

前述の「ロングテール」もそうであるが、優れた考えというのは必ずしも目新しいなにかを発見したり、なにもないところから全く新しい価値観を提案しているものだけとは限らない。普段私たちが接している身近な情報を新しい視点で整理しなおし、的確にわかりやすく表現するというケースもある。

今回自分たちの班は「free business」を行っている事例をいくつか検証し、その事例を的確にわかりやすく整理することによって、共通する法則性などを見つけようとしている。

この情報があふれるなかで、情報武装をすることは必ずしも求められているわけではない。その情報のなかから適した情報を選択し、そのなかからどのようなことを抽出し情報に付加価値をつけることができるかなのだ。

内容のみならず、今後の研究のスタンスを考えるにあたってもおおいに有益な本であった。