2024年3月15日

 

米国は利下げが先送りされそうな経済市況が出てきていますが、一方 東京市場は NY市場の下落を朝方は下落しているけれども、安いところは 買っていこうという 買いの力がでて 底堅い動きに 終始しています。

 

ここ数日の東京市場の動き ↑

安くなったところは 買いが入って 株価を押し上げ

一方 高いところは 売り圧力が強く 押し下げられている

 

年金などの機関投資家の「リバランス」売りが 散発的に出ていると考えられますが、それも、一巡してきた感じが受け止められる。

 

 

さて、テクニカル的に RSIの動きから以前の安値付近の時のRSIに近づいてきているため 調整は 長く見ても 今月いっぱい(年度末)までではないかと・・・と思っています

 

昨年2023年の3月の動きは 3月16日に底をつけて 17日以降上昇に転じてきています。 今年2024年も同じことが起きるか? これはわかりませんが 日銀の金融政策は3月にマイナス金利撤廃(0.1%の利上げ)を相場はすでに「織り込んで」きているので マイナス金利撤廃となれば 材料出尽くしという動きになる可能性もあり得る。

 

たとえ マイナス金利を撤廃したとしても たかが知れている金利(0.1%利上げ) 日本経済に何の影響もない 実質的に「金融緩和」状態は継続すると考えられる。 日銀政策で市場が大きくぶれるということは考えられないし、もし、短期筋が動いて円高に持って行くようなことがあっても それは超一時的でしかない。

 

かつてバブルの時の日本は 半導体 家電 エレクトロニックスといった産業が強く 世界に輸出していました それによって 円高に拍車がかかっていましたが 現在は 自動車すら 現地生産が多くなり 円高になるような 動きは感じられない。 日本のデジタル化は、ほとんどがアメリカ企業のデーターセンターやクラウドのサービスを使っていて 円安要因が大きく、なおかつNISAなど投資が国内より米国へ向かっているため ここも円安要因 円高に動く要件は皆無です。 円高に振れても それは 超一時的と考えたほうがいい。

 

よって 日本のインフレは 加速していくでしょう。 あれだけ金融緩和を続け コロナで給付金を出して 円紙幣を刷り続けているので インフレは 今後も加速していくと思っています。米国の2月CPIは3.2% 2%を超えて推移していますので 3%以上の高インフレ経済になる可能性・・・もあるかも!

 

経済的に円高になる要因など皆無 金融緩和、コロナ給付金で マネーが市場にあふれている 現状でインフレが終息する可能性などありえない デフレはすでに死語 終わったのですよ。高インフレ状態が続いていくと予想しています。

 

インフレ経済は「リスク資産」が上がり、「安全資産」は目減りする どういうことかというと 株などのリスク性が強い資産が上がり 国債(債権)や銀行預金などの安全資産が目減りする社会になるということ。(株を持っていれば資産は守れるが、銀行預金や債券など持っていても資産は守れない)

 

 

今週は株価が調整してきたので 一時的に マイナスになってしまいましたが、来月には再び上昇し始めると 勝手に 予想しています。

 

旧新NISA部門は堅調に利益を増加させています。 巷では 日経10万円説まで出てきていますので 先高観は高いと思いますよ。 目先では乱高下はあっても 長期では先高していくと思っています。1年で日経1万円上がれば良いと思いますが どうなるか? もし日経が10万円になるためには 後 10年は必要かもしれないですね(笑)

 

と考えて、米株より日本株のウエートを高めにしたほうがいいかもしれないですよ。

 

3月15日の市況

NYダウ 38714ドル 190ドル安

ナスダック 15973 155安

シカゴ日経先物 38625円 335円高 

ドル円 149.05-15 80銭安

 

3月末の日経平均株価予想

マネックス証券広木さん 4万円

ニッセイ基礎研究所井出さん 3.8万円

 

18-19日 日銀政策決定会合  19-20日 FOMC

 

*ここに書いていることは個人的意見で ポートフォリオの個別銘柄を推奨しているわけではありません

投資は自己責任でお願いします

 

次回書き込みは3月23-24日に更新予定です。

 

管理者Artemis