企業Aでの製品C開発で日々追い詰められるような時間を過ごす中で、私は転職に際して3つの目的を設定した。

 

一つ目は「緊急避難(企業Aから逃げる)」ということ。

二つ目は「次ステップ(アーリーリタイア)のための鍛錬」ということ。

そして三つ目の目的が「一般家庭で使われるようなコンシューマー製品を作ること」だった。

 

 

 

 

新卒で入社した企業Aで14年間働き続けてきたので、当然それまでに転職経験はなかった。

だからどうすれば転職できるのか、それもその時の私は具体的にはイメージできていなかったのだと思う。とりあえず転職サービスには登録したほうがいいだろうと思い、いくつか転職サービスを調べ、その中で評価の高かった転職サービスDに登録することから始めた。

 

 

 

 

 

転職サービスDに登録したのが2018年5月末頃。

 

転職サービスDに登録することによって、そのサービス内で求人を募集していた様々な企業に対して応募することができるようになった。

私は平日の帰宅後や土日の時間を使って、それらの求人内容を目を通していった。そして私の転職に際して設定した3つの目的に合致するような求人内容を全てリストアップしていった。そして少しでも目ぼしいものがあれば片っ端から応募していった。

 

 

 

そんなとき、5月29日に突然、転職サービスDから一通のメールが届いた。

 

 

“キャリアカウンセリングご案内担当でございます。

この度は弊社、転職サービスDを

ご利用いただき誠にありがとうございます。

 

ご転職活動のお力添えのため、転職を少しでもお考えでしたら、

職種・業界にあわせた専任のキャリアアドバイザーよりご経験やご希望に沿った求人のご紹介、

また市況感をふまえた情報提供をさせていただければと思います。

 

ご予約制となりますので、ご希望のカウンセリング形式および日時を記入の上

ご返信いただけますでしょうか。“

 

 

 

専任のキャリアアドバイザーをつけてくれるとの連絡だった。

 

私自身としては、全て独力で転職活動をしようと考えていたので初めは断ろうとも思ったのだけど、ただ、そうしたら転職サービスDを利用することもできなくなってしまうかもしれない。そんな危惧もあったので、私はキャリアカウンセリングなるものを受けることにした。

 

 

 

そのカウンセリングは転職サイトDのシステムを使ってリモートで行われるもので、日時は2018年6月2日(土)に設定された。