3月1日 <マネックスATM 第2号>
本日、マネックスの入っている東京駅前のパシフィックセンチュリープレイス丸の内ビルに、マネックスATMが開設されました。第1号機は大阪ソニータワーに去年の夏設置したのですが、今回が第2号機になります。マネックス《セゾン》カードでマネックス口座の入出金ができますし、郵貯カードで郵貯口座の入出金もできます。因みにマネックス《セゾン》カードは全国2万5千拠点の郵貯ATMでマネックス口座の入出金もでき(全国千台のクレディセゾンのATMで出金もできます)、どこでもクレジットカードやATMが使えるというのはとても便利なものです。マネックスは設立当初から、安価で安全に資産を管理・運用できかつ便利にお金を使える、これからのネットワーク時代における新しい金融サービスの提供を目指してきました(「マネックスとは」 http://www.monex.co.jp/free/monex.html)。今日はなんか宣伝のようになってしまって恐縮ですが、これからも更に便利なサービスを提供していきたいと考えていますのでよろしくお願いします。
3月4日 <啓蟄>
今年の啓蟄は明後日、6日です。しかし株式市場的には今日だったのでしょうか。あたかも地面の中に隠れていた虫がゴソゴソとあちこちで這い出してくるように、ほとんどの株が値上がりし、また投資家の方々も久し振りにマーケットに帰って来たようでした。いろいろ理由は考えられます。金曜日のNY市場が上がったから(アメリカ株と日本株が連動して動く必然性はあまり感じません)。空売り規制の効果(極々短期的には効果はあるかも知れませんが、構造的には流動性を阻害するものであり逆効果でしょう)。佐藤工業の処理に、問題を先送りにすることと決別し積極的に不良債権を処理する方向への、流れの転換を見た(今までだって同じような処理はありましたが、結局流れは変わりませんでした。何故今回だけ特別なのかという積極的な理由は見あたりません)。恐らく本当の理由は「買い戻し」でしょう。上に挙げた事柄は、買い戻しを促す理由にはなります。でもそれだけだと思います。佐藤工業の例が新しい流れの始まりであるかどうかなど、今日の時点では分かる由もないと思います。これから継続的に改革が進められていって初めて事後的に「あぁ、あれが新しい流れの始まりだった」と言えるのでしょう。株価の動きに惑わされないで、しっかりと構造改革を進めていって欲しいと、切に願います。
3月5日 <失われた10年>
「日本はあれだけうまく行っていたのに、最近はどうしてしまったのだろう?世界は、時代は、変わってしまったのだろうか?日本はどう変わるべきなのだろうか?」というような論調をよく耳にします。これは戦後の高度成長期の社会システムを肯定した上で、現代世界の変化に応じて日本は今どう変化すべきか、という考え方だと思います。果たしてこれは妥当な議論でしょうか?これはあくまでも仮定ですが、国土も心も徹底的に荒廃し、経済も壊滅的な状態にあった日本が、戦後40年の間に世界第2位の経済大国になる過程は、ある意味で狂気というか、尋常なシステムでは達成できなかったのではないでしょうか。バブル期以降の日本を例外的に考えるよりも、戦後からバブル期までの期間を例外と考え、極限的なやり方によって何とか大急ぎで復興・成長した我が国が、平常のシステムに戻ろうと模索するプロセスがバブルの崩壊からの10年間だと考えるべきではないでしょうか?バブルのピークを基準に日本を考えるのではなく、その前の過程から含めて日本を見直し、よりバランスの取れた普通の民主的な社会システムを今こそデザインしてインストールする時期に来ているのではないでしょうか?
3月6日 <ベンチャー企業>
日本では何故ベンチャー企業がアメリカのように育たないのか、という問題を語る時、「どうしたら銀行はもっとベンチャー企業に資金供与するのか」とか、「ベンチャー・キャピタルの役割は」とか、そういった金融の問題として捉えられる場合が多いように感じます。しかし私はこの問題は金融機関の問題ではなく、大企業の問題ではないかと考えています。ベンチャー企業の持つ新しい技術とかアイデアをもっとも正確かつ迅速に評価できるのは銀行ではなくて、同じ分野にある大企業ではないでしょうか。評価するリソースも、リスクを知る経験も、その事業を伸ばしていくのにもっとも大切なサポートを供給するネットワークも、それら全て持っているのは大企業です。しかし今まで大企業は新興のベンチャーが現れると、潰すか取り込むかというデジタルな判断をしがちで、例えば49%まで出資してベンチャーの経営権を尊重しながら応援し、共存共栄を図るということをあまりして来なかったのではないでしょうか。こういった所もこれから改善されていくといいと思います。
3月7日 <紅白>
今日の東京は昨日と変わってきれいに晴れ上がり、春がまたほころんだようです。木蓮の花も所々咲き始めています。ふと目の中に紅白の椿が飛び込んできました。そこで思ったのですが、どうして春の花は紅白の対が多いのでしょうか。紅梅と白梅。椿。木蓮は紅白ではありませんが、やはり白と赤紫。春と言うよりも初夏に近いかも知れませんが、さつきも紅白です。アルビノでしょうか?しかし少なくとも木蓮の白さはアルビノ的な白さではありません。紅い花は受粉のために虫を呼ぶためでしょう。しかし白い花は?紅白の梅や椿があるから、紅組、白組も、紅白饅頭もできたのでしょうが、謎は解けません。
3月8日 <ネタ>
ネタは有限でしょうか、無限でしょうか。恐らく無限にあるのでしょう。しかしいいネタ、おいしいネタはそうあるものではありません。やはり一番粋なのは、時期にあった季節の旬のネタを上手に料理することでしょうか。今一番旬なネタは何でしょう?やはり・・・、蛤(はまぐり)か、ちょうど子の入り始めた車子でしょうか。そのうち夏に向けて若くて小さい魚などのおいしいネタが次々に登場します。つぶやきのネタよりも寿司のネタ、古いネタより若いネタ、永田町よりも築地のネタの方がおいしいですよね。
3月11日 <新聞休刊日 その2>
今日は新聞休刊日です。しかしどの新聞も発刊されていて、何の変わりも認められません。興味深かったのはむしろ昨日の紙面です。各紙、「内外情勢が激変しているので明日は新聞休刊日ですが発行します」とか、ただ単に「予定を変更して発行します」とか様々な告知の仕方をしていましたが、事の発端は2ヶ月程前に産経新聞が「夕刊をやめる、新聞休刊日も駅売りで発行する」と言い出して某氏から反発を買い、結局産経新聞社長は新聞協会副会長を辞職まですることになったとか・・・、確かそんな話だったと思います。気になって駅まで読売新聞と産経新聞を買いに行きました。産経新聞には当初の計画通り「明日は新聞休刊日ですが特別版を駅で売ります」と書いてありましたが、読売には休刊するとも、予定変更とも、何とも書いてありませんでした。しかし通常通り一日分の番組表しか載ってなかったので今日は発行するのだろうと思っていたら、やはり素知らぬ顔で平静通りに発行されていました。しかし何も表明しないというのはどうでしょう。実際に記事を書き、版を作っている人達の気持ちと、某氏の気持ちは果たして一緒なのでしょうか?
3月12日 <電子文書>
紙を作るために、毎年どれだけの木が切られているのでしょうか。人々の生活のために切られるのは致し方ないことですが、紙が無駄に使われてその結果無闇に多くの木が切られるのは、可愛そうだし地球環境にとっても良くないことです。私はエコロジーに関しては詳しくないのですが、木が減ると大気中の成分や森の生態系が崩れたり、洪水が起きやすくなったりと、自然のサイクルが大きく崩れ始めるであろう事は容易に想像がつきます。企業が使用する紙の量は厖大です。マネックスでは社内の文書は「裏紙使用」といって両面使うようにしていますが、それでも大量の紙が毎日消費されていきます。私は直接は目視していませんが、マネックスが証券会社としてお客様に郵送している紙の量は凄い量だと思います。今マネックスでは取引報告書(売買のたび)、取引残高報告書(3ヶ月おき)、投資信託運用報告書(決算おき、基本年1回)を全て電子交付できるようにしています。切られる木が少しでも減ると考えて御協力下さい。(当社の経費も減ります)
電子交付について→ http://www.monex.co.jp/free/eIssue/index.html
3月13日 <年金未納>
年金制度の大部分は公的年金である厚生年金と国民年金です。厚生年金は事業所単位で加入しますが、去年の3月末時点で非加入事業所が全体の約2割に達しています。国民皆年金が原則であり、加入しないと事業主に対して罰則がありますが、実際に適用した例はなく黙認されているケースも多いようです。もう一つの柱である国民年金も同時点で未納率がなんと27%に達しました。零細企業や若年層を中心に、年金負担を嫌っていわゆる「ブッチ」している人口が増えてきているということでしょう。マネックスにおいて先日約20名のユーザーの方に集まって頂いてオリエンテーション・コミティーを開いた時にも、「もし払わなくていいのなら年金保険料を払うのを止めたい方はいらっしゃいますか?」(この場合当然、老後の年金の受け取りはなくなります)という質問をさせて頂いたのですが、基本的に全員の方が手を挙げられました。真面目でおとなしい人だけが貧乏くじを引くような、或いは国民の大多数が反対するような、そんな制度は一刻も早く抜本的に改革されるべきだと、そう信じます。
(昨日つぶやかせて頂いた電子交付については多くの反響を頂きました。ありがとうございます。一つだけ誤解されている方が多いようなので追加説明させて頂くと、電子交付は自動的には切り替わりません。お客様御自身で登録手続きをされる必要があります。よろしくお願いします。電子交付について→ http://www.monex.co.jp/free/eIssue/index.html )
3月14日 <ジンバブエ>
南アフリカ共和国のすぐ北にある国ジンバブエで大統領選が行われ、現職のムガベ氏が4選を果たしました。選管の発表によるとムガベ氏の得票率が約56%、野党の対立候補の得票率が約42%だったそうですが、欧米の諸国は選挙は国際的な基準を満たしていないと断定しているようです。元々は1980年にこの国で初めて民主的な選挙が行われてムガベ氏が勝利し白人支配に終止符が打たれたのですが、最近の経済不安の中で徐々に独裁色を強めていき、今回の選挙は都市部で圧倒的な支持を誇る野党が、地方の与党基盤を崩せるかが焦点だったようです。結局政府は都市部の投票所の数を急に減らすなどの選挙妨害をし、高裁が政府に対して投票期間を一日延長するように要求したにもかかわらず、それを無視して開票を始めこのような結果になったようです。ジンバブエの通貨はこのような体制を反映してか、ここ十数年の間に米ドルに対する実効レートがなんと800分の1にまで下がりました。酷い国ですね。しかし日本においても都市部と地方の一票の重みについて最高裁が違憲状態であると断定しているにもかかわらず、選挙制度は未だ改善されていません。大して変わらないのではないでしょうか?ジンバブエをアフリカの国として笑うなかれ、そのすぐ西にある国ボツワナと我が国の格付けは殆ど変わりません。ムーディーズによると日本の格付けはAa3で格下げの方向で見直し中、ボツワナはA1で見直しナシです。
3月15日 <プラド展>
上野の国立西洋美術館でプラド美術館展が催されています。春の上野の山はいろいろな花も咲き乱れ、さぞかし趣深いことでしょう。テロ後の航空不況のためにイベリア航空の成田直行便がなくなり、陸路ピレネー山脈を越えてパリから運んだそうで、そのために振動で絵の具が剥げ落ちそうな作品は来られなくなってしまったようですが、それでもきっと素晴らしいコレクションでしょう。松永真さんのデザインしたプラド展のチラシが手元にあるのですが、そこに嵌め込まれている作品群を見るとそれぞれの作風が大きく違うのに気付きます。もちろん画家によって大きな個性があるべきですが、例えばフランスの絵であるとどこか一つの国風を感じますが、スペインの場合は違います。エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケス、ピカソ(プラド展には来てないようですが)など、とっても好きな画家達ですが背景に流れる匂いがあまりにも違います。エル・グレコはスペイン語で「ザ・グリーク」、ギリシャ人という意味だそうで格別ですが、地域的にも異文化圏の接点のような場所にあり、実際ラテンとアラブの血が混ざっていたり、或いはピカソのようにパリに行ってしまったりでこのようなことになるのでしょうか。一昨年大阪で開かれたフェルメール展は遂に行き損ねましたが、今回のプラド展は必ず行きたいと思っています。
3月18日 <Char>
金曜の晩にまたジャズを聴きに行きました。ブルー・ノートでのマイク・クラーク・バンドです。ハービー・ハンコックのリズムセクションを演ったりしていたドラマーで、同じくファンク・ベースの元祖ポール・ジャクソンや、ミンガスとも演っていたトランペッター、ジャック・ワルラスなど、なかなかの実力者揃いです。ギターはチャー。「気絶するほど悩ましい」や「闘牛士」の、あのチャーです。チャーは実はギターがとてもうまい、歌心もある、と以前から思っていましたが、今回は本当に感心しました。チャー以外の3人は、30年近く前から何度も何度も競演してきた仲で、演奏は70年代のマイルス・デイビスやギル・エバンス(ビルじゃありませんよ!)の考えていたようなジャズに、ブルースというかファンクを融合したようなもので、私はゴキゲンでした。チャーの絡みも最高でした。エフェクターを使わずに、弾き方だけで多彩な音を出して、ブルージーに、時には微妙なバランスではずしかけながら、堂々と3人と張り合い、そして溶け込んでいました。こんなにうまい(歌心のある)日本人のギタリストがいるんだ、とまで思ったのですが、唯一残念だったのは聴衆が昔のチャーのファンが多かったのか、今一興奮していなかったことです。ステージとフロアの関係は本当に微妙です。先日のベベウ・ジルベルト(アストラッドの娘)のステージは凡庸でしたがフロアは大満足でした。私だけがあまのじゃくなのでしょうか?
3月19日 <国のディスクロージャー>
2週間ほど前に佐藤工業が会社更生法適用の申請をした2日後に、新生銀行が実は昨年の夏に預金保険機構に債権の買い取りを請求したが預保はそれを拒否したという記事がありました。これは興味津々です。民間の銀行がある企業に関して経営再建困難と分析したが、国はそう考えなかった。少なくともそうでないと主張した。しかし半年後にその企業は事実上倒産した。そういうことです。そしてその『国』の評価基準に従っていわゆる不良債権額が認定されて税金が銀行に注入され、もうこれ以上税金を使う必要はないと説明されています。しかし佐藤工業の件を見ると不安になります。もっと税金は必要になるのではないかと。昨夏であれば個別の企業の評価を公表することは憚れたでしょう。しかし今であればそんな心配をする必要もありません。預保は、国は、納税者に対して、どのように考えて半年前の段階では佐藤工業は問題ないと判断したのか、その方法論をつまびらかにすべきではないでしょうか?
3月20日 <今日の中吊り>
前にも書いたことがありますが、私は電車の中吊り広告が好きです。新聞の下段にある「紙面中吊り」も好きです。インターネットという情報の強弱が付けにくい媒体を見慣れているので、中吊りは字の大きさや形を変えたり、斜めに書いたり、写真を入れたりと、様々な方法で情報の出し手がパースペクティブ(遠近感)を意識的に付けてくるので、それを見るのが楽しみです。しかし今日の中吊りは良くない。例えば日経新聞企業面の下段は週刊新潮と週刊文春。比較的良識のあるこの2誌ですが、辻本清美氏の秘書給与詐取疑惑、山崎拓氏の夜這い、橋本派と鈴木宗男氏の密約、そして勿論ムネオ氏、云々と。政治家がそれぞれ雑誌社に「あいつを撃て」とプレッシャー掛けたり、タレ込んだりして、それを受けてワイワイ記事を書いたような、そんな印象を今日の中吊りからは感じました。泥仕合の泥をいきなり顔面に投げつけられたような、とでも申しましょうか。(実際の記事はまだ読んでません)
3月22日 <衝動買い>
先日ある知人の結婚披露宴で隣に座った方が「写メール(J-PHONE社の携帯電話とデジタルカメラが合体したもの)」を使われていて、とても興味を持ちました。一度気になると居ても立っても居られません。カタログを手に入れて研究を始め、休みの日に電気量販店にいざ出掛けました。曰く、「ケータイとデジカメ、2つ持って歩くのは大変だ。写メールがいい!」。店に入り、実機を触ったり説明を聞いたりして、30分後ぐらいに店から出てきた時には何と「デジカメ」を手にしていました・・・。デジカメを持って歩くのが嫌で写メールを買いに行った筈なのに・・・。私の場合こういう事がままあります。電器屋さんに行くと、もうダメです。気が付くと何か買ってしまっている。もう殆ど病気です。
「世の中に絶えてエレキのなかりせば僕の心はのどけからまし」
お粗末様でした。
3月25日 <桜満開>
東京ではお彼岸に桜が満開になってしまいました。最も早い記録だそうです。都内には桜の綺麗な所はいっぱいありますが、最近では言問橋の北側、桜橋の辺りの桜がいいと思っています。荷風の墨東奇譚に出てくる土手ですが、目も眩む程に咲き誇っていて、桜にも「お年頃」があるのだということを感じさせられます。桜が「狂おしい」と思い始めたのは安吾の小説を読んでからですが、桜の散るのを見て心がそぞろになるのは平安時代の貴族の間では共通した認識であったようです。
『ことならば咲かずやはあらぬ桜花見る我さへに静心なし』(古今和歌集 巻第二 春歌下 紀貫之)
マネックスでは明後日に花見を企画していますがそれまで散らずに残っているでしょうか。
3月26日 <三権分立>
我が国は法治国家であって、立法、行政、司法の三権は分立しています。しかし最近、本当にこの三権分立が機能しているのか疑問に思うことがあります。M・Sさんのように立法府の人間が行政府に対して特別な影響力を持ってしまったりとか、K・Tさんのように立法府の人間でありながら法律を犯すことと単なるミスを混同してしまったりとか、本当にビックリすることが多くあります。しかしもっとも呆れるのは、最高裁判所が違憲状態であると判断している国政選挙における一票の重さの違いがいつまで経っても抜本的に是正されないことです。司法の最高判断を立法府や行政府がしっかりと実行できないとなるとこれは問題です。東京都の外形標準課税問題も、一般的な善悪・是非論とは別に、司法と行政という観点からも注意して見ていきたいと思っています。
3月27日 <将棋>
将棋の羽生善治さんにお目に掛かる機会がありました。将棋は全くの門外漢なのですが31歳にして四冠王、一度は7タイトルを全て所持していたこともある、とにかく滅法強いお方です。別れ際にミーハーにも握手させてもらいましたが、とても柔らかい手でした。話の内容は主に経済とか日本の閉塞感とか、その手の話だったのですが、最後に以前から疑問に思っていることに羽生さんが明快に答えてくれました。「将棋は駒が相手に取られてそれが今度は相手に使われてしまうという、世界に類を見ないゲームですね。」と聞いたところ、「元々チェスや将棋といったゲームは戦闘がモデルになっているのだと思いますが、恐らく日本は単一民族なので相手に捕えられた兵士が今度は相手方に付いて闘うということがあったのでしょう。外国では異民族間の戦いだったのでそういうことがなかったのではないでしょうか。それから歩で詰めてはいけないというルールもある訳ですが、これは下克上は許さないということではないでしょうか。」と答えられました。う~ん、深い。羽生さんとのお話は含蓄や示唆に富む事も多かったので、そのうち御披露したいと思います。
3月28日 <つくし>
マネックスでは常に学生アルバイトが働いています。私のすぐ目の前で電話を取ったり、お茶を入れたり、郵便局に行ったりと、いろいろな仕事をしています。常に5人ぐらいをプールしていて、彼、彼女たちの間で自主的に日程調整をして毎日誰か一人来ます。会社では彼らのことを「つくし」と呼んでいます(勿論各個人をそう呼ぶのではなく総称としてです)。会社が出来てから今までに40人ぐらいの「つくし」がマネックスで働きました。初代つくしの内の二人は、一旦就職した後に一年半経ってからマネックスに戻ってきました。つくし達は仕事に個人差が激しく、それもなかなか興味深いのですが、なんと言ってもビックリするのは彼らの成長の大きさです。先日三代目のつくしの卒業式と称して数人と食事に出掛けました。初代の二人、他社で働いている二代目の二人、今度他社に就職する三代目二人など。今日も二代目のつくし一人が会社に立ち寄ってくれました。これからもいろいろなつくし達との出会いを楽しみにしています。
3月29日 <新ETF>
慌ただしい朝でした。マネックスが合併?というニュースが朝のテレビに流れたためです。当社としての正式なコメントは当社HPを御覧頂きたいのですが、この騒ぎのために本日上場の新商品の動向を見ることが出来ませんでした。その商品とは日本を代表する30社の指数のETFと電機、輸送、銀行の業種別指数のETFです。ある業種をまとめて売買するには通常であればかなりの資金が必要になりますが、この新ETFを利用すれば少額から始められ、いとも簡単かつ透明に売買出来ます。東証の押しかけセールスマンをしている訳ではありませんが、このように個人投資家の裾野を拡げようという動きは我々としても大歓迎したいと思います。「こんなETFを作って欲しい」などという個人の声に基づいて、これからもいろいろなETFが作られると楽しいですね。
http://www.tse.or.jp/cash/etf/leaflet1.html