7月2日       <合併>
週末にマネックス証券とセゾン証券は合併し、今日から新生マネックスの業務が始まりました。膨大な量の合併作業はこの週末に山場を迎えましたが大事なく完了し、今日一日も無事終わらせることができました。本当に良かったと思います。合併を通して何が変わるのでしょう?一緒に働く仲間(社員)が若干増えました。どこか転校生を迎えるようなそんな控え目の興奮があります。しかし勿論もっとも大きな変化はお客様が増えたことです。それも今まで他の証券会社を御利用されて来た方々です。セゾン証券に替わって、セゾン証券のお客様であった方々にサービスを提供して行くこと。マネックスには今まで幾度と忘れられない日というものがありましたが、今日も忘れられない日になるでしょう。興奮と責任感の混じり合った感情で、これは上場時の感覚にも似ています。会社としてマネックスが成長して行く節目なのだと思います。これからも新しい仲間と共に精進して参りますので、末長く宜しくお願い致します。


7月3日        <フォーカス>
1981年に創刊されたあのフォーカスが廃刊するそうです。小さい頃から写真が好きで(ちょうど創刊の頃は高校で写真部の部長をしていました)、特に名取洋之助やタイム・ライフ的な報道写真が好きだった私は随分大きな興奮を覚えて創刊号を買った記憶があります。撮るフィルムはいつも黒白(英語が Black & White なので、我々は敢えて白黒といわずに黒白と呼んでいました)で、望遠レンズよりも広角レンズで情報量の多い写真を撮ろうとするなど、写真には一種のこだわりを持っていました。そんな私にとってフォーカスはちょっと特別な存在でした。残念ですがこれも時代の流れなのでしょう。「パパラッチ」は感心しませんが、フォト・ジャーナリズムといったものがなくならないことを願います。


7月4日      <写真>
昨日に続いて写真の話。一番記憶に強く残っている写真はやはりロバート・キャパの写真です。ノルマンディー上陸作戦に従軍したキャパのまさに上陸の瞬間の決定的な写真はブレています。寒さか、恐ろしさか、興奮からか、とにかく世紀を代表する写真家であるキャパが大きく手触れしているのです。もう一つはキャパの撮った最後の写真。何の変哲もない、草原を進行している兵隊を後ろから撮っている写真なのですが、その直後にキャパは地雷を踏んでしまい他界したのでした。黒白であり、限られた画角なのですが、見えない所-画面の外側やその前後の状況、撮り手の想いなど-の情報や物語が克明に伝わって来ます。そんな写真が、一番いい写真だと今でも思っています。


7月5日       <CMA>
CMAって御存知ですか?キャッシュ・マネージメント・アカウントといって、アメリカではかなり浸透してきている、総合証券口座でありながら小切手の決済などができるものです。マネックスは日本で初の本格的CMAの導入を始めました。マネックス《セゾン》カードをクレジットカードとして使うと銀行口座からでなくマネックスの証券口座から利用代金が引き落とされます。10月1日以降は全国2万5000台の郵貯のATMでも現金の引き出しができます。今まではせっかく株で儲けても、中々簡単にそのお金を使えなかったりしませんでしたか?引き出しにくかったり、一旦銀行にお金を移すと個人としては使えなかったり・・。マネックスは銀行の総合口座のような身近な生活口座を提案して行きたいと思っています。今週からマネックス《セゾン》カードが順次発行・発送され始めました。実は一昨日私の手元にも本物のカードが届きました。嬉しくて嬉しくて早速会社の近所の洋食屋さんに社員数人連れて出掛けました。「カード使えますか?」と聞いてから席につき、そしていよいよ清算の時はみんなでドキドキしながらレジの方を見ていました。普段よりもずーっと長く感じた後に、ようやくサインするための用紙と共にカードがテーブルに帰ってきました。感無量でした。皆さんも是非御愛用下さい。(今日は宣伝みたいなつぶやきでスイマセン)


7月6日        <村正>
シャープがMURAMASAと言う名の薄型ノートPCを発売しました。村正と言うと徳川幕府にとっては曰く付きの刀で「妖刀」と呼ばれた銘です。刀に趣味がある訳ではありませんが、数年前に東博(トウハク、上野の東京国立博物館)で刀剣展を見たことがあり、それは本当に素晴らしいものでした。聖徳太子の所持品だったという直剣(これは確か国宝)から正宗・村正、何でもありました。凛とした刃、奥深い輝き、微妙なしかし極めて強い緊張を持った反り。刀工の技と偶然の賜物なのでしょうが、一方無数の刀剣の中からいいものを見極めて評価してきた努力と審美眼にも驚嘆せざるを得ません。美術館や博物館へはもっと足を運べればいいなと思います。


7月9日       <公募価格>
本日マネックスの株がとうとう公募価格を割りました。日経平均は11ヶ月前の上場日から20%以上売られています。証券株やネット関連株の中で大きく売られたものがある中で、何とか今日までこらえてきましたが遂に割れました。株価は市場が決めるものですが、公募価格だけは発行体もその決定に関与します。ですから公募価格を割らないことは証券会社の矜恃として我々には重要でした。株主総会や株主懇談会で説明したマネックスのビジネス・モデルの内容とその実行には自信を持っていますが、これからも皆様や市場の声をしっかりと聞き、必要に応じてビジネス・モデルの修正も行ないながら、業績の向上に努めて参りたいと存じます。今後とも御意見・御批判・御支援のほど宜しくお願い申し上げます。


7月10日    <構造改革>
小泉首相がいろいろな面での構造改革に取り組んでいます。道路特定財源や特殊公団の話は、要はかつて国の成長のために投資が必要であった(かも知れない)分野が既にその役目を終えているにもかかわらず、引き続きその分野にお金や人が投入されているので、全体の効率や生産性を上げるために、現時点においてより重要な分野にリソースの再分配をしようという話だと思います。お金を使う場所の議論の裏には、常に双子の関係で、どこから或いはどのようにお金を調達するのかという金融の問題がある筈です。国としての投資先、即ち重点を置く分野の再分配が起こる時には、いずれ金融のサイドでも再分配が起きるでしょう。そして金融サイドの構造改革は個人でも出来ます。例えば郵貯に預けているお金は政府が使いますが、そこからお金を引き出し、自ら今後の日本にとって重要と思われる分野の株に投資することは、個人レベルでリソースの再分配、即ち構造改革に参加することではないでしょうか。一億総評論家の時代から、一億総当事者の時代になる必要があるのではないでしょうか。


7月11日       <ETF>
上場投信ETFがいよいよ始まります。TOPIXや日経225に連動する投信で、ザラ場中にも指数に連動して値段が変わり、普通の株式と全く同じ感覚で売買が出来ます。投資単位は現在ですと12万円程度で、いわば個人投資家のための指数先物のような商品です。マネックスも上場初日から全てのETFの取扱いをします。投信なので「買い」からしか入れないのですが、リバースETFといったものが出来たらもっと便利になるでしょう。即ち指数が下がると値段が上がるファンド、指数逆連動型投信とも言えるものです。弊社もベア・ファンドを現在取り扱っていますが、やはり流動性や取引コストを考えるとETFの方が優れています。現状の投資信託法施行令によるとリバースETFは作れないようですが、今後検討されるべき課題だと思います。


7月12日        <コンセント>
ノートブック型のPCを愛用していますが、新しく購入する時などにいつも気になるのはバッテリーの持続時間です。特に海外出張で飛行機に乗る時などには、バッテリーが長く持つかどうかは大きな問題です。某航空会社のコマーシャルを御覧になった方も多いと思いますが、エコノミー席でも全席ビデオやテレビゲームが付く時代になりました。そこで思うのはどうして各席にコンセントを付けないのでしょうか?電子機器の使用が飛行計器類に支障を来たすというようなアナウンスをよく聞きますが、コンセントで電気を供給すれば逆に離着時にはパイロット側で電源を切ることもできます。コンセントだけでなくて衛星を使ったインターネット接続(今でもアメリカなどでは電話や電話を通したネット接続は用意されていますが帯域はかなり狭いのが現状です)も供給してくれたらとっても便利ですね。


7月13日       <白い月>
今朝の東京は夜半からの強い風のせいで空には雲一つ見当たりませんでした。こういう時の空の青色は、いつもよりちょっと落ち着いた濃い青色で、普段見慣れたもう少し薄くて黄色っぽい空色はスモッグなどによって汚されたものであることに気づきます。そう言えばセイシェルやモルジブの写真集などに見る空はもっともっと濃い色をしています。その濃い青色の空に、今日は白い月が浮かんでいました。朝方に西の空に見える、右に弦を持ち左側が白くまるで雲のように見える月。沈む時に弦が下にあるので下弦の月と言いますが、夕方に東の空に明るく光る上弦の月と比べると随分と趣きが違います。
「夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらん」(『古今和歌集』 巻第三 夏歌)
平安時代から夏の風物詩だった白い月は明日も見えるでしょうか。


7月16日      <株式資本主義>
週末に佐々木かをりさんの主宰する国際女性ビジネス会議で講演を致しました。上級者のための投資口座という題目で藤沢久美さんと一緒に行なったのですが、「何をもって上級者と言うか?」という議論をした後に、「投資とは何か?」という話になりました。財テク的な話に話題が向いていたのですが、ある高齢の紳士が「話を聞いていると本当にこの国にはキャピタリズムがないと痛感した。投資はテクニックではなく、経済に直接参加して行くことである。競馬とか、宝くじと比較されるようなものではない。正直言って今日は本当に残念な思いである。」と仰しゃられました。「上級者のための・・」ということで、わざと根本論よりも若干テクニカルな方に話を振っていたせいもありますが、さは言いながらこの方の言には目が覚める思いがしました。老紳士の仰しゃられたことは開業当初から私も何度も何度も言って来たことですが、それでもたまに流されて迎合的なことを言ってしまいます。トレーディングと投資は違いますが、投資の中にも「財テク的な投資」と「真の意味の投資」があります。真の投資、株式資本主義の意味がきちんと認識されなければ、我が国の株式市場の根本的な回復および成長は約束されないのではないでしょうか。


7月17日       <企業の夢>
もうすぐ休刊になるFOCUSを開くと、昭和天皇と本田宗一郎が1965年と1984年にF1グランプリで優勝したホンダのレーシング・カーの前で写っている写真が載っていました。撮影されたのは1985年ということですが、当時日本の車がF1で優勝することは天皇陛下が関心を持っても不自然でないと思えるようなことだったのでしょうか?そのような夢を持った企業は強いと思います。社員が皆その夢に向かって力を合わせて行きますから。どのような「夢」がその企業にとって最良の夢かということは時代とともに変わって行くのでしょう。元F1レーサーの鈴木亜久里さんは、今ならF1で優勝することよりもアシモ(2足歩行ロボット)でヒマラヤ単独登頂を目指すことの方がホンダらしいのではないか、とどこかの雑誌で言われていましたが蓋し名言です。私もマネックスにとっての最良の夢、方向をしっかりと設定して行きたいといつも思っています。


7月18日    <アンケート調査>
アンケート調査の結果は用心深く見る必要があると思います。質問の形式や回収方法、調査結果の処理の仕方によって同じことを様々な形で表現し得ると考えるからです。例えば「小泉内閣を支持しますか?」という質問に対する回答は、恐らく支持者の方が非支持者よりも回答率が高いと思われるので、有効回答に占める支持率は実際の支持率よりも高くなるのではないでしょうか。一方、実際に構造改革が始まった時に「痛み」を強調した上で、「もう支持しない」というような選択肢を与えて回収すれば、実際の支持率ダウン以上に支持率が落ちたことを強調することが可能でしょう。このように質問を作る人と、調査・回収のルールを決め運用する人が同一の場合にはよくよく注意しなければいけません。掲示板も含めて、情報の操作には、受け手である各個人がしっかりとした姿勢で臨まなければいけないと思います。


7月19日      <数学>
京都大学のN教授の研究で、関東と関西の私立大学3校の経済学部の卒業生(20才前半から50才後半まで)7000人にアンケート調査をした所2000人から回答があり、受験で数学を選択した人の年間所得が、選択しなかった人の所得を50万円、40才未満の層だと100万円も超えていたそうです。教授は「数学の学習で培われた論理的能力が職業への適応力を高めている」と分析されているそうです。この調査結果にはかなりビックリしましたが、一抹の疑問も残ります。昨日書いた<アンケート調査>ではありませんが、ある程度のバイアスが掛かっているのではないでしょうか。回答回収率は30%以下。質問そのものを見ていないので分かりませんが、「数学を選択してかつ年収の高い人」の回答率が高くなるような聞き方をしてなかったでしょうか?或いは数学を選択した人はきちんと時間外給与まで入れて回答していたなんていうオチだったりして。(勝手な想像で書いています。N教授、誤解でしたら御容赦下さい。)


7月23日    <個人投資家保護>
証券取引等監視委員会の高橋委員長が就任にあたっての記者会見を行ない、個人投資家保護を強調されたとのことですが、これは大変結構なことだと思います。個人投資家の参加なくしてこの株式市場の回復は難しいということを政府もようやく理解したのでしょうか。高橋委員長は日本の証券市場には『3つの不信』があると言い、証券会社への不信だけでなく、ヘッジファンドなどのプロの市場参加者にうまく利用されているのではないかという不信、不正を見逃している監視当局への不信があると言われたそうです。私からもう2つ指摘させて頂きます。一つはあてにならないディスクロージャーをしている発行体に対する不信です。この3月の決算時に、前年9月の中間決算から半年間で5000億円以上の下方修正をしたある銀行の株は、その日売られるどころかちょっと買われました。その銀行のディスクロージャーを誰も信用していないか、情報が予め完全に漏れていたかどちらかです。もう一つはいつ売りに出されるか分からない持ち合い株に対する不信です。東証の時価総額の1割を超えると思われる上場株が持ち合われていて、これは政府の株式買取機構案などの行方次第によっては市場に出て来るかも知れません。これらの問題をきちんとけじめをつけないままでは個人投資家保護もありません。これは証券取引等監視委員会の問題ではないかも知れませんが、政府においてはこの点をしっかりと考えて頂きたいと思います。


7月24日     <あなたにもできる構造改革>
以前にも書きましたが、構造改革の主眼は成長性の落ちた分野への投資を控えて、より成長性のある分野にシフトすることだと思います。道路特定財源の問題などで小泉内閣の決断に沸き、今は次の一手が見えないと言ってマスコミは若干批判的になりつつあります。ところで政府が使うお金は税金だけではありません。郵便局に預けられたお金も財政投融資制度を通して政府が使っています。個人が納めている税金は年間で20兆円から25兆円ぐらいとすると、郵便貯金の残高は約250兆円なので約10年分という計算になります。政府の構造改革を待たずとも、郵便局に行って貯金をおろし、日本のこれからの成長に寄与すると思われる企業などに投資することによって、誰でも自ら構造改革に参加できます。政府に要求したり批判したりするだけでなくて、自らが当事者意識を持つことがもっと必要ではないでしょうか。


7月25日       <土用の丑の日>
今日は土用の丑の日。日本中うなぎ屋さんは大繁盛でしょうか?知っている方も多いと思いますが、そもそも「土用の丑の日はうなぎ」というのは江戸時代に平賀源内が売れないうなぎ屋さんの為に考案したキャッチコピーだそうです。立秋(今の暦だと8月8日頃)の18日前が夏の土用入りで、土用に入ってから最初の丑の日が土用の丑の日。うなぎは夏バテに効くとも源内が言ったので、以来うなぎは夏の土用の風物詩になったようです。今年は記録的な猛暑が続いていますが、暑いとクーラーをかけるので外は更に暑くなってしまいます。クーラー病で夏バテして、みんなうなぎを食べると、うなぎを焼く熱やうなぎを食べた人のパワーアップした精力で周りはまた更に暑くなってしまうかも知れません。こうしてエントロピーは上昇に上昇を続けるのでしょうか。


7月26日         <漢詩>
今までにも何回かつぶやきで書いたことがありますが私は漢詩が好きです。荘子や蘇軾の詩は前にも書いたことがありますが、他にも陶淵明や王維などの詩も好きです。王維の「渭城の朝雨軽塵を潤す。客舎青々柳色新たなり。君に勧む更に尽くせ一杯の酒。西の方陽関を出づれば故人無からん。」というのは大変有名な詩ですが、恐らく夜を徹して気の置けない友人と飲み尽くし、更に最後の一杯を勧めて明け方に歓送するという光景は、何とも男らしくて格好良く、また広大な中国奥地の砂漠が背景に見えて来るようで素晴らしいと思います。このような情景(情感的及び地理的セッティング)を字の中だけでなく、もっともっと体験できたら素敵ですね。


7月27日      <為替と国益>
アメリカは強いドルは国益につながると言って来ました。全ての国にとって強い自国通貨はその国にとっての国益になるのでしょうか?国際基軸通貨としてのメリットを享受するために、ドルは強く安定する必要があるでしょう。世界最大の消費国であることも、やはり強いドルを好む理由になります。日本はどうでしょうか?輸出がある一方で輸入もあり一概には言えませんが、私は円は弱い方が国益に資すると思います。日本の持っている最大の資源は人です。日本の最大の売り物は「人」の作る知的資産であったり、或いは輸入した原材料に「人」が付加価値を付けたモノです。「人」は輸入品ではありませんから、円は安い方が日本の売り物の国際競争力は強くなる筈です。問題はこのような議論が政府内で充分検討されないで、為替水準が他国の思惑や市場に完全に委ねられていることではないでしょうか?


7月30日    <自民党大勝>
小泉首相の人気で参議院選挙は自民党が大勝しました。取り敢えず今は小泉さん、或いは小泉党である自民党を支持しようといった雰囲気が強いと思います。私も小泉首相の唱える構造改革は今の日本には必要だと思っており、小泉首相の政策は支持しています。しかし或る人の「政策」を支持するということと、「或る人自身」を支持することとは小さいようで大きな違いがあると思っています。人は間違いも起こし兼ねませんし、人は変わるものです。或いは人が変わらなくても社会状況が変わって行くかも知れません。常に「人」に手放しの信認を与えるのでなくて、その時その時の「政策」に信認を与えてその執行をする人を支援するという視点を忘れないことが大切だと思います。


7月31日      <リアル・ネットワーク>
一昨日の晩に札幌でオフ会を催し、札幌及び小樽から弊社のお客様6名の方に集まって頂きいろいろと御意見を伺いました。明日は大阪心斎橋ソニータワーで「マネックスATM」のお披露目をし、晩にはオフ会も致します。マネックスはネット上の証券会社ですが、ATMというリアルのネットワーク(全国のセゾンATM、郵貯ATMで出金或いは入金がこの夏・秋より順次可能になって行きます)を備えたり、オフ会などの形で実際にお客様にお会いする機会を持つことはとても重要だと考えています。いわゆる「クリック・アンド・モルタル」(ネット・ビジネスと従来の地面上の店舗経由のビジネスを併せて展開する戦略)の考え方については私は否定的です。それはネット・ビジネスの効率性を全体で落とすと思えるからです。しかしお金の出入り口やお客様の本当の微妙な感覚を確保する目的で、リアルのネットワークは大変重要だと考えています。(ところでオフ会って英語で何と言うのでしょうか??)