今朝早くダラスのホテルを出て、生まれて初めてのコスタリカに来ました。近いようで案外遠く、ヒューストン乗り換えで来たのですが、朝起きてからコスタリカの空港を出るまで、10時間弱掛かりました。こりゃ疲れますね。

 

 コスタリカの雰囲気は、南米コロンビアに似たような印象があります。ま、それもその筈、パナマを挟んで隣同士で、私が来ている首都サン・ホセは、緯度で云うとカルタヘナとちょうど同じようなので、当然似ているのでしょう。コスタリカには日系企業のオフィスは、販売店などを除くと数えるほどしかないようで、なんか特別な愛着も湧きます。

 

 当社グループのコスタリカオフィスには70名ほど社員がいるのですが、平均年齢は20代で、グループの様々なシステム開発の一端を担っています。オフィスの建物の雰囲気も、内装も、何よりも働いているみんなの見た目や雰囲気が、アメリカの若者を集めたような感じで、人種的にはかなり分散した様子で、いいエネルギーを感じました。こういったものは、実際に来ないと分かりません。20時間も居られないのはもったいないですね。社員全員を集めたタウンホールミーティングは、質問も活発で、全部で1時間半ほど掛かりました。ここにいるいい若者たちの力もしっかりと活用出来ないといけないと、強く思いました。

 

 さて、この地域では、やはりアメリカ大統領選挙の行方が大きな関心を呼んでいます。当社グループは或る意味で日本企業とアメリカ企業のハイブリッドみたいな所があるし、コスタリカはアメリカのほぼ信託統治領みたいな面が残っているので、自然と興味が行きます。面白いのは、話す相手、もしくは意見を云ってくれる相手は、アメリカでもコスタリカでも、皆トランプが大統領になることを恥じて、心配していると云うことです。しかし実際は、世論調査では二候補は拮抗しています。私が思うに、どっちが勝っても構わない、どっちがなっても大して変わらないと、実は大多数の投票者が思っているのではないでしょうか。だから支持率も大きくぶれるし、今はトランプが優勢になる。要は軽いのです。

 

 そんなことも想いながら、あとちょっとですが、しっかりとコスタリカの空気を吸いたいと思います。