マーケットのたがが外れているように見えます。年が明けて、まだ1ヶ月ちょっとしか経っていないのに、お正月はもう遙か彼方の出来事のように思えます。申年ってこんなに騒がしいものでしょうか?12年前のつぶやきを確認すると、案外穏やかな年明けだったようです。12年前の昨日は吉野家から牛丼が消えた日でした。でも12年って、そんなに昔か。

 このひと月の間に、随分とマーケットについても書きましたが、考えは変わりません。今年のボラティリティは高い。そしてそれは高止まりする。売買高がしっかりと回復してくるまでは、方向感はアテにならない。じっとマーケットの声を聞くに如(し)くなし。

 今年の年初の騒がしさは、全分野であるところが或る意味ユニークです。中国、アメリカ、北朝鮮、イラン、サウジアラビア、ヨーロッパ、ヨーロッパの銀行、日銀、マイナス金利、原油、石油産業、桜島、ミサイル、甘利大臣、トランプ、清原、ベッキー、SMAP、SHARP。世界中のあらゆる場所から、政治、経済、自然、芸能、ありとあらゆる場所からニュースが飛んできます。そんな年なのでしょう。暫くはまだまだ何か出てくるのでしょうね。

 リスクを取り過ぎずに、当面はマーケットを観察しましょう。