今日は節分。鬼は~外、福は~内!と叫ぶ日です。ふと思うにこの「鬼は外、福は内」、世界中で叫ばれたり実行されてるような。

 各国の金利引き下げ競争は、世界の中に一定量しかない需要を、どうやって自国に引き込むかの闘いであり、「福は内」を実践している訳です。中東でのシーア派対スンニ派の問題も、これは実際には宗教対立ではなく国家の対立を宗教の蓑に隠しているという説もありますが、いずれにしろ「鬼は外、福は内」を実践しています。アメリカの大統領選に出ているトランプの主張する移民は要らないという考えは、「鬼は外」です。世界中が「鬼は外、福は内」。これじゃあ世界はあまり良くならないですよね。

 どうしてこうなってしまったのか。アメリカのリーダーシップが落ちたことが原因でしょうか。それはオバマのせいでしょうか?或いはいわゆるシェールガス革命が実は諸刃の刃で、結果としてアメリカの中東への興味・注意力を低下させて、それがアメリカのリーダーシップの低下に繋がったのでしょうか?良く分かりません。

 まぁしかし今年今宵は、「鬼は外、福は内」と叫ぶのはよして、流行りのインクルージョンに思いを馳せ、無害の恵方巻きでも食べることにします。