この間の週末に、母校にお節介なOBとして、現役中学生・高校生の様々な質問に答えに行きました。OB50人、学生50人くらいが集まって、先ずはOB3人による講演と質疑応答。これが2時間くらい。そのあと8テーブルくらいに分かれて、即ちOB6人、学生6人くらいのグループになって、1時間半ほど、あらゆる質問にOBが答えたのです。なんともお節介というか、贅沢というか、母校愛の賜物というか、まぁそんなことに関わってきました。

 私の前には中2から高2までの学生が6人ほど。次から次にポンポンと色々な質問が出てきました。学校生活で得たことで何が一番役に立っているか?とか、国語はどのように大切なのか?とか、様々な質問の中に、英語の他に言語を学ぶとしたら何語がいいですか?というのがありました。

 コトバ。「人はコトバによって考える。私も英語で話す時は、私の場合それはアメリカ語だが、やはりアメリカ人に似た考え方をする。古代中国語には時制がない。だから歴史上の昔の話も今日の出来事のように読めたので、当時の中国の人は自分のことも未来に於いて今日のことのように書かれていると自然に考えて、歴史の中で自分がどのように評されるかを強く意識したのではないか?項羽と劉邦の項羽が四面楚歌の時にどう感じたか・考えたかは、古代中国語というコトバと深い関係があるのではないか。だからどのコトバを学ぶかは、どの人たちの考え方を知りたいかとか、どの人たちのような性格・哲学を持ちたいかと似ているのではないか。私だったらイタリア語を学ぶ。ボナセ~ラ!とか云って、陽気で楽しそうだから」と答えました。

 それはそうだね、やはりラテンのコトバがいいかもね、と他のOBにも同調されました。私はなんとなく発音や記述が簡単そうなので、フランス語やスペイン語よりもイタリア語を学びたいと本当に思っています。ま、随分先の話しになるでしょうけどね。因みに中学生・高校生は、プログラミング言語なるコトバは既にそれなりに出来る者が複数名いたことを、付け加えておきます。後生畏るべし!