写真でも映画でも再生される音楽でも、実際にある・起きてるモノを感受して記録し、それを反復再生する訳です。このプロセスは長いあいだ、アナログで感じて記録して再生する、即ちフィルムやテープで映像や音楽を記録してすることが行われてきたのですが、最近では映画も撮影は35ミリフィルムで、再生はデジタルという分業が増えてきたようです。確かに再生の品質を一定に保つためにも、再生装置のメンテナンスやコストを考えても、再生サイドがデジタル化していくのは頷けます。記録するサイドは、被写界深度は一緒であっても、ラチチュードはアナログの方がデジタルよりも大きいようですが、それだけがアナログが主流である理由でしょうか?多くの球種とコースを投げ分ける投手に対する捕手の役割と、正確に投手に球を返す捕手の役割を考えると、受けることの方が難しそうに思えます。感受性の幅は、再生する幅より常に広いとも考えられます。何やらこんがらがった分かりにくい話ですが、感受性を高く保つように努力と工夫をしていきたいと思います。