独立とはどういうことだろうか?文字通り”独りで立つ”ことであるが、その要件はなんだろうか?新明解国語辞典によると、「他の束縛を受けず、自分の力や意志で行動・生活し存在すること。ひとりだち。」とあります。

 そもそも人はそれぞれ独立の存在だと思われますが、親からの独立というと、それは経済的な独立を指す場合が多いと思われ、或いは独立した意志を持つためには経済的に独立していないといけないということを示唆しているように思われます。独立取締役という言葉がありますが、これはその人と会社の間に関係がないことを要件としていますが、関係がないというのは利害関係がないことが主であると思われ、やはりこれは取締役報酬以外に経済的な関係がないことを要求しているように思われます。

 では国の独立とはどういうことでしょうか?ここでいう国は、nation のことだと思われますが、やはり国や文化その他を、自分達の意志に沿って守るために、経済的にも他者に依存しなくても済むようにした上で、独り立ちすることなのだと思います。そう考えると、今回のスコットランド独立は、このつぶやき原稿を書いた時点ではその結果がまだ明らかではありませんが、経済的に自立できていて独立しようとしているのではなく、経済的に自立したいので独立を交渉材料にしているように見えて、どこか本末転倒というか、中々実現しないのではないかなと思います。さてどうなることやら。。。