英語は、聞く力よりも話す力が大切だと、私は思っています。昔からずっとそう思ってきた訳ではありません。しかし今ではそう確信があります。聞いてるだけでは、本当に理解しているのか分かりません。話そうとすれば、理解をまとめなければならないし、そして話せば、相手はそれに対して反応をします。話したことが聞き取れなければ、聞き返してきます。よく話せなければ、あ、こいつは英語はあまり出来ないんだ、と相手は分かり、話し方を変えたり、そもそものコミュニケーション手段を変えることを考えてくれる可能性があります。英語が下手でも、話してそこに何か興味深い情報や論点があれば、相手は何とかそれを聞き出して理解しようとしてくれるかも知れません。全ては話すことによって、初めて様々な意味での相手とのコミュニケーションが始まり、そしてそのコミュニケーションを改善するきっかけが生まれると思うのです。

 日本の英語教育は、読解力ばかり育てて作文力をないがしろにしてきたと思うのですが、昨今の風潮でも、やはり聞く力にフォーカスしすぎで、話す力の育成を重要視していない嫌いがあります。当社内でも話す力をどう伸ばすかを考えました。社員と飲みに行き雑談をする飲みにケーションなるものを、かつてはかなり頻繁かつ定期的に行っていたのですが、最近は減ってしまいました。この飲みにケーション、数年前はグロービッシュ・ナイトと称して、英語よりもボキャブラリーが少ないグローバル・イングリッシュ=グロービッシュのみを使う飲み会も何回かやったのですが、これも最近行っていませんでした。これではイカン。グロービッシュ・ナイトを進化させてブロークン・イングリッシュ・ナイトを開こうかと思ったのですが、この際更に進化させて、カタカナ英語ナイトを開くこととしました。私は英語でのコミュニケーションはかなり得意で、英語で喧嘩も出来ますが、発音はめちゃくちゃです。LとRの区別なんて全く出来ません。でも通じます!私が思うには、カタカナ英語でも85%は通じるのではないかと。カタカナ英語でも先ずは話すこと、話し切ることが大事です。今晩、第一回カタカナ英語ナイトを開くのですが、どうなることやら楽しみです!