全国路線価が発表されました。全国平均では前年比マイナス0.7%ですが下げ幅は縮小してきており、三大都市圏では上昇とのこと。そして県庁所在地の最高路線価47カ所のうち18カ所が上昇し、そのうち名古屋は10%、東京は9.7%、横浜は7.8%、さいたまは7.1%上昇とのこと。要は全国平均ではほとんど下げ止まり、もともと路線価の高い地域ではかなり価格が上昇している訳ですから、恐らく全国全ての土地の価値の総和は、それなりに上昇しているのではないでしょうか。

 私の不勉強かも知れませんが、平均とは全国30万以上の計測地点の上下動の数字を単純平均したものでしょう。加重平均というか、全体の価値の上下の数字の方が重要ですよね。日本の土地全体の値段が上がり始めた、と云う方が政府としても脱デフレを推進する上での心理的インパクトを考えても良策だと思うのですが。いずれにしろ脱デフレは順調に進んでいるようで安心しました。