本日発表の全国消費者物価指数(CPI)、遂にコアコアがプラスに転じました!ヤッホー!でもコアコアなんて云われても何のことやら分かりませんよね。消費者物価は生鮮食料品やエネルギーの値段が大きく影響を与えてぶれさせるので、生鮮食料品を除いたものをコアCPI、生鮮品含めた食料品とエネルギー両方を除いたものをコアコアCPIと呼ぶのです。この全国コアコアCPIが、昨年10月と先月の比較で、プラスの0.3%となったのです。原発問題や円安で、コアCPIは春にはマイナスから転じたのですが、コアコアは中々プラスになれなかったのでした。しかしようやくこのコアコアがプラスになった。これは重要なことです。

 量的緩和をすればお金の数が増えるので供給量が基本的に一定である不動産や株などの資産価格が上昇する。それがいずれ実質的にも心理的にも飛び火して消費者物価自体が上昇する、即ちデフレから脱却する。その期待と事実から実質金利が下がり円安になる。そして日本企業は結果的に競争力を増やして日本経済はいい方向に順回転していく。これがアベノミクスの原理だと私は理解しています。なのでコアコアCPIが上がり始めることはとても重要な印なのです。行けー!アベノミクス。

 あとを心配する人がいますが、二日酔いのことを考えてお酒を飲むものではありません。お酒は飲んで酔って楽しむ。そういうものです。今日はコアコア上昇の祝杯を故あって甲府であげたいと思います。