5日間のアメリカIR行程を終了しました。短いですが、とても充実した出張でした。IRとは機関投資家に対する会社説明ですが、独立した視点からの様々な質問や意見を得るので、経営の経済的結果に対する専門的視野を持った社外取締役と話をするようなもので、本当にタメになります。今回はマネックスグループのCOOであり、マネックスグループの子会社、マネックス証券の兄弟会社であるトレードステーションのCEOでもあるサロ(サロモン・スレデニ)も一緒にミーティングに臨みました。5年以上ぶりに会う投資家も多くいて、やはり日本市場に世界の投資家の関心が戻ってきていることをひしひしと感じました。「日本のことをこんなに詳しい人がアメリカにいるのか」とサロは何度も何度も驚嘆していたので、彼にとっても視野が広がるいい機会だったでしょう。

 今回は短い行程で、かつ軽い怪我をしてしまって週末は殆ど動けなかったのですが、それでも尚ダウンタウンに3回ほど行きました。ノリータ、ユニオンスクエア周辺、グリニッチヴィレッジ、(もっと)ウエストビレッジ、ビレッジの南端(ソーホーの目の前)。いわゆるヴィレッジ周辺は、私の青春の思い出の地域で、やはりあの辺りの雰囲気は懐かしく、なんか胸を刺激するものが残っていて、自分の中に若い頃の自分が戻ってくる気がします。あの辺りの街並みにも詳しいです。どのくらいニューヨークに来たことがあるのだろうと考えてみたら、優に100回以上は来てるようであり、詳しくて当然でしょう。そしてそのルーツはヴィレッジにあります。

 彼にとって私が2番目に古い知人である彼が、秋からこのヴィレッジ周辺で青春に取り組むことになりました。楽しいことも苦しいこともあるでしょう。でもこの街並みが彼にとってひとつのホームベースになることは間違いないでしょう。ニューヨークは、私にとって文字通り掛け替えのない街です。さて成田に着きました。暫く(いつもですが)激しいスケジュールが続くので、きちんと東京中和して(?)頑張りたいと思います。