Skylon(スカイロン)なる超音速旅客機の開発計画を聞きました。超の前に極がつく極超音速旅客機。イギリスのリアクション・エンジンズが開発するSABREと云うエンジンを積み、なんとマッハ5.5まで出るというSF映画のようなシロモノです。地球を数時間で半周できるとのこと。これは凄い。

 私の記憶ではロッキード社の偵察機がマッハ3ぐらい出た筈だ、と思ったのですが、ピンポーン!SR71、愛称ブラックバードなる偵察機が1964年に初飛行し1999年まで運行され、やはり時速3529キロという記録を持っていました。小学生の頃、イエナで買ってきてもらった洋書の軍用機図鑑などを端から端まで舐めるように読んでいたのでした。

 しかしマッハ5.5とは速い。いきなりマッハ5.5になる訳ではなく、マッハ1、マッハ2と加速していく訳ですから、人は加速には耐えられそうですが、遙か上空を飛ぶのでしょうから、宇宙線が身体には悪そうです。コストはどのくらい掛かるのだろう?先日の火星移住計画といい、民間での宇宙級技術には目が離せません。インターネットの次に我々の生活常識を変えるのは、この辺りかも知れませんネ。