あと一週間で立秋です。暦の上ではもうすぐ夏が終わる。今年は出だしに猛烈に暑くなり、しかも冷房が自由に効かなかったので、どれだけホットなことになるのだろう、と心配した夏でしたが、いきなり天候が崩れて肩透かしを食ってしまいました。電力不足との関係では良かった気もしますが、今の社会状況同様、なんとも冴えない感じがします。私は湿気が高いのが苦手なので、そしてピロリ菌退治で体調を少々崩してしまったので、そんなことが私の持つ今年の夏の印象に何やらモヤッとしたものを被せているかも知れません。

 しかしひとたび秋が来ればあとは残暑ともつれ合いながらも季節は寒い方向に下っていきます。あと一週間の夏。食べるものも時間の過ごし方も、よくよく考えて臨みたいと思います。

 ところで!米国の債務上限問題は無事回避されそうです(この原稿を書いているのは東京時間の昼下がりです)。そもそもアメリカ合衆国が本当の意味で債務不履行になるなど誰も思っていない訳で、政治の駆け引きというのはどの国もこんなものかと半ば呆れてみておりましたが、こんなことでもマーケットにボラティリティを創り出してくれれば、それはそれでトレーディングの対象にはなります。トレーディングとは、風力発電のようなものであるとそんなことを感じていました。どうせ吹く風ならば、もっと強く強く吹いて欲しい。あんまりアッサリ解決しなくてもいいのに、なんて云ったら不謹慎でしょうか。

 色々な夏の終わりの楽しみがあるでしょう。