NYの気温は日中でも5度近辺です。本当に地球温暖化は進んでいるのか?とも思ってしまいますが、NYの気温などミクロ中のミクロ、地球全体ではしっかりと気温は上昇しているのでしょう。

 で、この温暖化ですが、石油などの燃焼によって出る二酸化炭素が、大気圏の内側にビニールハウスのような膜を作り、それが熱の放射を妨げ、温室効果によって温度が上がると、まぁそう云うメカニズムになっている訳です。

 そこでなんとか二酸化炭素の発生を減らす努力をし始めた訳ですが、私はつい、ふとした瞬間に、SF的な解法を夢見てしまいます。即ち、大気中の二酸化炭素を掻き集めて凝縮してドライアイスにし、何かの弾みを付けて大気圏の外側、即ち宇宙空間に送り出せないものかと。

 そもそも太陽エネルギーが地球に降り注ぎ、原油や石炭のエネルギーの根源も、元を辿れば古代に於けるこの太陽エネルギーです。そして今日も太陽エネルギーは降り続いている。しかしそれと、自然なエネルギー放射がバランスしている訳ですが、冷静に考えれば、大気圏内のエントロピーは増大を続け、いずれ様々な問題を大気圏内に蓄えてしまうことは明白のことと思われます。

 家の中にゴミが溜まっていってしまうのと一緒です。そしてゴミはたまに家の外に捨てなければいけない。地球も、文明の発達によって厖大なゴミ(二酸化炭素、エントロピーなど)が生成される様になり、そろそろその系の外へのゴミ捨て方法を考えなければいけないのではないでしょうか?

 ま、しかし、こんなことは既に多くの科学者が考えた筈です。大気圏の外にゴミを発射するエネルギー自体が、またゴミを作り出しそうです。う~ん、何かいい案はないでしょうかね。