今日、或る会社の方々と初めてのビジネス・ミーティングをしました。先方は4人。名刺交換を始めると、一人の方が満面の笑みを湛えて近付いてきました。

 どこか見覚えのある、記憶の海の中に漂っている顔です。名刺を私に差し出しながら、更に笑顔を大きくして「Sです」と云われた瞬間に、記憶の線がバチッと繋がりました。小学校の同級生です。恐らく実に30年ぶりの再会。いや、一回だけ中学か高校の時に道で会った気がします。いずれにしろ長いブランクの後の再会です。

 なんと懐かしいことでしょう。何の変哲もない、しかし大切な、大切な想い出の母校、浦和市立本太小学校。この数年の間に、S君以外にも、成田空港でK君と、友人の結婚披露宴でN君と再会しました。偶然とは本当に起こるもので、その度に偶然への感謝と懐かしい気持ちで一杯になります。

 奇しくも今晩は大学のクラスの同窓会があり、明晩は中学・高校の同窓との忘年会があります。今日・明日の二日間で小学校から大学までの友人との再会を一気に出来る訳で、私はとても幸せ者だと思います。今年の師走は超多忙で若干疲弊していましたが、最後に来てプレゼントが用意されていたと云うべきか、或いは大変だからこそ、暖かい居場所が自然と用意されたと云うべきでしょうか。大切な同級生との時間を楽しみたいと思います。