ホンダが飛行機事業を行う会社をアメリカに設立し、今秋から受注を開始、2010年には第一号機を納入する予定とのこと。

 その名も「ホンダジェット」、いわゆるプライベートジェットです。従来機に比べ燃費とキャビン効率が格段に向上しいているそうで、実験機によって既に最高速度412ノット(時速760キロ程度)も記録しているとのことです。

 バイクに始まりクルマの製造、それぞれのグランプリを優勝し、果てにはジェット機の生産。まさしく男のコの夢をどこまでも追求し続け、実現していく有様は、個人的にとても素敵に見えます。

 こういう「夢」を長い年月共有できる企業のDNAは一体なんでしょうか?

 かつてセナの駆るホンダF1がグランプリを優勝した時の表彰会場で、ブラジル人のセナと日本人の本田宗一郎さんが、タキシードを身に付けて、親子のように嬉し泣きしながら顔をくしゃくしゃにして抱き合っていた姿を鮮明に憶えています。

 チャレンジャー精神は、もっとも尊いと思う心の作用の一つです。私たちもこのチャレンジャー精神を、決して忘れずに進んでいきたいと思います。