私は韓国のバラエティ番組が大好きだ。


少し前まで、今のように他国で韓国のバラエティ番組を気軽に観ることができなかった。(私の使う『少し前』とはイッタイ何時をさすのか…もうナゾ)


その当時は韓国バラエティ観たさに、インターネット上に落ちている違法か合法か分からないツギハギだらけの動画を拾っては見漁っていた。

その時には自分が韓国と関わりを持つようになるとは夢にも予想していなかった。


いつの間にか時は流れ、いろんな物や人にぶつかりは倒れ、たゆたいながら私が流れ着く先の方に目をやると気がつけばヤツではなく、ツレがいた。


そんなツレとある韓国長寿バラエティ番組

を鑑賞していた時だった。


当時その番組には私のお気に入りの芸人が出演していて、毎週必ずチェックしていたのだ。


いつもいい意味で何も残らないカジュアルな笑いが次々と転がる番組なのだが、その日は大きく違っていた。


その日出演者が神妙な面持ちで訪れたのはソウルにある西大門刑務所歴史館。


転がってきたのは、笑いではなく悲痛な涙だった。


私は今よりも輪をかけての勉強不足で、そこに何が展示してあるか知る由もなかったのだが、この歴史館、ただの刑務所の歴史館ではない。日本統治時代から80年刑務所があった場所にあり、一部をそのまま保存し復元。それを歴史館として設立したものだった。


出演者は神妙な面持ちのまま施設に入っていく…


そして画面に次々と映し出されたのは、日本統治時代に日本人が韓国人に対して行っていた酷すぎる拷問の数々の展示だった。


日本人が韓国人にしてきた拷問、取り調べの様子が一つ一つマネキンなどを作って丁寧に展示されている。


それは、逆さずりに吊り下げられて頭から水に入れられるもの…


細いロッカールームのようなあり得ない程狭いスペースに入れられ閉じ込められる拷問…


取り調べには、ロープでつりあげられながら行っていたなどの残虐行為の数々だった。


その一つ一つは分かりやすく、マネキンなどを使って展示してあり、実際に拷問を体験する場所もある。


私の大好きな芸人を含め、出演者はその施設を体験しながら、番組は進んでいく…

後半にはその全員が涙を流し涙涙で終わるり…その回は幕を閉じた


それをツレと観ていた私はまず申し訳ない気持ちで一杯になった…


『私達日本人が本当にごめんなさい』

と隣にいるツレに謝りたい気持ちになった。


これは随分前の話だが私はツレに実際に『申し訳ない』と声に出したのを記憶している。


これは間違った歴史や歪んだ歴史ではない。しかし日本人としてこの事実を目にするのは本当に辛い…あまりにも心が痛い


それでもこのような歴史を学ぶ事はお互いの国に大切で必要だと私は思う。


真実の歴史を平等に学ぶ事が大切だと思う。


ただ…それは簡単な事ではないし、生まれた国によって立場は変わってしまう。

例えそれが何十年たっていても…


ツレが産まれた時…統治時代は終わっていたし、義父も義母もそれを体験はしていない。


私が産まれた時…統治時代は終わっていたし、父も母も体験していない。思春期がすんだ頃には第一次韓流ブーム、いわゆるヨン様ブームがきていた。


これだけ時間がたっても、時代は変わったように見えても…


あの時代、日本が侵した罪は消えない。


日本は悪者なのだ。


それはイジメっ子がイジメたことよりも、イジメられた側が生涯それを悲しく記憶していることに似ていると思う。


続く…