「お兄ちゃん、膝枕したらうれしい?」

 

 

目を合わさずにいう蓮加の可愛さは異常だった。

 

「あのね、お兄ちゃんに喜んでもらいたいって思ってて・・・」

 

 

『うん・・』

 

 

「彼女っぽいこと蓮加もしてみたいなって思ってたんだけど・・・」

恥ずかしくて顔をあげる事ができない。

 

・・・・・・・・

 

 

「えっと・・・恥ずかしかったら別に・・・」

 

 

『やってくれるの?』

 

 

「お兄ちゃんが嫌じゃなければ・・・」

 

 

『ぜひ!お願いします!』

おにいちゃんは深々と頭をさげて言ってきた。

 

 

「もう~、ふざけてるじゃん」

 

 

『やってほしいのは本気です!』

 

 

・・・・・・

 

 

・・・・・・・・

 

 

「えっと、じゃあ・・・どうぞ」

 

蓮加は真っ白なももを念入りにさすって

姿勢を正して座り直した。

 

 

ショートパンツからのびた足がきれいでまぶしくて

見とれてしまった。

まじでいいのか、これは

 

「いいよ・・・・」

 

お互いに緊張しているのが分かる。

遠慮しててもしょうがない。

なによりこのチャンスを逃したくない!!

 

蓮加の白い太ももに直接顔をうずめた。

 

「ちょっ!ちょっとお兄ちゃん!?

 普通顔って横向けるんじゃないの?」

 

 

蓮加の柔らかい肌に触れて一気に気を失いそうになる。

この世にこんなものが存在するとは・・・

蓮加の声を無視して幸せを堪能していた。

 

 

柔らかくてどうにかなってしまいそうだ。

そしてとてつもなく甘い匂いがする。

蓮加の匂いだ。

 

クラクラする感覚に包まれていた。

 

「ちょっとー・・・

 お兄ちゃん・・・」

 

あまりにも恥ずかしそうな声が上から聞こえてきて

さすがにかわいそうになった。

と同時に欲もでてきてしまう。

 

『ごめんごめん。横向くんだよね』

オレは横になったまま蓮加の方に向きを変える。

お腹にぴったりと顔をつけた。

 

 

!!!

「だからー・・・お兄ちゃん・・・・・・」

 

また蓮加の身体がビクッと反応する。

 

「横向くって逆じゃないの?」

 

 

『ダメ?』

 

 

「・・・ダメ・・じゃないけど

 ちょっと思ってたのと違うかも・・・」

こんなに恥ずかしいとは。

 

 

蓮加の身体はとにかく柔らかかった。

オレは蓮加の背中に両手を添えて、

しっかりと抱き寄せた。

ただ蓮加の身体に顔をうずめたいという

欲望に抗えずに

たっぷりと蓮加を匂いを吸った。

 

 

お兄ちゃんの息が直接お腹にあたるたびに

全身がビクッとしてしまう。

すごく恥ずかしいけど、

お兄ちゃんをこんなに近くで感じられてちょっとうれしい・・・

 

幸せそうなお兄ちゃんがかわいくてたまらない。

やっぱり大好きだなー。

私は優しくお兄ちゃんの頭を撫でていた。

 

 

ここまで蓮加を感じたのは初めてだな。

そんなことを考えていた。

 

しばらく最高の感触を楽しんだが、

ちょっと調子に乗りすぎたか?と冷静になる。

さすがに怒られるかなと思い、蓮加の顔を見上げた。

 

蓮加の穏やかな表情にはっとした。

欲望のままにはしゃいでいたオレとは全然違う。

 

全てを許すような優しい笑顔でオレを見つめ

頭を撫でてくれた。

 

蓮加・・・・・・

なんてきれいなんだろう・・・

 

愛おしいと思う気持ちが抑えられなくなって、

背中にまわした手に少しだけ力をこめる。

 

オレの手の動きに

蓮加がビクッと反応する。

 

「んっ、・・・」

 

蓮加の反応が嬉しくて、

その手を蓮加の身体を確かめるようにそーっと

下のほうへ下していった。

 

・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・

 

 

「お兄ちゃん・・・」

 

 

『はい?』

 

 

「さすがにそんなにしっかりお尻さわられると

 恥ずかしい・・・」

 

 

『はっ!!

 手が勝手に・・』

 

 

「ウソ・・・」

 

 

『すいません・・・』

これは謝るしかない・・・

なんでも許されるような気がしてつい調子に乗ってしまった。

 

「もー、えっちなんだから・・・」

 

あれ、意外と怒られない?

膝枕効果かな?

そう思ったら、

手が勝手に・・・・

 

二度目は、さすがに怒られた。

 

 

『ごめんなさい・・・もうしません』

 

 

「もう・・・ダメでしょ・・・

 外だから・・・」

 

 

!!!

また気を失いそうだった。