インターネットやメールを通じたサイバー犯罪の被害が増えています。
フィッシング による詐欺などの報告件数は、月間1万件に迫る勢いです。(フィッシング対策協議会の2020年3月の集計による)
多くの人がネットにつながる時代となった今、それらの犯罪の魔の手は身近に迫っています。
しかし何も予備知識がないと、実は簡単に騙されてしまいます。
一方で実例を知っているだけでも防犯効果が出てきます。
マネササイズ!では、お金にまつわるセキュリティについても扱っていますので、今日は怪しいメールの実例を紹介していきます。
(文:マネササイズ!チーフトレーナー ナカミチ)
§実例1 ドバイからの融資話
画像1の英文の類似メールは非常に多いです。ほぼ必ず47,745,533ユーロという数字があります。
ここまで露骨なものは引っかかりようがないと思いがちですが、事業を始めたばかりの方や、何か事業融資を検討している方などは、タイミングが悪いとうっかりもあり得ます。
(画像1)
§実例2 未開封メールの通知
画像2は非常に悪質なメールです。差出人が私の会社のアドレスからに書き換えられています。
当然、私からこのようなメールは出しませんので、差出人を偽装しています。いわゆる、「なりすましメール」です。
メールサーバーをレンタルして使っている人にとっては、英語で通知が来ることに抵抗が少ないので、オフィシャルな通知と勘違いする可能性も高いです。
(画像2)
§実例3 アカウント確認の要請
画像3はアマゾンのなりすましですが、他にも楽天、メルカリなど大手のグローバル企業を騙ったなりすましもかなり多いです。アカウントを停止や閉鎖する、と言ったユーザーの不安を煽るのが特徴です。
また、公式のロゴを使ったり、そっくりのフォームを使っているので、アマゾンから正式に送られたものと誤認させる悪い工夫が沢山ちりばめられています。ただよく見ると日本語が若干おかしいです。
(画像3)
今回は実際に私宛に届いたメールの実例を紹介しました。これらと似たようなメールが来たときに、ピンと来ることが防犯の第一ステップです。
次回はこれらのメールに対する防犯対策について考えてみようと思います。
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