こんにちは
マネササイズ! チーフトレーナーのナカミチです。
私たちが持つ金融資産の一部は株式をはじめとする有価証券に回すほうが良い、
と度々お話ししておりますが、
株式投資をこれから始めようとする読者の皆さんは、
コストについてあまりご存じでないかもしれません。
今回は、一般的な現物取引のコストについて解説します。
§買い入れ時のコスト
まず買い入れ時のコストについて見ていきましょう。
株価は一株単位で表示されています。ただ、通常取引では1株を買うことはできません。
100株単位で買うことになります。これを別名1単元と言います。
したがって、仮に6000円のトヨタ株を買う場合は、
60万円の資金と、証券会社が徴収する売買手数料(500円程度)が必要になります。
なお、売買手数料は取引金額によっていくつかに区分されていることがほとんどで、
金額が大きければ大きいほど上がりますが、松井証券など、10万円未満の取引は無料にしていることもあります。
§売却時のコスト
売却時のコストは、売買手数料のみです。
例えば、トヨタ株を仮に7000円で1単元売却するときは70万円の取引になりますが、
売買手数料が差し引かれますので、実際は70万円より500円程度少ない額が手取り額になります。
なお、株には受渡日という概念があって、
売買が成立した日と実際の株券のやり取りには取引所の営業日3日のタイムラグがあります。
この関係で、口座に入金されるのは売却の3営業日後になります。
月曜日売却の場合は木曜日、水曜日の場合は翌週の月曜日になります。
§利益が出たら税金がかかる
幸いに株価が上昇して売却した場合は、税金を支払う必要が出てきます。
税金は売却益の20.315%です。したがって、6000円で買い入れて、7000円で売却した場合、
(7000-6000)x100 - 500x2 = 99,000円の利益が出ているため、
約2万円の税金が賦課されます。
この約20%という税率、結構高いという感覚を持ちます。
できれば払いたく無いものですよね。
そこで次回は売却益に税金がかからない二つの方法についてお伝えしようと思います。
お楽しみに。
以上、今回のマネササイズ! でした。
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