こんにちは
マネササイズ! チーフトレーナーのナカミチです。
直近、3回にわたって家計収支の見直しを行ってきましたが、
把握が一区切りついたところで、今回は箸休め的な話題にします。
ショッピングにおける割引とポイントの話題です。
多くのショップが顧客の再来店や次の購入を促すために導入しているポイントシステム。
ダブルポイント!のようなキャンペーンを見ると買いすぎてしまうこともしばしば。
それでは、ポイント(1ポイント1円で使えると想定)20%還元と20%割引は同一なのでしょうか。
2つの観点から考察してみます。
1. 実質購入値段を考える
1万円の商品を手に入れるとします。割引の場合は、2000円引きになります。
したがって、8000円で購入できることになります。
率にすると、8000÷10000=80%の支払いで購入できることになります。
一方でポイントの場合は2000ポイントつくことになります。
この場合、商品自体には10000円払うことになり、ほかの商品購入の際に2000円分値引きされることになります。
これは考え方を変えると、10000+2000円の商品を10000円で購入することに等しいと言えます。
率にすると、10000÷12000=83%(小数点以下切り捨て)になります。
つまり、同じ20%を謳っていても、割引の方が得だということになります。
2.時間の利益を考える
割引の場合は、商品購入の瞬間にその割引分を享受できます。
一方、ポイントの多くは後で使うことになります。つまり利益の享受が先延ばしになります。
先延ばしのリスクは簡単に思いつくだけでも2つあります。
一つは、多くのポイントシステムが有効期限を設けているために、使わずに無効になってしまうこと。
もう一つは、商品の値段が上がってしまうと、ポイントの価値が実質目減りすること。
つまり、時間の利益を考えても、割引の方に分があります。
以上のことから、消費者にとっては、率が同じであれば、ポイントよりも割引を選んだ方が得です。逆に、売る側にしてみれば割引よりもポイント還元の方がビジネス的に旨味があるんですね。
以上、今回のマネササイズ! でした。
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