「オィ ぴー 駄目じゃん ...外しちゃ....」
プラスティック 削減に貢献してると シントーは言う。
そうは言うけど、、、、、僕達には 必要だろう?

「キット、今は Pも付けなくて良いって言ったでしょ?」 それにラテックスだしと補足する。
僕らの直接を阻む 薄いプラスティック
間柄の差を生む 年上の敬称
全部省いて 愛し合おう。。。。。
シントーは 言う。
いつの頃からか、 まだまだ最近だけれど、二人きりの時は こういう事が増えた。
僕は思い切り戸惑った。
シントーの唐突なオーダーに許諾するにはスキルが足りない。
くずかごに投げ入れたヨレヨレのそれを横目で見ながら 唇をキュッと結ぶ。
地球環境には配慮されたが、僕らの安全は脆弱になる。
「それとも 僕が入る?」
日本行く前だから 具合悪くなっちゃ大変だと。
「だからって 解決になってない。」
ちゃんと外に出すからと、にじり寄るが 今更譲る気もない。
「もういいから 、、、シントーの中 入らせて。」
おいでと両肘を付き、腹筋を緩める。
どっち側でも いつまで経っても 照れる。
シントーの動きや仕草に、緊張する。
背中とシーツの間に腕を差し込み、キスと同時に シントーの中へ入る。
薄い膜の有無で快感は桁外れだ。
何かに似ている あの感覚。。。。。。
「キット、愛してるって 何か知ってる?」
「シントーを愛してるって事を知ってる。」
僕は 感じてる。
ずっと前から 僕が君に一目惚れした時に....
ああ この文章の閃きを 今書かなきゃ 次の瞬間、または 眠って起きた時は 違う気持ちになっているかもしれないから…
たとえ どんなに眠かろうが、タイプする。
それと同じように
今 君を愛するということがとても貴重だと気づいているから。
「だったら、僕はキットをずっと以前から愛してるって知ってる?」
もちろんだよ ぴーと、淀みなく答える君がいつも正しいのだと 改めて 感じる。
僕達の間に走る溝は消えた。
筋組織の断裂から再生の間に見る、粘って繋がる細胞は ピタリとくっつき、僕らはひとつの存在になった。
重力
クリスが言う、パズルピースのように しっくりとはまる。
だから 愛を口にするのは、ほんのごくたまにだけれど、
いつでも 信じ合える 揺るがなさが生まれた。
張り付いて 剥がしにくい物質のそれに似た感じ。
テクスチャは 如何様にも。
柔軟で、 強かだ。
恐らく 僕は あの日の事を 忘れない。
最後だって 君はいうけれど
ひとつの僕らの路の別れ道に立っただけ。
幾ほん数もの 人生の小道を どれかひとつ 選んだだけ。
クリスは真っ直ぐ
僕は こっちの路
お互いに 首を傾げ、そっちに進むの?と 声に出さず 疑問を投げかける。
こっちじゃないの?と 君は言うよね。
解っていたよ。
それでも 僕は 未来の為に こっちを選んだ。
顎を持ち上げて、 後ろから突き上げ、 本当にそっちじゃないのかと、 順繰りに 機械的に ギチリと肛壁を捻りながら 心変わりを促した。
互いに 自分と歩いて欲しいという欲があるからね。
吹き溜まりのような 世間的に言う 恋人同士のゴールに収まる選択もあったわけだけど。
「ぴしんが ここで止まる男じゃないって知ってる。」
だから ごねないのか。
綺麗な顔を最大限 歪ませて、マイダイの連発を期待しない自分はいない。
行かないでって 言われた気もするけど、ローレンローレンと鼻にかかった甘い声で、頬の窪みを凹ませて 綺麗に微笑むからさ、、、、、赦されたって思うんだよね。
勘違いだと気づいても、押し通す程の強さが欲しかった。
「ねえ シントーの腰の傷とは別に、尻を鷲掴む 僕の爪痕 要らない?」
こういう事 言ってさ、、、昂らせるんだ、、、、 、 僕の心は この子に落ちる。
シーツに倒れ込みそうになるのを堪えて、クリスの手を掴んで 揺れる。
「キットが抉りたいところ どこでもいいよ。」
神様、僕らの信じる神は違うけれど、 互いを信じる気持ちは深い。
悟りを拓いて その先 自分はどう在られるのかとか
救いを求めて 安寧を得られたら それで満足に暮らせるのかとか
長考に抗うには どうしたらいいのか
辟易して、顔をあげると、クリスが見ている。
考えてる事 どうでも良くなる
クリスがくれる マイペンライ精神。
大きく息を吸い込める。
愛おしいって 言葉があるよね
色んなものに対する愛情を表現する言葉
シントーを見ていると 自然とその情が湧く。
この人は 極端でね。
僕に向ける愛情は 誰にも匹敵しない。
図に乗るよね 普通にさ。
お願いなんでも 聞いてくれる。
ひとりじゃ行けない訳じゃない場所にも迎えを頼む。
承諾を得る 悦び。
ゾクゾクするほどの 優越感を味わえる。
愛されてるのは 唯一人。
僕だけだと。
もしも 僕らの関係が終わったら、どうなるのか…
何も見えない。
ウェブトゥーンの主人公よろしく、二言目には
ユニバース
それくらい 底が知れない。
レアアースをはめ込んだ 眼孔に取り込まれているからね
僕は シントーから離れられない
幾ら 距離が離れて 会えなくても。
チカチカと煌めく、黒曜石の乱反射をサーチして、シントーに辿り着く。
その時 また僕は感謝する。
神様、僕とシントーを出会わせてくれて感謝します。
シントーをこの世界に存在させてくれてありがとうと。
両親に感謝して、大好きな祖父母にも感謝して、
僕が カセ大に合格出来た事も 必然
そうじゃなきゃ こんなに大切な人には出会わなかった。
性別を超えて 確かめあった。
許されるのなら、一生をかけたい。
「キット、、、萎えちゃった? 気持ちよくない?」
まさか、、、、そんなわけない。
珍しく 悦堯してたみたい。。。。。
「愛って 永遠に続くって思う?」
「セックスの最中に、愛の持続を願うの?」
僕は、スタミナの持続を願いたいけど!とシントーは笑う。
答えないと 動かない、と シントーを切迫する 。
「愛は続くよ。僕らのどの瞬間にも存在する。」
元々なかったクリスの一部が僕の中にあるように。
だから 感じさせて、愛があるって証明して。
君の愛がなくちゃ、僕は辿り着けない 快楽なのだからと。
無駄を省くエネルギーの確保じゃない
愛という原動力により 動かされる体
ループして成る 愛の形。
またひとたび 考えを巡らす、、、、、。
なんだか 僕はシントーみたい。
なあに 何か言ったと 自ら腰を振るシントーに なんでもないと キスをする。
翌朝に。
夕べ 食べ残したチキンとパンケーキを片手に、手を繋ぎ 波打ち際まで歩く。
ヴィラ泊まって、しばしの別れを惜しむ。
両親や会社に了承を得て、僕達のショートトリップを実現させたい。
願望ね。。。。。
僕は また考えを巡らす、、、、、。
やっぱりシントーに似てきたみたい。
なあに 何か言った?と昨夜の繰り返しのようなモーメントについ、笑う。
「ううん。 幸せだなって。」
おわり。
お読み頂きありがとうございました(*^^*)