あきらとゆき 7 | ★wide range★

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「圭、 土曜日はご両親のお墓参り 僕たちも行くから。」

 

いつもの昼休み。

 

いつもと同じだが、いつもと違う

 

敏と圭。

 

どうしたんだ 一体・・・・・

 

「うん。ゆき 用事ないのか? 俺一人でも平気だよ?」

 

「オンマも行くし、大切なことだ 変な気遣いはなしだよ?」

 

「うん。ありがと。」

 

? どこが違う 何が違う ?

 

敏は、圭って呼んだか?  急に呼び捨て??

 

圭は、なんか気持ち悪いぞ

 

従順なこいつは近年見たことがない。

 

「晟、力持ちだから、荷物持ってね。」

 

「え? ああ・・・・・てかゆきだって腕力あるだろ お前が持てよ。」

 

「ゆきは花か線香を持てばいいんだよ・・・・・いや俺が持てばいいのか。」

 

な?と圭は、敏に微笑む。

 

それくらい持てるよ~と いつもと同じのんきな敏

 

だが違う。

 

敏の圭に対する おどおどした態度がない。

 

圭が体調悪かったあの日に何があった?!

 

圭もいつものように揶揄わないし・・・・・。

 

どっちが頭打った?

 

いやそうじゃない。

 

何かしらの取り決めがあったに違いない。

 

提案したのは恐らく 敏だろう。

 

横柄な態度の弟を服従させる何か。。。。。

 

 

「なあ お前ら なんか変じゃね?」

 

談笑してるところ悪いが、、、、、

 

こっちも落ち着かないんだわ

 

「変って・・・・・? 晟こそ今日は静かだね。」

 

「家帰らないで、夜中にウロチョロしてるからだろう ゆきを見習え?」

 

全く どうなってんだ・・・・・

 

圭のやつ、、、、、完全に手懐けられてんじゃん

 

どうやったんだ 敏・・・・・・。

 

「気持ち悪いんだけど、、、、圭 お前、、、、、」

 

「ゆき、口の端、、、ソースついてる・・・・・」

 

圭はそこそこと指示する。

 

「どこ? ・・・・どう?」

 

敏は、舌先を少し出し舐めとろうとするがうまくいかない。

 

「ここ・・・・・ うん 綺麗になった。」

 

圭は、敏の口の端についたソースを拭い その指を舐める。

 

俺たちをサークル状に囲んで、昼食を摂るクラスメート及び、他のクラスの女子たち

 

彼女たちの凄まじい叫び声に 耳が聞こえなくなる。

 

飯食ってんのか 俺たちを観察してるのか・・・・・

 

何事だと 教室の外には人だかりができている

 

 

勘弁してくれよ。

 

なんだっていうんだよ

 

敏も 圭も

 

「ありがと 圭。」

 

敏が一番 おかしい

 

いつもなら そんなこと止めてよ!が決まりの反応なのに。

 

 

「圭、部活終わったら 話がある 付き合え。」

 

俺は、弁当箱をバッグパックに詰め込み

 

圭の返事も聞かずに、教室を出た。

 

 

 

何をそんなにイライラすることがあるんだ?

 

仲良きことはいいことなんだろ

 

俺だって そう思っていただろう。

 

今までが険悪だっただけに、変わった二人に混乱する。

 

急すぎるんだよ。。。。。

 

少年老い易く・・・・・

 

少年よ・・・・・

 

こんなのあったよな。

 

俺だけ ついていけてないのか?

 

二人にとって 俺は変わる必要はないのに。

 

間違っているのか 俺が?

 

 

部活 身が入らないよ・・・・・

 

圭が逃げないように 

 

早く上がって、 声楽部の窓越しにお前を見張るよ。

 

聞きたいことがあるんだ

 

どうしても はっきりしておかなくては

 

 

この時は、焦りでそう思った

 

俺が、双子の片割れ

 

俺の方が、崩れることになるとは

 

その時はまだ 思わなかった。