あの丘で君を待つ ①著 チョ・ギュヒョンー変化する君の本とclaviaー | ★wide range★

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ソンミナ、、、、、いつだった君が、想像した俺のストーリー

 

君の頭に浮かんだことを いや、違うかもしれないが、、、、、

 

恐らく、俺の構成の範囲内に適合したとして

 

話の終わりは、やはり 残酷なものになってしまったよ

 

故に とても美しく 終わらせることができたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ヌナ、、、、、どうしてここに・・・・・?」

 

「貴方こそ・・・・・妹を恋しくなって来たのかしら?」

 

 

違うよ、、、、、僕はいつもここにいる

 

そう 

 

彼女を感じられるこの場所に

 

 

「何か 解ったことでもあるのですか?」

 

「いいえ、、、、、警察はそろそろこの件からは手を引きそうよ。」

 

もう、諦めるしかないのかしらと、、、、、木の幹を指でなぞる

 

「エンが失踪して もう3年です。。。。。俺もそろそろだと、、、、、」

 

「忘れたいでしょ?  忘れられなくても・・・・・」

 

打ち切れば 私たちが諦めがつくとでも言いたいの?と 悲し気に少しの怒りを帯びた目が僕に向く。

 

黙ってはいたが、僕への容疑が晴れたあとも、何度か、警察に身辺を洗われていたことを

 

ヌナに話すべきか

 

エンの姉は、最初から今まで ずっと僕を疑っている

 

失踪の要因を作ったのは僕だと。

 

容疑だと言ったが、警察は、殺人の線も兼ねて 僕をマークしていた。

 

起因するものならば、恋人同士なら幾つもある

 

そのどれもが、怪しく、捜査の直観に結びつくこと

 

しかし その反面 どれもが取るに足りない 恋人同士の些末な日常に他ならない

 

一度は疑われても、実況も証拠も不十分として扱われた。

 

今更だよな、、、、話すのは止めておこう。

 

警察に突き出されるのは、御免だ。

 

「何を考えているの? 妹を屠った経緯かしら?」

 

「ヌナ、、、、、露骨すぎますよ。そんなことよりも・・・・・」

 

そんなことよりも何?と完全に眉を潜めて 僕を責める

 

「エンが、どこかで幸せに暮らしていればと思うんです。 僕とでは成しえなかった幸福を。。。。。」

 

ヌナ、、、、、本心なんですよ?

 

「私だって、そう願うわ。 貴方じゃ役不足で、去ったとしてもね。」

 

湿気を帯びた風が、二人の間を吹き抜ける

 

午後からは雨の予報だ。

 

夏至の時期を過ぎれば、暑さは尚 増し

 

緑は蒸し  この丘も、明るい草色で覆われ

 

独特の夏の匂いを飛ばす

 

この後降る雨も、大地を美しく彩るための糧

 

降り注ぎ、地中に染み  また、空へと立ち昇る

 

エン 君も、春の衣を脱ぎ捨てて、薄布に身を包み、溢れんばかりの笑顔で空に昇るだろうね

 

想像するよ 美しい君が、 僕の頬を撫で 飛び去って行くのを

 

「僕も努力しました。 しかし 僕の元には戻りません。」

 

「貴方とは ここで会うのが最後になりそうね。」

 

「そうかもしれませんね、、、、、ヌナ、、、、、お元気で。」

 

会う必要がなくなるのは

 

僕にとって 最も安堵すべき事柄

 

ヌナは最後に大木を眺めて、振り返りもせず 丘を後にした

 

エン、君の姉さんとは 最後まで仲良くはなれなかったよ。。。。。

 

 

まだ 今すぐには降らないだろう?

 

僕は、草の上に腰を下ろす。

 

そろりと幹に身体を預け 目を閉じる。

 

僕らの逢瀬には、いつも陰を作ってくれた大木

 

あの頃は、君が持ってくる ブランケットの上で寛いだね

 

雨が降れば、用意のいい君は、傘をさして二人で入り込んだ。

 

陽が降り注げば、暑いからと 素肌を晒す 君に戸惑いながらも

 

目を細めて 溌剌とした様を見ていたよ。

 

風が強く、凍えそうな日は、ピタリと寄り添って

 

暖かいと胸元で囁く 君が愛おしかった。

 

ここは 僕らにとって 無くてはならない場所。

 

口づけを見ていたかな 大木よ、、、、、。

 

 

「エン、、、、、僕を感じるかい? 君がいる場所で。」

 

小さなバッタが、革靴の上に飛び乗る

 

「エン、君の我がままを赦した 僕を感じ取れるかい?」

 

ザアっと 風が 葉を揺らす

 

足元の 長く伸びた 草も薙ぎ払う

 

「エン、 君のそばに行きたいけれど、 まだ先になりそうだ。」

 

待っていてくれるかい?

 

僕らだけの場所で。

 

あの丘で 君を待つ

 

この先、ずっと 君を想って。

 

 

 

 

文豪(笑)チョギュヒョン氏の書く 『あの丘で君を待つ』 のラストシーン

 

次回は、ソンミンさんが 発売されたばかりのギュの本を読んで、 ギュに問うていきます

 

ソンミンさん視点です。

 

図書館のギュの仮宿で、まどろみながら 分厚い本を寝そべりながら ギュの隣で読み耽る

 

「ねえ、キュヒョナ エンはやっぱり。。。。。。」 と悲しい顔で聞くのでしょうね。

 

季節も、梅雨に合わせて、 しっとりと^^

 

小説家の小説まで書いちゃうという 面倒な作業でした(笑)

 

ではでは、 また次回でーす!

 

お読みいただきありがとうございました。