「おはよう、ドンヘ。」
話しかけるべきか。
フロアに座り込んで、テーピングを巻くドンヘの姿が目に入る。
踏み出そうとした足を引っ込める。
今朝の行為がフラッシュバックする。
同時に襲う自責の念。
間違ったことだったのか。。。。。
唐突だったと後悔したキュヒョンの顔が浮かぶ。
「ソンミニヒョン! 来てたんだ!」
犬のように駆けてくるドンヘ
きっと飛びついてくる。
倒れまいと、足に力を入れる。
「・・・・・ヒョン、、、、誰の香り?」
「え?」
シャワー浴びたのに。
ドンヘは僕を離さない。
「誰と居たの?」
誤魔化しても無駄だろう。
「キュヒョン。」
ぎゅうっと 抱きしめる力が強くなる。
「俺の気持ち 伝わったんじゃなかったの?」
「ミアネ ドンヘ。」
「なんでこんなことになったんだよ。」
「場所変えよう。 こんな話できないよ。」
自分がしたことなのに 君を諭すような言い方をした自分が嫌だ。
僕に言い訳ができるとしたら、キュヒョンに出会って、僕はすでに惹かれていたんだ。
出会ってすぐに 彼に恋をしていた。
意識はしていなかったから、彼には普通に接していたつもり。
君のことは好きだったし、告白されたときは ドンヘとなら付き合えるって思ってた。
そんな矢先、キュヒョンからも想いを伝えられた。
僕の中の不確かだった気持ちにピントがあった瞬間だったよ。
そこからは、早かった。 僕たちがそうなるまで時間はかからなかったんだ。
君とよりも、密に過ごした結果、、、、僕たちは確実に恋に落ちたんだ。。。。。
こんなこと、不実な僕が、切々と語ったとしても、ドンヘ、、、、、お前の心には響かないよな。
謝るべきは僕だ。 だから理解してほしい。 まだ始まっていなかったと。
君の誠実な姿勢で終わらせて欲しい。
朗々と弁明するのは おこがましい。
ドンヘよりキュヒョンを愛してる。
はっきり言えたら 勇敢だと思えないか?
「好きって言われたの?あの人に。」
「うん。」
「先に告白したのは俺だけど、、、、、そうじゃなくて!」
「ミアネ ドンヘ。」
謝るしかできなくて ごめん。。。。。
「ヒョンも、好きなの?」
「うん。 好き。」
落胆するよね。
「ソンミニヒョン、俺とは始まらないの? 気持ちを伝えただけで終わるの、、、、俺、ヒョンと恋人として過ごしたい。」
「僕は、お前の気持ちを裏切ったんだ、、、、だから無理だよ。」
ドンヘ、、、、、 君の告白を軽んじた。
酷いヒョンを赦して。
「解った。 もういいよ。その代り 俺の願いを聞いてほしい。」
「なんでも言って。 償いには程遠いかもだけど。」
ドンヘは、真剣な表情を向ける。
「一日だけ、ソンミナの恋人にして。」
