夏の水分補給

　運動時の汗のベタベタした感じは嫌われます。
　血中の塩分濃度が高い人の汗はベタつく傾向があります。普段から水分をよくとって、血中成分の濃度を希釈すれば、塩分も体の外へと流れて行きます。運動時の汗も自然とサラっとしたものに変わっていくはずです。
　なかには気になっていた体臭にも変化があったと報告する人もいます。

　当然ながら、コーヒーやみそ汁で摂る水分には、砂糖や塩分が含まれているので、そうした飲み物とは別に、真水を普段から飲むということは重要です。

　ヨーロッパ産のミネラルウォーター、コントレックスはいわゆる「硬水」で、ミネラルが豊富に含まれている反面、味には少し癖があって和食などの調理には向きません。体の中のミネラルバランスを過激に変化させる場合には使えるかもしれません。
　しかし、ナチュラルに血中の塩分濃度や、その他の成分濃度を希釈するなら、日本の各地から湧き出ている自然の水が一番です。

　ビールを飲んでいるときに、トイレに行きたくなる理由を知っていますか？
　アルコールと同時に吸収された水分が、血管を通って脳下垂体を刺激し、利尿作用を引き起こすからです。アルコール自体にも抗利尿ホルモンを減少させる力があるので、同じ量のお茶や水を飲んだ時より、小便の出がよくなるのです。

　尿を排出したあとの体内の血液は濃度を増しているので、すぐにでも水分補給が必要。二日酔い対策と兼ねて、水分補給を心がけましょう。



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水分とリンパ液の密接な関係

　血液やリンパ液の流れが澱んでいると、体内の老廃物の運搬・排泄運動が働きにくくなり、内臓の機能も低下します。見た目にも顔や身体がむくんでしまい、栄養分や酸素と一緒に毛細血管の外側へ滲出した血中成分が、静脈流やリンパ栓の中に効率良く吸収されず、細胞と細胞の無数の隙間に必要以上に溜まってしまうことになります。

　水分は、リンパ液のなかの９０％にも達します。
　リンパ液の中の水分比率が低下していると、体にむくみが出るので注意しましょう。



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水と自律神経

　日本アルプスの天然水を「回帰システム」という特殊ろ過装置に通し、セラミック素材を通過させた活性水を、「回帰水」と呼ぶそうです。この水を正しい用法で飲んでいる人は、風邪の治りが早くなった、アトピーが以前より改善した、冷え性が治った、という健康効果を感じている人が多いと聞きます（女優の青田典子（バブル青田）さんなど）。

　冷え性の大元の原因は、体の水分が滞留しているために、本来身体にに存在している熱を、水分が奪ってしまうことです。体を温めるのももちろん重要ですが、同時に血行を良くするために、一日数回に分けて頻繁に水を飲むことも有効な対策となります。

　血行が悪ければ、体のすみずみまで酸素や栄養が染み渡らないので、せっかく食べ物から摂取した栄養分が無駄になります。細胞が活性化するように、また、自然治癒力や免疫力を高めるためにも、品質の良いミネラル・ウォーターを定期的に飲みましょう。

　青田典子さんは１日３リットルを目安に、水分補給を意識しているようです。
　医薬品のように即座に効果を実感できはしないので、長く継続していく必要があります。

　ミネラルが多く溶けた水分を継続的に摂取することによって髪や爪の質が頑丈になるので、女性はマニキュアやカラーリングに強い体を作ることができます。

　また、女性の大敵、便秘の解消にも役に立ちます。
　ヒトの腸は構造上、一箇所が詰まると別の一箇所が伸びます。それらを交互に行うことで便を徐々に動かし、最終的に排泄します。これを蠕動（ぜんどう）運動と呼びます。
　
　蠕動運動をコントロールしている器官は「自律神経」と呼ばれる不随意神経です。「自律神経」は、人間が脳内で言葉を使って考えることなく、自動的に人間の肉体を調整したり作動させたりする神経です。ヒトの内臓のほとんどを包括的に制御しているのです。

　血液がにごってドロドロになり、水分が停滞している状態は、自律神経にとって良い状態ではありません。水健康法で自律神経に健全な影響を与え、健康的な毎日を送れるようにしましょう。



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