DAY 2 高岡編
今日も分刻みのスケジュールを立てているものですから、7時30分発の氷見線に乗って、雨晴駅に向かいます。
平日の早朝とあって、乗客のほぼ全員が高校生です。乗っている時間は30分足らずですが、見知らぬ土地でローカル線に乗って、「呑み鉄」の気分です。
高校生が一斉に降りてしまうと、閑散とした車内で、ポツンと数人の観光客だけが取り残されてしまいました。その観光客の目的地もやはり雨晴駅です。
次第に青空が見えてきましたが、どんよりした天候です。雨晴・・・。駅名が雨晴と言うくらいですから、天気の移り変わりも結構あるのかも知れませんね。と適当なことを言っていますが、やはり、駅ポスターで見る「ほ・く・り・く」の代名詞の立山連峰は見れませんでした。
でも、この駅の感じ、良くありませんか。
氷見線は日中は一時間に1本くらいしか本数はないのですが、平日のこの時間は高校生の通学タイムということもあって、上りの電車が30分後にくるのです。ですから、効率よく高岡駅に戻るためにも、約30分と限られた時間の滞在となりました。
駅に降り立って初めて気が付いたのは、雨晴海岸まで450mもあるということです。往復で900mです。のんびり歩こうものなら、行き来だけで15分くらいかかってしまいます。実際、そのくらいかかりました。
踏切の先に雨晴海岸のビューポイントがあります。
下の白い近代的な建物は、道の駅「雨晴」です。早朝ということもあって、オープン前でしたが、来られる方は寄られると良いと思います。海岸線が見えるオシャレなカフェがあります。
富山湾沖を目を細くしてじっと観ていましたが、やはり、立山連峰は見えませんでした。気温が23度もあって、大気もどんよりしていたせいでしょう。また、来たいと思います。
写真の右側に見える奇岩が「雨晴」の語源につながる大岩なるものでした。
源義経が兄頼朝から追われたため、奥州に戻ることになるのですが、その際に、この地に来たところ雨に降られ、この奇岩の下で雨宿りして、晴れるまで過ごしたことからきたようです。岩の上には「義経社」という祠がありました。
立山連峰を抜きにしても、素晴らしい景観でした。
ギリギリ、雨晴駅に戻ることができ、蜻蛉返りで高岡市内を観光します、それも半日で。
市内エリアから見ても「自転車」が一番効率的な「足」と予測し、駅構内にある観光案内所でレンタサイクルを利用しました。「ママチャリ」でしたが、正解でした。
最初に訪れたのは、江戸初期に建てられた「瑞龍寺」です。高岡の開祖の前田利長の菩提寺で、建物は国宝に指定されています。やはり素晴らしいお寺です、ここはオススメです。
高岡駅の東西自由通路を通り、駅の反対側に出ます。次に行ったのは「高岡大仏」です。
日本三大大仏と言われ、奈良、鎌倉、そして高岡と称されています。
その大仏様の隣に「AMIDA COFFEE」があって、ここでおみくじ付きのカステラをいただきました。「大吉」が出ました!
高岡といえば、北陸道の歴史的建造物が残された街並みが有名です。大きく、2ヶ所あります。
土蔵造りが並ぶ「山町筋」と、鋳物師の町「金屋町」です。ともに、素晴らしいところでした。ここも絶対見逃せません。
この日は平日ということもあって、人通りも少なく、自動車の交通量も多くないので、ゆっくり散策することができます。私もママチャリから降りて、歩いてみました。
この赤煉瓦の建物は、大正時代の建物で元銀行だそうです。監修は東京駅を設計した辰野金吾です。
鋳物師の町、金屋町は江戸時代にタイムスリップしたかのような街並みです。
お昼を過ぎたところで、行ったのがドラえもんファミリーのオブジェのある高岡駅前です。そうです、高岡は藤子・F・不二雄の故郷なんです。ドラえもんファンにとって、聖地ですね。
オブジェの先に「富山ブラックラーメン」の看板が見えたので、ここでランチをいただくことにしました。
富山で食べられなかったので、ちょうど良かったです。もちろん、黒醤油ラーメンをいただきました。色の割に辛くなく、とても美味しいラーメンでしたよ。
予定の時間を1時間ほど過ぎてしまい、当初計画していた在来線「あいの風とやま鉄道」に乗り損ねてしまったので、城端線を使い新高岡駅に行き、北陸新幹線で金沢駅に向かうことにしました。全部、フリーきっぷなので新たな料金は発生しません。
午後は金沢市内観光です。
超ハイペースの旅はさらに続きます。高岡編も動画を作りましたので、良かったらご覧ください。

















