いざ、鎌倉へ

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も、いよいよ佳境に入ってきましたね。頼朝に寄り添いつつ、不正義を決して許さなかった義時でしたが、9月25日の第37回「オンベレブンビンバ」では、父の時政から「おまえも、頼朝様に似てきたな」と揶揄されるシーンが出てきます・・・。次回が待ち遠しいですね。

ということで、今回は、私の自宅から近い鎌倉にやって来ました。「鎌倉殿の13人」大河ドラマ館とゆかりのお寺を巡る旅をご紹介します。

 この日は台風一過ということもあって、雲一つない秋晴れです。また、3連休の最終日なので観光客も大勢いらしてました。

 

 

 「鎌倉殿の13人」大河ドラマ館

 鶴岡八幡宮をお参りして、いよいよ「鎌倉殿の13人」大河ドラマ館にやって来ました。場所は、下の地図でもお分かりの通り、境内の中にあって大きな義時のパネルが目を引くのですぐわかると思います。

 

 

 門を入ってみると、鎌倉文華館鶴岡ミュージアムがドーンと建っています。隣には、おしゃれなカフェがあります。奥の方にあるチケット売り場に向かいます。大人1,000円、子ども500円とちょっとお高い感じがしましたが、入ります。

 

 

 観覧者が多い時は、入場制限を行なっているようです。中に入ると、入場券と引き換えに一人ひとりにパンフレットが手渡されます。このパンフレットで「鎌倉国宝館」と「鎌倉歴史文化交流館」が無料で入場できますとアナウンスされます。両館とも入場料が400円なので、何だか急にお得に思えてきました。

 

 

 会場に入ると、ドラマで使用された衣装等の実物展示や映像展示があって、大河ドラマのファンは、きっと釘付けになります。写真撮影もOKですよ。鑑賞時間は30分程度でしょうか。

 

 

 出口には「ゆかりの地マップ」のパネルが展示されています。携帯用のパンフレットも充実していますから、「鎌倉殿の13人」ゆかり鎌倉散策にはもってこいです。

 

 

 鎌倉国宝館「北条氏展」

 折角なので、パンフレットの半券を利用して、境内の中にある「鎌倉国宝館」を見学します。大河ドラマ館から徒歩3分ほどの距離です。今は「北条氏展〜義時と実朝・頼経〜」がテーマで、北条氏ゆかりの文化財を見ることができます。鎌倉だからこそ見られる展示内容でとても価値があると思いました。

 

 

 ここから、北条氏ゆかりの鎌倉散策に向かいます。行き先は、鎌倉五山の第三位で北条政子が開基した「寿福寺」です。鶴岡八幡宮から、横大路を通って、800メートルほどのところにあります。途中、右側に「鎌倉市川喜多映画記念館」があるので目印にされると良いですよ。

 

 

 北条政子・実朝ゆかりの「寿福寺」

  「寿福寺」について、「鎌倉観光公式ガイド」には次のような解説があります。

1200(正治2)年、源頼朝の妻・北条政子が頼朝の死後、頼朝の父である義朝の旧邸跡に明庵栄西を招いて創建した寺で、13世紀後半になって禅宗の寺院となりました。本尊は釈迦如来坐像。その脇には大きな仁王の像があります。
​​鎌倉五山の第三位。三代将軍実朝もしばしば訪れ、最盛期には十数か所の塔頭を擁する大寺であったといいます。

山門から石畳の参道が中門まで続いており、現在は中門の手前まで拝観できます。

 

 山門から石畳の参道を通り、真っ直ぐ進むと「中門」が見えてきます。

 

 

 本堂には入れません。墓地に行くには、中門に向かって、左側に進み、突き当りを右側に折れます。山際に「やぐら」がいくつも見えてきます。北条政子と源実朝の墓といわれています。中にはともに五輪塔が建てられています。寿福寺には、明治時代の外務大臣「陸奥宗光」や作家の「大仏次郎」の墓もあります。

 

 

 帰りは「寿福寺トンネル」を抜け、鎌倉時代からのゆかりの地「扇ガ谷」のまちをゆっくりと訪ね歩き、鎌倉駅に向かいます。秋の紅葉の時期はもっと素敵ですよ。