亀ケ谷坂切通を抜け、化粧坂切通に向かう途中で、海蔵寺をお詣りしました。
海蔵寺は、扇ケ谷の北の谷間にある臨済宗建長寺派の古刹です。
応永元年(1394年)鎌倉御所足利氏満の命により、上杉氏定が再建したと伝えられています。
本堂は、関東大震災により倒壊し、のちに再建されています。
午後になり、折角の庭園が日陰になってしまいましたが、谷間を活かした景観と湧水による池が見事な風景をつくりだしています。
解説にもあるように、鎌倉の交通の要衝になっていることから、元弘3年の新田義貞の鎌倉攻めでも戦場となった場所になっています。また、都市鎌倉の境界に位置する葬送の地でもあったようです。
化粧坂切通は入口から急な上り阪です。また、地面は荒れている状態が続きます。崖が崩壊しかかっている場所には青いビニールシートが掛けられています。
ここから、大仏ハイキングコースを通って、大仏切通に向かいます。
まさにハイキングコースです。道がぬかるんでいるので、慎重に歩きます。
ここで、大仏ハイキングコースから離れ、大仏切通のコースに向かいます。
言われると切通の雰囲気を感じますが、ハイキングコースと余り変わらないのかもしれません。
漸く県道に出ました。ここから大仏様を通り、長谷に向かいます。
今回の「化粧坂切通」から「大仏切通」のコースはこちらです。