「大山街道を歩く」の3日目、下鶴間宿から海老名宿を巡ります。小田急線の鶴間駅前を通り、旧矢倉沢往還に沿って泉の森方向に歩いて行きます。
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鶴間駅近くのお蕎麦屋さんでオススメのダッタン蕎麦をいただきました。高血圧の方に効果があるみたいです。

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泉の森、大塚本町を過ぎ、海老名市に入ります。この赤坂石像物は、赤土で急な坂であることから付けられたと言われています。道標には、「右国分  左大塚  鶴間」の文字が見えます。

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赤坂石像物の近くに、「渡辺崋山ゆかりの道」の説明板があります。崋山は、江戸時代の画家、洋学者として有名な人物ですが、天保2年(1831)に弟子を伴い、江戸赤坂を発ち、少年時代にお世話になったお銀さまを訪ねています。20年ぶりの再会は「遊相日記」に詳しく書かれています。

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しばらく歩き、厚木街道に合流すると目久尻川が現れます。

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大山街道にかかる橋として、宝暦7年(1757)に石橋として作りかえるために募金活動をした地元の恩人、重田七三郎の功績をたたえるために建てられたものです。

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また、目久尻川の近くに逆川碑があります。逆川は、日本で最も古い運河と伝えられています。洪水から村を守るために人の手で目久尻川から水路を作り、土地の高い方に流れを作ったところから、逆川と名づけられているようです。

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逆川の由来が書かれています。

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大山街道と八王子(藤沢)道の交差するところに相模国分寺保存指定地の碑が建てられています。国分寺は、天平13年(741)に聖武天皇によって建てられました。法隆寺と同じような建物の配置になっています。全国の中でも大変規模の大きい国分寺であったようです。

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国分寺跡は、現在、歴史公園となっています。敷地内に当時の建物の配置案内板が建てられています。

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国分寺跡跡歴史公園の全景です。

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国分寺の近くに大欅があります。木の周りは、7.5メートルあり、樹齢は、560年以上と言われています。
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海老名駅を越え、小田急線の陸橋から駅付近を振り返りました。
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陸橋を降りたところに、海老名市中央図書館があります。この図書館は、近年、レンタルビデオのTSUTAYAを指定管理者にし、運営させていることでニュースになったところです。
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試しに入ってみました。入るなり、超満員のスターバックスがあり、販売用の書籍コーナーがありました。
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とてもおしゃれな感じですが、どこから図書館のエリアなのか分かりません。図書館の利用者の評判はどうなのでしょう。
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2階から1階全体が見渡せます。
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当時は、相模川に橋はなく、厚木の渡しを使っていました。
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相模大橋から大山阿夫利神社がある丹沢連山を眺めます。
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鶴間から厚木までの大山街道マップ
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続く