豊橋駅にはオシャレな路面電車が走っています。市内の主要な交通手段のようです。向かいのビルには、「鈴木明子選手のオリンピックお疲れ様」の垂れ幕が掲げられていました。
アイススケートの鈴木明子さんは豊橋市出身なんですね。さて、今日のコースもタフなので、昨日の疲れと北西の強い向い風がスタミナを奪うのではないかと少し心配です。

できるだけ寄り道を避けるため、街道から少し離れている吉田城には寄らずに先を急ぐことにしました。豊川沿いに建つ聖眼寺でお参りしました。芭蕉の句碑があります。

豊川放水路の橋「高橋」とそこにつながる旧街道はとても狭く、歩道もない所もあり、非常に危険なルートです。しかも、豊橋魚市場もあるからでしょうか、交通量もとても多いので本当にヒヤヒヤ
の連続でした。この建物は元禄16年創業の菜種油の店のヤマサンです。今は近くに近代的な工場で生産が行われています。

伊奈村立場茶屋跡。ここでは当時、道中薬「良香散」を売っていたそうです。

佐奈橋のたもとに春の訪れを知らせる菜の花が一面に咲いています。
大社神社。徳川十四代将軍家茂は長州征に向かう途中、戦勝祈願するため立ち寄り、短刀を奉納されています。

東林寺。旅館大津屋の遊女4人が入水したため、主人は当寺に葬り、旅籠を廃業し、味噌屋に転じたと伝えられています。

御油の松並木。樹齢300年以上の黒松350本が600メートル続いています。日本の名松百選にも選ばれています。

赤坂宿の酒屋の看板は歴史の香りを感じさせてくれます。

赤坂宿の問屋場近くにある尾崎屋。曲輪の老舗だったようです。

旅籠屋の大橋屋。東海道五十三次の紹介では必ず登場する老舗旅館で広重のモデルにもなっています。私が訪れた時はまだ宿泊することができましたが、平成27年3月に廃業され、豊川市に寄付をされています。今後、公開が待たれます。二階には松尾芭蕉が泊まったという部屋があると紹介されています。

赤坂宿の里山に咲く桜が春を呼んでいます。

法蔵寺の境内には新選組の近藤勇の首塚があります。板橋で処刑され、京都で晒されていたところ、同士がこれを盗み出しここに葬ったもの。長い間、秘匿されていました。

法蔵寺の境内。

医師宇津野氏の長屋門。宇津野氏はシーボルトの医学を学んだ蘭方医。今も末裔の方が病院を経営されているようです。

藤川宿にある名奉行の大岡越前守陣屋跡。

大平一里塚跡。
岡崎宿で見つけた思いっきり味わいのある銭湯を見つけました。この設えを見たら入らない手はないでしょう。

銭湯は小さく龍城温泉と書いてあります。もしかして天然温泉?暖簾をくぐると昔ながらの番台があり、女将さんが出迎えてくれます。風呂場には常連らしきお客さんが1人だけ。やっぱり銭湯は疲れを癒してくれますね
。

脱衣所にはレトロではありますがサウナもあるのです。ロッカーには宣伝広告が書かれていて、一世を風靡していた頃の銭湯「龍城温泉」を垣間見たように感じました。岡崎ではABホテルに泊まりました。1泊2食で6800円、朝食付き。
2014.3.22 豊橋〜岡崎
46.7㎞ 58378歩 2771.4kcal 490分
晴 最高気温14度 北西の風・強風 体感温度5度くらい