後編です。引き続き、島田宿から金谷宿を目指します。
朝顔の松公園。

大井川橋を渡り切るのに11分かかりました。江戸時代はさらに川幅が広かったのでしょうから、やはり渡しは命がけだったに違いありません。駿河國から遠江國へ。

八軒屋橋。当時、京都からきた旅人は、大井川の渡しは天候に左右され、大雨が続けば何日も足止めとなることも。大井川の両岸には何軒も旅籠が建ち並んでいました。

秋葉神社。旅人はここで川越の安全を祈願したのでしょう。

往還橋です。渡り終えると祝杯を上げたそうです。当時は、一大事だったことが窺えます。

一里塚跡が遺されています。当時は榎が街道の両側にあったことがわかります。

金谷駅。レンガが美しい駅舎です。今日の旅はここまで。

上りの東海道本線に乗り、富士川駅を過ぎた頃、夕日を浴びた富士山が車窓に現れました。
近くに座っていた乗客が口々に「赤富士」!と叫びながら、一斉にシャッターが鳴り響いたのです
。
みんな富士山に魅せられてるんだな~。お互いに親近感を覚えた瞬間でした。
私もまたとない機会と、急遽次の富士駅で途中下車。しかし、夕日が落ちるのは早く、思うようには撮れないものです。
後から知ったのですが、これは「紅富士」という現象で、「赤富士」とは、雪がない富士山のことのようです。初めて知りました。

富士駅前から見た「赤富士」、ではなく「紅富士」。


2013.12.29(日)晴れ 6:04~19:45
藤枝宿~金谷宿
27.93km 34917歩 1657.6kcal